やまだ~↓

ヤクルト2-6巨人

バレンティン、青木を欠いた先発オーダーで首位巨人と戦うのは中々厳しいものがある。しかし今日のゲームに関しては、石川が地元秋田で見事な投球を披露し、理想的なゲーム展開になりかけていた。それだけに山田哲のエラーはあまりに痛いプレーとなってしまった。エラー、四球が失点に絡んでの惨敗。こういう試合で勝たなければいつ勝つというのだろうか?選手個々には良い部分も見えた試合だっただけにチームを引っ張らなければならない山田哲のお粗末なプレーがあまりにも残念でならなかった。

今のメンバーであればチームを引っ張らなければならないのは間違いなく山田哲である。今日もトップバッターで起用された。私は今のチーム状況であれば山田哲を1番に置く意味はあまりないと思っているが、一番良い打者を1番に置き、1打席でも多く打席に立たせるという考えも無くは無いと思っている。今日のように先発投手が踏ん張りロースコアの展開に持ち込めた場合には1番山田哲が効いてくる可能性もある。しかし肝心の山田哲が結果を残せなければ何も起こらない。今日は攻守両面においてブレーキとなってしまった。
特に守備のミスは頂けなかった。山田哲の守備に関しては、1軍に出場したばかりの頃は送球難に苦しみ、上手いという印象はなかったのだが、セカンドにコンバートされてからはメキメキと上達し、15年シーズン、16年シーズン辺りは広島の菊池涼とも勝負できるくらい上手いセカンドになってきたと感じていた。年齢的にもまだまだ上達すると思っていた。しかしここ数年、集中力を欠くようなイージーミスが目立っているのが気になる。今日のゲームの2つのエラーに関しても悪コンディションの地方球場だったとしても普通に捌いてもらわなければ困る打球だった。山田哲には当然それくらいのプレーはほぼ100%の確率でアウトにしてもらいたいと思っている。どちらも失点に繋がるエラーになってしまった。今日のプレーはあまりに印象が悪すぎる。「山田で負けた。」と言われても仕方ないようなゲームとなってしまった。山田哲に求められるのはチームの勝利に直結するような活躍である。今シーズンはそういったゲームが極端に少ないと感じる。明日しっかり取り返してもらいたい。

しかし今日のゲームでは良い部分も目に付いたので少しだけ触れておきたい。

まずは石川である。初回に坂本勇のライナーが直撃するアクシデントがありながらも6回2失点(自責点1)という素晴らしい投球を披露してくれた。私自身の印象としては100球前に掴まってしまう事が増えたという部分以外では大きな衰えは感じていない。数字が落ちてきているだけにもちろんスタミナ面以外での衰えはあると推測されるのだが、主審の特徴も把握しながら内外角にボールをコントロールして打者を打ち取っていく様は「お見事」の一言である。今日は主審のストライクゾーンの広さもあり、上手く巨人打線を攻める事が出来ていたと思う。山田哲のエラーからの失点に関しても陽のタイムリーも当てただけの打球が前進守備の内野の間に転がった打球であり、「打たれた。」と感じる場面はほとんどなかった。負け投手となってしまったが先発としての役割は果たしてくれた。だからこそこういう時に石川に勝ち星を付けて上げたいのだが…

石川の後を受けてマウンドに上がった梅野は今日も苦しい投球となってしまった。打たれたヒットは1本ながら投手山口への四球、坂本勇への押し出し四球含む3つの四死球を与えてしまい、試合を壊してしまった。しかし梅野に関しては私はプラスに捉えている。ストレートで空振りが奪えているし、投手歴も浅いためこれだけのボールを投げてくれれば今はそれだけで十分と考えている。もちろんチーム状況を考えたときに大事な場面で投げてもらえると助かるなあと感じる部分はあるのだが、それでもプロ3年目でこれだけのボールを投げられることを評価したいと感じる投手である。
ストレートを狙っている打者からも空振りが奪えるストレートは本物だと感じる。低目の変化球を平然と見逃されてしまう部分は気になるのだが、メジャーでも活躍した大塚晶文氏のような投手に成長してもらいたいと思っている。ここ数試合炎上続きだが、梅野に関しては明るい将来を描く事が出来る選手である。

打者では何と言っても村上と中山ということになるだろうか?2人ともパワー型の選手ではあるのだが、村上は生粋のホームランアーティストだと感じさせてくれる。今日のゲームでは6回にあわや同点ホームランか?と感じさせるライトフライを放ってみせた。広い秋田県立野球場の右中間最深部まで運んでみせた。ホームランバッターらしい角度を付けられる打者である。
一方の中山はパワーヒッターではあるのだが、打球に角度が付くタイプではないため、ホームランアーティストとしての才能はあまり感じない。それでもそのパワーでとにかく強くコンタクトする事を意識してもらいたいと思う。今日のゲームでの最終打席での2ランホームランは中山のパワーが伝わってくる素晴らしいホームランだった。バッティング技術を習得して行くのはこれからでも良いと感じる。強く振る、全力で走る。とにかくこの2つを徹底してもらいたい。

選手個々の良い部分も見えた試合だっただけにこういった点差で負けてしまったのは残念である。

P.S 個人的にはやっぱり久保は先発で使いたいなあ…まあ今シーズンはリリーフ一本で行くんでしょうけど…同じ意見の方いませんかね?

