昨年に続いて、今年もドラフト会議前に、1人モックドラフトを開催してみた。昨年に比べ、時間が取れなかったため、準備が不十分なままモックドラフトに臨んでしまったのだが、それでも折角実施したからには、このブログに結果を掲載しておきたいと感じた。素人の一人遊びですが、良かったらブログを読んでみて下さい。
昨年の記事はこちらから→「2023年FIYS的1人モックドラフト | ヤクルトファンの日記」、「2023年FIYS的1人モックドラフト反省会 | ヤクルトファンの日記」
FIYS的1人モックドラフトルール
・12球団1位~6位まで指名
・候補者は、リストアップした230名の中から選定
・1位が競合した場合には、あみだくじで決定
・2位指名以降は、実際のドラフトと同様の順番で指名
配慮点
・社会人選手の指名凍結者は不明。
・順位縛りも不明。
・FIYSは、野球経験者であるが、メカニック部分の知識は疎い。
・現地観戦はほぼ行っていない。主にテレビ、ネット動画での確認。
・主な参考媒体「野球太郎」、「ドラフト会議ホームページ」
※あくまでも、一ヤクルトファンとしての、素人の予想遊びとなっています。
実施した結果は、以下の画像の通りとなっていますが、画像が見づらく申し訳ありません。
西武
1位 麦谷(富士大)外野手(石塚×、西川×)
2位 佐々木(青山学院大)内野手
3位 小川(作新学院)投手
4位 城野(西濃運輸)捕手
5位 田中(健大高崎)内野手
6位 工藤(徳島IS)投手
・今回のモックドラフトの中で、個人的に最もイメージ通りの指名が出来たと感じているのが、西武である。1位で入札した石塚は、抽選で外してしまい、その後西川も外してしまったのだが、それでも1位麦谷、2位佐々木泰という指名は、現実にもあり得る指名だと思っている。野手陣の強化+将来の先発候補、即戦力パワーリリーバーと上手くまとめられたと思っている。実際のドラフトでもこのようなバランスでの指名があり得るように感じている。
※ちなみに城野は昨年のモックドラフトでも西武が4位で指名しています。
中日
1位 中村(愛工大)投手
2位 石伊(日本生命)捕手
3位 モイセエフ(豊川高)外野手
4位 吉鶴(法大)投手
5位 坂井(関東一)投手
6位 石見(愛工大名電)内野手
・今の中日が2位で守備型の捕手を獲得に向かえる余裕があるか?と言われれば疑問も残るのだが、各種報道とチーム事情を鑑みて、2位で捕手指名はあり得ると判断した。少し東海圏にゆかりのある選手が多くなってしまった印象もあるのだが、1位で計算出来る中村優をしっかり抑え、将来が期待できる高校生3名を獲得してみせた。
正直2位で石伊に向かわなければ、もっと攻めのドラフトが出来る気もするのだが、実際には1位、2位でどの選手の獲得に向かうだろか?
オリックス
1位 金丸(関西大)投手 ◎③
2位 村上(神戸弘陵)投手
3位 竹田(三菱重工West)投手
4位 坂口(樟南)内野手
5位 野口(NTT東日本)捕手
6位 佐藤(TDK)投手
・1位入札で金丸というパターンは現実にもあり得そうである。大エース山本由伸の穴は想像以上に大きかった部分があるのではないだろうか?今回指名した4投手は、いずれも先発が出来そうなところが特徴だと思っている。多くの投手に実戦の機会を与えるイメージがあるオリックスにマッチした投手を獲得出来たのではないだろうか?
