ヤクルト３－１広島
チーム状態が悪いチーム同士のカード初戦は、エース小川の好投により8回マクガフ、9回石山というシンプルな継投策を可能にした。中山、大村にホームランが飛び出すなど若手の奮闘もあり、連敗をストップしてみせた。チーム状態が悪くてもエースがしっかり投げれば勝てるものである。
小川は今シーズン負けが込んでしまっていたのだが、調子自体はどこが悪いのか素人には分かりづらい投球内容となっていた。強いて言えばランナーを出した後の投球に不安定さを感じていたのだが、前回の登板、今日の広島戦とランナーを出してからも粘る事が出来ていた。ストレートで空振りが奪えるかどうかという部分が小川の状態を見極める1つのバロメーターになっていると思うのだが、今日はそのストレートで空振りを奪うことは出来ていた。調子自体もまずまず良かったのではないだろうか？それでも4回にバティスタに不運なタイムリーを浴び、同点に追いつかれ、尚も0アウト1，2塁というピンチが続いたのだが、ここで広島打線の反撃を断ち切る事が出来たのが大きかった。今シーズンはこういったピンチから一気にビッグイニングを献上してしまう事があったのだが、今日は粘ってみせた。このイニングを粘れた事が、7回1失点の好投に繋がったのは間違いない。5回～7回までは広島打線をパーフェクトに抑える見事な投球だった。
16連敗中もそれ以降もリリーフ陣の継投が上手く決まらず、首脳陣含めて苦しんでいたのだが、先発の小川がこれだけの投球をしてくれると8回マクガフ、9回石山とシンプルな継投策に打って出る事が可能になる。そしてマクガフ、石山の2人も小川からのバトンをしっかり受け取り、パーフェクトリレーで応えてみせた。先発、リリーフが噛み合っての1勝という事で投手陣に勇気を与える勝利になったのではないだろうか？
打線は今日もお世辞にも繋がったとは言えないし、主軸の当たりが止まり気味なのも気になるのだが、ルーキー中山とプロ入り3年目の大村にホームランが飛び出した。中山に関しては九里の甘いストレートを見逃さず強振すると鋭い打球がレフトスタンドに突き刺さった。中山の長所であるパワーを存分に見せ付ける見事なホームランとなった。村上もそうなのだが、この中山の活躍もすでに私の想像を超えるものであり、驚いている。こういう雰囲気になってしまっているからこそ全力でプレーするルーキー中山の存在は貴重に感じられる。チームやファンに元気を与えてくれるプレーヤーである。
そしてプロに入ってから打撃が評価されていた大村にプロ初ホームランとなる一発が飛び出した。1点リードの9回2アウトランナーなしから代打で起用されたのだが、ルーキー島内のストレートを狙い済ましたように捉え、打球はライトフェンスを越える貴重なホームランとなった。小柄ながらパンチ力のあるバッティングを見て、野村監督時代に代打で活躍した広永益隆を思い出した。味のある選手になってもらいたい。
その他にもルーキー吉田がピンチの場面でガッツ溢れるダイビングキャッチで小川を助けるなどフレッシュな力を感じるゲームとなった。
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シンプルな継投と若手の奮闘
2019試合結果
コメント
素晴らしいゲームでしたね。私も速報で追っただけですが、こんな"いい"勝ち方をしたのは久しぶりだと感じました
打線は繋がりませんでしたが投打は噛み合ったというか、連打出来なくても一発攻勢で勝ちきるなんてソフトバンクみたい(言い過ぎ(笑)
とにかくライアン小川ですね。今年は不調に思えないピッチングなのに何故か勝ちきれなかったですが、ここにきて実力通りの結果を出してくれました。例年から夏の小川は調子良いので、残りの小川の試合は全部勝つ気でいます
マクガフ、石山は言うことないです。もう代わりはいない最後の砦ですから任せるだけです。強いて言えば小川八回続投とかやらかさなくて良かった。基本的に回頭からリリーフが良いでしょう
打線は中山大村の一発とエラーの間の計三点のみですが、全て"いい"場面で取れましたね。中山のは先制ですし、大村のもツーアウトから代打で一発は広島打線の気を削ぐ最高のタイミングだと思います
不満は吉田大成をサードにしてることです。ショート着かせないのでしょうか？勿体無い……というか守備に期待して獲得した吉田大成がプロでショートを守るときどのレベルなのか知りたいです。ショートを任せられないレベルならレギュラーの芽は無いだろうし。廣岡の育成は分かりますが……