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コメント

  1. パイン より:

    今年の新人の中では、久保は先発でしょうね。適性は清水よりあると見てます。
    慌てて出てきて、チョコチョコ投げるより、先発で落ち着いて投げたいですね。
    下位指名ですが、故障があっただけで、軽く扱わないで欲しいですね。
    19番を引き継ぐのは、彼ではないかとも思います。いつになるか知りませんが。

    あとは市川くらいでしょうか。大体、リリーフタイプが多い。本格派の先発獲りませんね。

    交流戦あたりから、一番の問題は打線が体をなしてないことだと感じています。
    クリンナップといっても、単なる3番目、4番目の打者。山田、バレ、雄平が何番でも中身が変わらない。
    その意味じゃ、山田1番でも全然構いませんね。出塁率が活かせるので。

    交流戦明けの打線も注目しましたが、戸田っぽく迫力不足でした。
    村上は3番か5番で、もう少し楽に打たせてあげたいですね。
    4番は中山でいいと思いますね。最初見たときは、力みかえったラミレスみたいな構えで、
    時間がかかると思いましたが、ファームでも一発を狙わない柔らかさを発揮して実戦向き。
    背番号に恥じない大杉さんや広沢タイプの打者になれるのではと期待しています。

  2. 超匿名 より:

     明るい材料が無い訳ではないものの、早くも自力優勝消滅で2ケ月近く連勝できない状態では、5位中日の背中も遠く、現状では個人成績にしか楽しみが見いだせませんね。
     人がいないと言えばそれまでですが、今の雄平を3番に置くところが苦しいですね。彼は14年こそ突出して打ちましたが、狭い神宮がホームであの体格とスイングでホームランは一桁に留まるシーズンが多いですから。この試合は打ちましたが、打球が上がりにくいとも言われる中山は今のところ雄平の後継者でしょうかね。それでも成功の部類に入るとみていますが。
     中軸にはホームランバッターでなければ3割バッターか勝負強い打者が欲しいところです。
     個人的に巨人との連戦で勝利なく終わるのは、とても腹立たしく感じるタイプなので、今日はどんな形でも勝ってもらいたいものです。

  3. タラちゃん より:

    今日もまた1点を惜しんで、2点獲られる悪い感じでましたね。
    山田のエラーは日本人最高年俸選手なんで当然批判されるべき事項。
    だが、それをそのまま失点に結びつけるだけでは無策と一緒なんで、そこをなんとかするのがチームワークであるわけで、そのあたり意地を見せてほしかったです。
    バレンティンいないうえに、青木まで体調不良でベンチスタートとは踏んだり蹴ったりと。

    で、そろそろ山田哲人の処遇をチームとして考えないといけない時期。
    2020年で国内FA獲得。
    今年の年俸4億3000万円。
    球団としては理想は球団にずっといてもらう。もしくは海外移籍してもらう。その場合にはポスティングでの協力は惜しまない。
    岩村や青木のように。

    今シーズンオフには5年30億(ポスティング移籍はOK)っていう程度のもしくはそれ以上の条件を提示することになると思う。
    もし、山田哲人が単年契約にこだわった場合。
    →2021年から読売へFA移籍っていうことが既定路線になるでしょう。もともと坂本の大ファンっていうのもあるし。
    カープの丸の読売へのFA移籍でのカープの状態見たら、それが山田がG移籍になったときの状態を想像したらと思うと、厳しいでしょう。と想定できます。
    2020年オフで年俸10億円の攻防でのFA交渉になるかと。
    それくらいのNPB歴代でNo.1セカンドの選手なので。
    そうなったら、スワローズの金庫では雇えない。

    そうなった場合には山田哲人いることでのプラスがそのままマイナスになって返ってくることになるわけで、
    それだけはチームとしては防ぎたいこと。

    カープの丸やライオンズの浅村への対策など日本の球団はそういうFAへの対策はお人よし過ぎる。

    サッカーだと契約切れになる前に、複数年契約で違約金取れるようにするとか、それでも契約満了で0円移籍するようにする選手を、
    同じポジションに選手を入れたりして、干してしまうことや、違うチームに移籍金入る間に移籍させてしまうとか手段を取るが、
    スワローズ球団も読売へのFA移籍だけはさせないように、やり方を考えないといけないでしょう。
    具体的には、ホークスへのトレードとかも視野に入れるべき時期に来ていると認識したほうが良いかと。
    ファンもそれくらいの大事になっていると思って、「山田いらない」とかを言うなら言うべきかと。