5位野口に関しては、この順位でプロ入りすることはないのかもしれないが、オリックスとすると20代中頃の守れる捕手は補強ポイントであると考え、果敢に指名してみた。4位坂口は、紅林の後ろ姿を追っかけてもらいたい選手である。
ヤクルト
1位 石塚(花咲徳栄)内野手 ◎②
2位 吉田(西濃運輸)投手
3位 西村(東芝)投手
4位 寺岡(徳島IS)外野手
5位 富士(大宮東)投手
6位 広池(九州東海大)投手
・私は、あくまでも1位入札は野手にこだわった。石塚は、坂本勇人にも堂上直倫にもなり得る可能性がある選手である。高校生の成長曲線を予想することは難しいということである。それでも打撃力の高さは、魅力である。1位で野手に向かったとしても即戦力サウスポーを2枚獲得できたように、2位以降で上手く立ち回れれば、1位が野手であったとしても投手力を高めることは可能だと思っている(いきなり先発ローテで2桁勝利ということであれば金丸、中村優辺りに向かうしかないが…)。
吉田、西村、広池というタイプの違う3枚は面白い存在になりそうだし、オンリーワンの特徴がある冨士も個人的には好きな投手である。
寺岡は、赤羽がプロの世界で成長を遂げたことから、同じようなタイプとして十分期待できるのではないか?と感じ、4位で指名してみた。
楽天
1位 渡部(大商大)外野手(宗山×、西川×)
2位 箱山(健大高崎)捕手
3位 清水(前橋商)投手
4位 今坂(大院大高)内野手
5位 岩崎(東洋大)投手
6位 児玉(青山学院大)投手
・楽天に関しては、ちょっと迷走気味な指名になってしまった。5位岩崎、6位児玉に関しては、残っていたので指名して、上手く帳尻を合わせるような形になってしまった。楽天と言えば、1年ごとに思い切った指名をしてくる印象がある。そう考えると、今回のモックドラフトでの指名は、色が見え辛い。おそらく楽天ファンの方々には納得できない指名になってしまったのではないだろうか?
実際のドラフトではもっと意図が分かりやすい指名をしてくるのではないだろうか?
それでも2位で箱山を獲得できたことに関しては、上手く指名出来たと感じている。
広島
1位 宗山(明大)内野手 ◎⑥
2位 伊原(NTT西日本)投手
3位 高尾(広陵)投手
4位 川勝(生光学園)投手
5位 大西(JR東日本東北)内野手
6位 荘司(セガサミー)投手
・1位は6球団競合となった宗山を抽選で射止めてみせた。広島はすでに宗山の1位入札を公言しており、実際のドラフトでも宗山を獲得できれば万々歳だろう。2位以降は、リリーフとして即戦力の期待がかかるサウスポー2枚と下級生時から名が知れ渡っていた高校生投手2枚、プラス社会人のスラッガー候補という指名になった。即戦力リリーバーは、サウスポーに拘る必要はないが、実際のドラフトでもこういったバランスの指名はあり得るように感じる。
ロッテ
1位 篠木(法大)投手(金丸×、西川×)
2位 柴田(福岡大大濠)投手
3位 加藤(徳島IS)内野手
4位 坂口(国学院大)投手
5位 沢山(ヤマハ)投手
6位 颯佐(中央学院)内野手
・投手力の向上と現有戦力と切磋琢磨してもらいたい二遊間の指名という明確なポイントの中で指名を進めさせてもらった。パッと見地味にも見えるのだが、投手はタイプの違う4名、野手は、身体能力に優れた遊撃手ということで悪くはない指名になったのではないだろうか?
DeNA
1位 佐藤(富士大)投手(金丸×)
2位 吉納(早大)外野手
3位 山口(仙台育英)投手
4位 森(桐光学園)内野手
5位 安里(神奈川FD)投手
6位 林(大経大)投手
・金丸を逃してしまった後の外れ1位の入札は佐藤柳と徳山(環太平洋大)のどちらにするか迷ったのだが、最終的には個人的に評価が高い佐藤柳を選ぶこととした(徳山に関しては、真偽のほどは分からないが1位縛りとの噂もあるため、私のモックドラフトでは指名漏れとなっている。)。実践力ある選手とロマン型の選手がバランスよく並んだ指名になったのではないだろうか?
