2022年ドラフト即戦力予想答え合わせ(パリーグ編)

ドラフト






今日は、パリーグ編である。過去記事は上記の通り。

投手

西武1位 隅田 知一郎 西日本工科大 16試合1勝10敗0S 81回2/3 防御率3.75

オリックス1位 椋木 蓮 東北福祉大 4試合2勝1敗0S 17回2/3 防御率1.02

日本ハム6位 長谷川 威展 金沢学院大 2試合0勝0敗1H0S 2回 防御率0.00

日本ハム8位 北山 亘 京都産業大 55試合3勝5敗16H9S 51回1/3 防御率3.51

隅田に関しては、どうしても1勝10敗という数字に引っ張られてしまう部分があるのだが、ある程度実力は発揮してくれていた。もう2つ3つ勝っていても不思議ではないだけの投球は披露してくれていた。しかし先発投手として勝ち切れなかったということも事実である。この辺りが来シーズンの課題となりそうである。ストレートも変化球もある程度狙ったところに投げられるだけのコントロールの良さは見せてくれたのではないだろうか?

椋木に関しては、故障で出遅れながらも夏場に1軍昇格を果たし、先発として初勝利を上げると、プロ2戦目で後1アウトでノーヒットノーランを達成するという快投を見せてくれた。椋木に関しては、個人的にはあくまでもリリーフであれば即戦力になり得るのではないか?という見立てをしており、イメージとすると巨人の大勢のような形で活躍する可能性があるのではないか?と予想していたのだが、実際には先発として結果を残してみせた。ストレートの威力はプロ入り前の評判通りだったのだが、変化球のコントロールという部分については、予想以上の安定感だった。右肘の故障のため、トミー・ジョン手術を受け、育成契約になってしまったのだが、復帰後どのような姿でマウンドに戻ってくるのか楽しみに待ちたい。想像以上に良い投手だった。

長谷川は、もう少しチャンスが与えられると思っていたのだが、オープン戦でも2軍でももう一歩アピールが足りなかっただろうか?左のサイドスローという希少価値の高い投手であり、リリーフとして働き所もあるはずである。制球がもう少し安定すれば、化ける可能性はある投手だと感じる。

北山は、BIGBOSS監督だったからこそ、登板を重ねることが出来たのか?BIGBOSS監督の起用法に振り回されてしまったのか?評価が難しいところはあるのだが、リリーフとして想像以上にキレのあるストレートを投げ込むことが出来ていた。開幕戦でオープナーを務めるなど実験的な起用もあり、難しい部分はあったと思うのだが、ルーキーらしく与えられた役割をしっかりこなしていた印象である。来シーズンもリリーフ起用なのか、それとも先発への転向もあるのか起用法含めて注目していきたい。

その他の投手では、西武佐藤隼、オリックス小木田、ロッテ廣畑、八木、楽天西垣辺りが1軍である程度の実績を積むことが出来ていた。「即戦力」という意味では、セリーグ以上に名前を挙げられると感じる。

野手

日本ハム3位 水野 達稀 JR四国 21試合 41打数5安打0本塁打0打点 1盗塁 打率.122

ロッテ2位 池田 来翔 国士館大 11試合 22打数2安打0本塁打0打点 0盗塁 打率.091

水野に関しては、キャンプ、オープン戦でしっかりアピールし、開幕スタメンも勝ち取ったのだが、開幕から結果を残すことが出来ず、2軍に降格するとその後は疲労骨折もあり、1軍昇格を果たすことが出来なかった。まだ若い選手であり、これからが楽しみではあるのだが、同じくルーキーの上川畑がショートとして結果を残したため、いきなり苦しい立場に追いやられてしまった印象もある。しかしオープン戦での結果を見るに打撃でも守備でも走塁でも一定のレベルには達していると思われるため、来シーズンはレギュラー奪取を狙ってもらいたい。

池田はもう少し打撃で結果を残せるかな?と思っていたのだが、プロの壁に跳ね返されてしまった。サイズがあり、スピードもあるというポテンシャルの高いタイプの選手だけに今後の覚醒の時を待ちたいと思う。

その他の選手では、日本ハムのドラフト9位上川畑の活躍が目立っていた。元々守備の評価は非常に高ったのだが、思った以上に打撃でも結果を残してみせた。来シーズンの日本ハムのショートのレギュラー候補№1である。西武源田のような成長曲線を描けるだろうか?
驚いたのはロッテ1位の松川と西武育成2位の滝澤の高卒ルーキー2人である。松川に関しては、即戦力候補として名前を挙げていた識者もいることはいたのだが、高卒1年目でありながら、捕手としての総合力が非常に高くて驚いた。キャッチング、インサイドワーク、スローイング、リードといずれの分野でも及第点を付けられる捕手なのではないだろうか?佐々木朗と組んでの完全試合達成は快挙である。
滝澤については完全にノーマークの選手だったため、支配下登録をされ、いきなり1軍で活躍したことには大いに驚かされた。小柄な高卒ルーキーが1軍の舞台で颯爽とプレーする姿は心地良かった。今後プロでの生き残りのためにどのような技術を習得していくのか注目してみたい。

新人王こそ2年目の水上(西武)が受賞したのだが、今年のルーキーは中々の粒ぞろいだったのではないだろうか?




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