今シーズン20回目の敗戦の中で最も重大な黒星のような気がする…

ヤクルト６－１１DeNA

タイトルほど悲観的にならなくても良いのかもしれないが、個人的には18日のゲームの敗戦に関しては非常に嫌なものを感じている。開幕戦の石山のサヨナラワイルドピッチ、5月10日の巨人戦での5点差を引っくり返されてそのまま19失点を喫したゲーム、9回に4点差を追いつかれ延長戦でサヨナラ負けを喫した5月15日の広島戦など、1試合1試合で見てみれば衝撃度の大きい黒星はあったのだが、そういったゲームがあっても流れが悪くなりかけたときに上手く白星を拾っていたのがここまでのヤクルトスワローズである。
5月15日の広島戦での敗戦に関しても神宮でのDeNA戦で勝ち越せればそんなにダメージは残らないのかな？と感じていたのだが、初戦を落としたためこの2戦目はどんな形であれとにかく勝ち星を拾いたいゲームだと感じていた。しかしそんな大事なゲームを落としてしまった。何か嫌な予感がする。この予感が外れればいいのだが…

先発の石川は特別調子が悪かったということはないと思う。しかし初回先制点を奪われてしまったことでDeNA打線に気持ちに余裕を持って打席に入られてしまった部分はあったのかな？と感じた。3回にはソトに2ランホームランを浴び、5回にはピッチャーの上茶谷にヒットを許してからピンチを招き、4回１／３で80球を投げたところで降板となってしまった。今の石川の信頼度とスタミナを考えたときにこの80球くらいが目処となっていると思うのだが、そうは言っても何とか5回までは投げきってもらいたいところである。今日は上茶谷に打たれてしまったのが大きな反省材料である。
リリーフ陣に関しては、勝ちパターンや競り合いで投入したい投手が登板過多になっており、それ以外の投手は大量失点を許してしまうという厳しい状況に陥っている。今日も石川が招いたピンチで登板した五十嵐を3点を奪われたことにより、その後は大下ー中尾ー風張というリレーになったのだが、大下が5失点と試合を壊してしまった。この試合展開であれば大下、中尾、風張辺りに投げてもらうしかないのだが、失点を重ねてしまっているのが厳しいところである。かと言って2軍に上げたい投手も見当たらない。とにかくこの3人には頑張ってもらうしかないのである。

打線は坂口、バレンティンが戻ってきたのだがまだ「線」として繋がっていない印象である。やはり山田哲の状態が上がってこないため爆発力に欠ける印象である。今日は上茶谷の調子も特に良かったとは感じなかったのだが、攻めあぐねてしまった。それでも村上に一時は同点となる3ランホームランが飛び出すなど、良い部分も見えている。村上がこれだけ早い時期から1軍の投手にアジャストする事が出来ていることや中村が打撃で結果を残せていることなど予想以上に結果を残している選手もいるため、山田哲の状態が戻ってくれば面白い打線になりそうな予感はある。ヤクルトの顔である山田哲には試合に出続けながらコンディションの回復を図るという難しいミッションが課せられているのだが、何とかクリアし、少しでも早く普段の姿に戻ってもらいたい。チームの嫌な雰囲気を払拭するために打線が爆発して大勝する事が手っ取り早い。とにかく早く１つ勝ちが欲しいところである。


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