ヤクルト5-13阪神
私はどちらかと言うとポジティブなタイプのヤクルトファンではないと思っている。しかし今日に関しては、谷間の大下が先発であったとしても今の阪神打線の状態であれば5~6回は投げきれると思っていたし、相手の先発が近年結果を残せていない岩田という事もあり、試合前は6-4くらいでヤクルトが優位に立っていると感じていた。
しかし結果は、大下は初回から阪神打線に掴まってしまい、大差が付いた中で岩田には完投を許してしまった。私が想定していたゲーム展開とは全く違う展開となってしまった。先週良い形で広島、巨人戦を終える事が出来、今週も阪神相手にいいスタートを切っていたため自分自身少し気持ちが浮ついていたかもしれない。ファンやチームが一旦頭を冷やすにはいいゲームになったかもしれない。
それにしても大下が2回1/3しか持たないとは思わなかった。初回から細かいコントロールが付いておらず、抜けた変化球や甘く入ったボールをことごとく阪神打線に捉えられてしまった。初回は大山に3ランを浴びた後に中谷にもタイムリーを浴びてしまったし、3回には大山に2打席連続となるホームランを浴びてしまった。
リリーフからの先発という事で調整が難しかった部分もあったかもしれないが、昨シーズン後半に見せてくれたボールのキレ、コントロールはなく、昨シーズンの前半戦の大下を見るような投球内容だった。本来であれば失点を重ねても最低でも5イニングくらいは投げてもらいたいと首脳陣も考えていたはずである。そんな期待を裏切るような投球となってしまった。
そして後を受けた中澤、風張も阪神打線の勢いを止める事が出来ず、失点を重ねてしまった。勝てていたため目立っていなかったのだが、ヤクルトの投手陣の選手層は決して厚くない事を思い知らされるゲームとなった。
大下、中澤、風張はどうやら2軍に降格するようだが、次昇格するときにはしっかり結果を残せる状態で戻ってきてもらいたい。
打線に関しては、若手で明暗が分かれる結果となった。太田はマルチヒット、村上は5号ホームランとここ数試合の好調を維持している。その一方で先発マスクを被った松本直はいいところなく、序盤で西田にマスクを譲る事となり、途中出場を果たして廣岡、塩見も結果を残せなかった。
注目はやはり村上である。今日は岩田の外角の変化球を左中間スタンドに運んでみせた。この打球が村上の1つの長所である。左ピッチャーのあのコースのボールを左中間スタンドに運べる打者はそう多くはないはずである。それをプロ2年目の19歳の青年が行ってしまうのだから驚きである。この3連戦、阪神バッテリーが目に見えて警戒し始めている様子が伺えた。また各球団が村上への攻め方を改めてくるはずである。村上もクレバーな選手だと思うため、この辺りは相手バッテリーと村上との駆け引きが面白くなりそうである。
逆に廣岡と塩見は中々結果が残せない。廣岡は開幕からヒットを1本も打つ事が出来ず、どうやらこのまま2軍落ちとなるようである。これだけ結果を残せなければ致し方ないだろうか?そして塩見は終盤の代走など働きどころはありそうなのだが、オープン戦で結果を残したバッティングが昨シーズン同様散々である。難しい起用法をされていることは確かなのだが、今日のようなゲームでしっかり結果を残してもらいたかった。期待しているだけにどこかのタイミングで爆発してもらいたい。
今日勝って、明日からの中日戦に臨みたかったのだが、大敗となってしまった。少し嫌な雰囲気はあるのだが、まずは小川の投球に期待したい。
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コメント
大敗でしたが五点取れたのは打線は悪くないですしローテ投手や五十嵐・ハフが滅多打ちにあった訳ではなかったので割りきれる試合だったかなと(阪神相手には高橋茂奎二や山中を先発起用をして欲しいですね)
まず大下ですがルーキーイヤーからこちらでも指摘があった球速不足ですよね、真っ直ぐが140km前後でコントロールアバウトでは1軍の先発は無理でしょうね、彼は短いイニングを後先考えず腕振って投げ込むスタイルなんでしょうね(大下に先発は無理で中継ぎで先発が早めに崩れた5回とかを投げる役割が向いてますね)
それと松本も高い授業料になりましたね、オープン戦でも松本がスタメンマスクを被ると初回に失点するケースが多いので、まだ経験不足ですね(特に中谷は緩いカーブに弱点あるのに使わないし北條には追い込んでインサイド攻めたり、もう少し勉強しないといけませんね)
あと中澤も左に打たれては厳しいですね、中尾・久保・坂本辺りが出てこないと左の中継ぎは今シーズンも少いままですね。
主力が途中交代で塩見と廣岡に期待してましたがダメでしたね二人とも初球から積極的に振るんですがボール球に手を出しすぎですね(もう少し配球を読んで研究しないといけませんね)
次は好調の中日ですので1つ勝てば御の字ですが悪ければ3タテくらう可能性もあるので小川と石川が頑張って粘りを見せて欲しいですね(得点力はヤクルトの方があるので先発が試合を作らないと始まらないですね)
大下は先発するとペース配分気にして、どうもダメですね。
ファームで先発調整になるみたいですが、
もうリリーフ1本で個人的には行ってほしいね。目標は8回の男で1億円。
中澤と風張はかわいそうなところもあるが、
自分の心と、制球のコントロールをしっかりと鍛えてほしいね。
真っ直ぐだけでなく変化球でもストライク取れる球種、欲しいです。
廣岡は仕方ないでしょ。
まずはメンタルを回復してから、この高い厳しい山を越えてほしいものね。
太田が良さそうなので、チャンスめぐってくるかもわかりませんが。
中尾、田川にはまずはビハインドロング枠ですが、そこから一歩づつ活躍してほしいです。とくに中尾地元ですし、昨年前半の活躍きたいしたい。ハフしかリリーフ左腕いないので。
川端は暫くは代打のみ。あとは守るとしたら、下で3塁やっていないので、1塁なのかな?
最後に、
主力が5回表から下がったのは致し方ないところかと。
今後GW12連戦あるし、坂口もいない。ケガされても困るしね。
> kさんへ
私は大下は十分先発でも行けるタイプだと思っていたのですが、短いイニングのほうが合っていのかもしれませんね。
松本直にとっては反省の多いゲームになりましたかね。
> タラちゃんさんへ
大下は、現在の立場とチーム状況から行けばユーティリティな部分を期待されているのかもしれませんが、先発なら先発、リリーフならリリーフと起用法をしっかり絞って上げた方が良いのかもしれませんね。
主力の交代に関しては、私も仕方ないと思っています。ベテランが多いですし、こういう時に若手にチャンスを与えることも間違っていないと思います。