2024年の大谷翔平

選手


このブログ「ヤクルトファンの日記」は、その名の通り、ヤクルトスワローズのことを中心に書き記していくブログなのだが、今シーズンについても大谷翔平については、触れておきたい。毎年毎年想像の上を行く活躍を見せてくれる大谷は、今シーズンも私の想像を大きく超える活躍を披露し、念願だったワールドシリーズを制覇してみせた。ドジャースへ移籍して1年目のシーズン、右肘の故障により、投手として登板することが出来ないシーズンということで、大谷なりに難しさも感じるシーズンだったはずなのだが、その中でもDHとしてシーズンを通して圧巻の数字を残してみせた。
私は、世代的には、イチローのプロ野球生活を追いかけることが出来たことが野球ファンとして幸せな事だったと感じているのだが、そのイチローが現役中にプロ野球生活をスタートした大谷がここまでのスーパースターになったことに驚きを感じている。正直私が生きている内にイチローのようなスター選手を見ることは出来ないと思っていた。しかし、そのイチローを超えるような選手がすぐに登場したのである。一野球ファンとして、大谷については追いかけ続けていきたい。

過去記事はこちらから→「2023年の大谷翔平 | ヤクルトファンの日記

2021年、2022年、2023年、2024年のスタッツは、下記の通りである。




2021年シーズン投手成績
23試合 130回1/3 9勝2敗 防御率3.18
2022年シーズン投手成績
28試合 166回    15勝8敗 防御率2.33
2023年シーズン投手成績
23試合 132回    10勝5敗 防御率3.14
2024年シーズン投手成績
登板なし




2021年シーズン打者成績
155試合 537打数138安打 打率.257 46本塁打 100打点 26盗塁
2022年シーズン打者成績
157試合 586打数160安打 打率.273 34本塁打  95打点 11盗塁
2023年シーズン打者成績
135試合 497打数151安打 打率.304 44本塁打  95打点 20盗塁
2024年シーズン打者成績
159試合 636打数197安打 打率.310 54本塁打 130打点 59盗塁


投手としてはリハビリに充てる1年となり、今シーズンは野手一本に絞っての出場となった。それだけでも難しさがあったと思うのだが、開幕直後にこれまで公私共々パートナーとして信頼していたと思われる通訳がチームを離脱するアクシデントにも見舞われた。メンタル的にも非常に難しい状況があったはずなのだが、終わってみれば、そんな出来事を忘れさせてしまうような数字を残し、ワールドシリーズ制覇、そして2年連続3度目のリーグMVPに輝いてみせた。
今シーズンの活躍ぶりを見て、改めて大谷がプロ野球選手として異次元の存在であることを認識することが出来た。「生活の全てが野球のためにある。」という言葉は、言葉として発すること自体は簡単なことなのかもしれないが、それを高いレベルで実践できる選手は、プロ野球選手の中でも一握りなのではないだろうか?様々なプレッシャーを跳ねのける強さは、超一流の証である。

そして今シーズン残した数字もインパクト抜群の数字である。特筆すべきは、盗塁数の大幅な増加という部分になるだろうか?これまでは、二刀流での出場を続けており、その分怪我のリスクを抑えたいという部分もあったのかもしれないが、それでもシーズン59盗塁という数字は、私自身全く想像していなかった。牽制の回数制限やピッチクロック、ベースの大きさの拡大などのルール、レギュレーションの変更に上手くアジャスト出来てきたということもあると思うのだが、塁上でも相手チームにプレッシャーを掛けることが出来るということは、野球選手としてまた一段レベルアップした印象が残った。しかも盗塁死はたったの4つである。この数字を見て分かるように、やみくもに走っていた訳ではなく、大谷自身、しっかり根拠を持って盗塁を企図していたはずである。フィジカルの凄さだけでなく、頭脳という部分でも高い野球IQを見せ付けてくれた。
チームの勝利というものを最優先にプレーし続ける大谷翔平は、現代に表れた「野球の神様」のような存在だと思っている。私自身、時間がなく、メジャーの試合は追うことが出来ず、シーズンを通して、ニュースなどで大谷のみのハイライト映像を見て楽しむことしか出来なかった事は、ちょっぴり残念ではあるのだが、未開の地を一人で切り開いていく姿は、野球に興味を持った子ども達に夢を与えると思うし、高いレベルを目指している球児、そしてプロの野球選手にも夢を与えてくれている存在になっているように感じる。今は大谷翔平が唯一無二の存在で、「二刀流」なんて大谷以外はあり得ないと思っているが、大谷が未開の地を切り開き続けることで、大谷の後を追いかける選手がいつか登場するはずである。もしイチローが今、高校生だったのであれば、NPBで二刀流に挑戦する世界線もあり得たのだろうか?そんなifの世界も想像したくなる大谷翔平の存在は、やはりファンにとっても特別なものである。
来シーズンは、順調にリハビリが進めば、投手としてマウンドに上がる場面も見られるはずである。来シーズン以降どんなスタッツを残してくれるのか、楽しみは広がるばかりである。

P.S 今回のブログでは、2021年からの成績を記載しましたが、毎年物凄い数字を残してくれていますよね。野茂がメジャーに挑戦してから約30年で、ここまで凄い日本人プレーヤーが登場したことは奇跡のような出来事ですが、先人達の積み重ねがあったからこそという部分も感じることが出来ますよね。




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