それにしても中山の活躍は予想外ですよね！バレンティンが戻ったらスタメンどうするか迷う。塩見と違って守備土下手だしレフトバレンティンライト中山だとファイヤーフォーメーションもいいとこです(笑)
今のヤクルトに簡単に負けるのは広島も状態が悪いですね。次はバティスタも抹消ですし中村恭も緊急降板しましたし連勝とカード勝ち越しの流れがきたかなと思うので次勝てばAＳ前の9連戦も少しは戦えるようになりそうですかね（監督が余計な事をせずにシンプルに采配・起用すればですが。７回ハフ8回マクガフ固定、西浦・太田戻ってきたら大引を落とすこと）
それと大村・中山の活躍は嬉しい限りですね、大村はバット振れてますからスタメンで使いたいのですが守るところがないんですよね（頭も良いので捕手をやらせて欲しいですし、中村の競争相手にもなりますしね。西武の森に体型も似てますし打てる捕手になって欲しい願望ですね）
あと中山は体調管理が難しい梅雨時で、これだけ打てるのは暑くなったら、もっと打つかもしれませんね、スタメンは続くと思いますが問題は守備位置ですね。来年の事を考えると青木・バレンティンが守る外野では失点を防げるとは思えないので個人的には青木がファーストで村上をセンター、ライトに中山がいいかなと（村上は松井や筒香が外野に転向したように適性を見たいですね）今のヤクルトはポジション適性が合ってないように思うのとポジション被りが多いので上手く調整すればチーム力も上がると思いますけどね。
それと小川は前回のソフトバンクからストレート主体にして追い込んでから的を絞らせないようになってますよね、この出来なら後半戦は小川が軸になれると思うので、そえそう連敗はしなくなりそうですかね。
久しぶりにカードの頭を取れたので、連勝を見たいですね。先発もリーグ戦再開後は全てQSですし、次は寺原次第ですが相手も初登板の外国人なので本当に勝てるチャンスなので打線が点を取れるかですかね（村上の状態が落ちてるので、村上がポイントですかね）。
16カードぶり？カード初戦勝利ですか。
5/3のドラゴンズ戦以来とは。。。
個人的にはカード2戦目重視のタチなので、そこまでのこだわりないですが、やはり連勝していくとなると、カード初戦はなるべき相手のダメージになるような戦いを今後できるようにしたいところですね。
小川は今オフ国内ＦＡになるそうなので、
少しでも良い条件でスワローズに求めるような感じで行ってほしいです。
2010年の石川のように後半頑張って2桁勝利といきたいですね。
6回3失点以内のＱＳを今後もお願いします。
今回みたいに7回1失点のＨＱＳ(条件は7回2失点以内)はもちろん最高ですけども。
せっかくハフ、マクガフ、石山と7回以降は手堅い試合できるので、6回までのコーディネートできるような投手運用を考えてほしい。
吉田のサード起用、ショート廣岡は逆だと思うし、
ショート吉田の起用は見てみたいです。守備での評判良いみたいですし。
村上センターっていうアイデアはアリかと思います。
イメージは松井秀喜ですかね？
ファームで昨年2ケタ盗塁した足ありますしね。
ただ、サードで育てるのはあきらめてほしくはないです。
中山もいるし、濱田もいるし、塩見や山崎も。
マツダ、甲子園などの球場以外、人工芝の球場ではサード起用を解禁して、
ファーストに中山(坂口復帰後坂口ファースト)。
バレンティン復帰後、青木ライト。そんな感じのシフト見てみたいです。
久々に素晴らしい試合だったと思います。投げては小川、野手では若手達の奮闘ですかね。このチーム状況にあって、若手がチャンスと思い奮闘が続いている事が救いですね。引続き頑張って欲しいです。
それにしても中山くんは嬉しい誤算ですね。スカウトにとってはしてやったりという感じなのでしょうか。ポジションが外野のみだと起用法に制限が出るので、私も是非ファーストにチャレンジして欲しいと思います。背番号的にも一塁と外野のイメージがありますし。
> saboさんへ
村上にしろ中山にしろ長打の打てる若手野手が出てきているというのは非常に良いことですよね。楽しみです。
> ｋさんへ
今シーズンの広島はよく分からないですね。
「村上がポイント」、どんぴしゃでしたね！
> タラちゃんさんへ
私は現時点ではセンター村上は反対ですね。やはりサードが出来ればチームとしてもベストかな？と感じています。吸収力の高い選手ですのでまだまだ伸びしろはあると思っています。どちらかというと岩村のイメージですね。
> JEF九郎さんへ
背番号８、外野とファースト、広澤のイメージですかね？