今年ブレークが期待されている塩見の猛アピールが止まらない。16日の巨人戦では3打数3安打3盗塁と如何なく実力を発揮してくれた。これでオープン戦の打率は.410となった。ホームランも2本放っているし、盗塁は9つ決めている。盗塁に関しては盗塁死も5つあるため数だけで評価する事は出来ないのだが、それだけ出塁して、それだけチャレンジしている姿は評価できる。ここまで貪欲にガツガツ行く若手野手を見るのは久々ではないだろうか?
昨シーズンは怪我で出遅れたものの2軍ではしっかり結果を残し、アジアウインターリーグでも格の違いを見せ付けてくれた。そして今年のオープン戦でも圧倒的なスタッツを残してくれている。ヤクルトはバレンティン、青木、雄平に坂口も含めてベテラン外野陣が元気であるため塩見が簡単にレギュラーを奪う事は出来ない。それだけにオープン戦で結果を出し続ける必要があったのだが、流石にここまでの数字を残す事は予想出来なかった。ベテラン勢が順調に調整しているだけに開幕スタメンは難しいと思われるが、これだけ結果を残されると小川監督を始めとする首脳陣も悩むのではないだろうか?16日のゲームも9番DHでの出場であり、何か他の選手にアクシデントなどがない限りはスタメン出場を勝ちとる事は難しいのだが、そんなことはお構いなしに猛進する塩見の存在はヤクルトに新たな風を吹き込ませてくれている。どこまでも荒削りだが、打席での対応力もあり、ポテンシャルの高さを感じさせてくれる。
もしかすると開幕直後は塩見にとって非常に難しい起用が続くかもしれないが、キャンプ、オープン戦で我武者羅に突進し続けた今の気持ちを忘れる事なくゲームに入って行ってもらいたい。昨シーズンは1軍で1本のヒットを打つ事に大苦戦したのだが、今シーズンはこのまま突き抜けて行ってもらいたい。
私はドラフトで指名された時点では塩見のことは全くのノーマークだったのだが、ポテンシャルの高さと猪突猛進とばかりに突き進む姿勢に震えている。とんでもない選手がいたものである。後は公式戦で結果を残すだけである。
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コメント
普通に見て塩見の成績やアピール度を考えたら開幕スタメンなのでしょうけど、実績がないので途中出場でしょうね。
青木は精神的支柱で少しくらい悪くても外せない、バレンティンも長打が塩見よりあるので先発でしょうし、雄平が調子落ちれば即入替えでしょうけど昨年から雄平はコンスタントに率を残せる打者になっているので3割キープするようだと外せないので現状では控えの外野1番手とベテラン外野陣のお休みの時にスタメンというところですね。
それにしても、もったいないですよね。調子が良いときに使ってあげないと伸びないし実績を積めないのが心配で、調子落ちの時に起用がなければいいのですが。
> kさんへ
この外野陣に食い込もうとしている若手が出てきた事自体が大きな楽しみですよね。