    もうスワローズだけでなく、NPB全体にかかわる問題かと。

    なるべくなら1年でも多くスワローズもしくはMLBでも活躍している山田哲人を見たいのですが、
    果たして今オフ彼の下す決断はどうなりますか?
    そして、スワローズ球団はどういう決断するのか見ものです。

  4. sabo より:

    山田は不調なのかな、と思います。それでも守備はもうちっと頑張ってもらわないとセカンドだし。
    若手ばかりの内野陣で山田が最年長。背中で引っ張るタイプだとは分かってますが今のチーム状況だとガンガン指示出すリーダーの方が求められてる気がする。もしかしたら来年はキャプテンマークつけるかもしれないと思ってるので山田には今以上の役割を求めたいです

    久保は球種ですかね。チェンジアップ、シンカー、フォークみたいな落ちる系があれば先発試してもらえると思います

  5. k より:

    タイトル通り山田のエラーが敗因でしたね。今年の山田はチーム状態が上がらない限り多くの期待は出来ないでしょうね。本塁打30盗塁30は行くでしょうけどチームへの貢献度は厳しいかなと、チャンスでのチーム打撃と得点圏打率の低さ・流れが変わるエラーは減らないかなと(個人的には山田はチームが勝てないと集中力を欠きますし言動や姿勢を見てるとヤクルトでの仕事も飽きてきたのかなと感じますので巨人へFA移籍したいんだろうなと感じますね)
    良かった所は中山でしたね、一軍に上がってから三振が少なく外の球を振らないは評価できてボールへのコンタクトに関しては 確実性があるかなと。問題はスタメンで打席数と守備機会を増やさないと来年も戦力にはなれないので首脳陣が我慢して起用できるかですね(もう雄平を使うより中山を使わないといけなくなりましたかね)
    あと石川は足を上げて下ろす時にゆっくりになって間が出来てタイミングを上手く外してるのかなと印象を受けましたね、この39才のベテランがいろいろやりくりして頑張ってるのに他の先発が情けないですね(特に原やドラ2の星や大下にはガッカリですね)
    あと借金20も見えてきて自力Vも消滅したので西浦・太田・バレンティンが戻ってきても大きくチーム状態が変わることはないでしょう(あとは監督交代かエース級の救世主が現れないとですかね)
    ただ前向きになれるのは村上がファーストになって奥村がショートで安定してきて山崎がセンター守って中山が割りと走れてUZRが上がってきたのでやっと普通に野球をやれるようになって見れるようになりましたかね。
    あとはスアレスが戻って、しっかりローテを固定できるかと3割くらい打てるサードのスタメンが固定できれば5位にはなれるかですかね(現実は、ほぼ無理でしょうけど5%くらいは可能性あるかなと)

  6. k より:

    個人的には久保はまだ先発かリリーフがどちらの適性があるかは判断が難しいですね、先発だと右打者への課題がありますしリリーフだとケガ明けだと思うので連投になると球威が落ちるかなと見てます。
    タイプ的には榎田と似てるかなと、先発ならチェンジアップかシンカーを使えるようにならないと厳しいかなと。

  7. FIYS より:

    > パインさんへ

    久保は緩急の緩の部分を上手く使えるようになれば先発で行けると思うんですよね。

    中山は思った以上にコンタクト率が高いですよね。いい意味で予想外です。

  8. FIYS より:

    > 超匿名さんへ

    私も巨人戦の連敗は精神的に乱れてしまうので、何とかしてもらいたかったのですが…上手くいきませんね。 

  9. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    山田哲には当然ヤクルトに残ってもらいたい気持ちが強いのですが、そうも行かないでしょうね。FA、海外FA、ポスティング、様々な事を考えながら球団も交渉にあたる必要がありますよね。

  10. FIYS より:

    > saboさんへ

    それでも山田哲にはチームを引っ張る役割を担ってもらいたいですよね。ちょっとハードルが高いかもしれませんが、やはり勝利に直結する活躍を期待したいです。

  11. FIYS より:

    > kさんへ

    中山のコンタクト率の高さには驚いています。スイングに硬さがあって、1軍投手へのアジャストという意味では時間がかかると見ていたのですが、いい意味で予想外です。

    厳しいチーム状況になりましたね。

  12. FIYS より:

    > kさんへ

    私は楽天の辛島のイメージです。確かにチェンジアップ系のボールを上手く使えるかどうか?覚えられるかどうか?というのはポイントになりそうですね。

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