日本ハム
1位 西川(青山学院大)外野手 ○④(宗山×)
2位 石田(北星大付)投手
3位 寺西(日体大)投手
4位 宇野(早実)内野手
5位 江原(日鉄ステンレス)投手
6位 飯山(立正大)外野手
・宗山を逃した後の外れ1位に関しては、万波、水谷がいる中で西川に向かう必要があるのかどうか悩んだのだが、日本ハムの1位指名と言えば、チーム事情関係なく、とにかく評価の高い選手に向かう印象が強いため、西川に入札してみた。長打力に加えて、打席での落ち着きもあり、ボールを最後まで引き付けてスイングすることが出来る打者だと思っている。
後は、2位の石田だろうか?実際に2位で指名されればサプライズの部類に入ると思うのだが、私は、この投手が大好きである。地元北海道の大器ということで、思い切って2位で指名させてもらった。
最終的にはバランス型の指名で落ち着きましたね。
阪神
1位 今朝丸(報徳学園)投手(宗山×)
2位 浦田(九産大)内野手
3位 宮原(東海大静岡キャンパス)投手
4位 印出(早大)捕手
5位 柴崎(大経大)外野手
6位 吉岡(阿南光)投手
・近年の阪神と言えば、投手であればエース候補、野手であれば、将来の主力候補を果敢に指名している印象がある。そう考えると今回のモックドラフトでの指名は、少しこじんまりしてしまっただろうか?それでも投手陣に関しては、慌てて即戦力投手を獲得する必要はない状況であるため、今朝丸、吉岡という高校生の本格派2枚を獲得できたことはプラスポイントではないだろうか?
浦田、柴崎も阪神にマッチした実戦派の野手である。
ソフトバンク
1位 斎藤(金沢)内野手(宗山×)
2位 高橋(北照)投手
3位 安徳(富士大)投手
4位 中村(宮崎商)内野手
5位 正林(神村学園)外野手
6位 林(日経大)外野手
・宗山を逃したことによって、ドラフトの流れが大きく変わったのがソフトバンクである。私は、昨年のモックドラフトで今年はソフトバンクの指名傾向が変化する可能性がある旨を触れていた。ある程度の完成度を求めるようになるのではないか?ということを書かせてもらい、実際にある程度の完成度を求めるような指名を行ったという印象を持っている。
今回のモックドラフトも1位で宗山を獲得できれば、そういった方向で指名をしていくつもりだったのだが、1位で宗山を逃してしまい、サプライズ的に斎藤を1位指名したことによって、数年前のソフトバンクを見るようなリスキーな指名になってしまった。即戦力になり得る可能性があるのは安徳のみという指名なのだが、潜在能力の高い選手ばかりであり非常にロマンがあることは確かである。
巨人
1位 藤田(東海大相模)投手(宗山×)
2位 狩生(佐伯鶴城)投手
3位 椎木(横浜高)捕手
4位 森(中部学院大)内野手
5位 木下(KMGホールディングス)投手
6位 津嘉山(神戸国際大付)投手
・ソフトバンク同様悩みながらの指名になったのが、巨人である。本ドラフトでは大学社会人のある程度完成度の高い選手を中心に指名し、育成ドラフトで素材として面白い選手の獲得に向かうことも考えられるのだが、今回のモックドラフトでは、指名の流れが高校生中心の流れとなり、こういった指名となった。昨年は、1位~5位まで大学、社会人(4名は社会人)の選手という極端な指名だったのだが、今回のモックドラフトでは逆の意味で極端な指名になってしまった。実際にはどういった指名を行うのか気になるチームの一つである。
全体の感想
・昨年に比べて時間が取れない中、何とか230名をリストアップして1人モックドラフトの開催にこぎつけることが出来ました。しかし、全選手のプレー動画をしっかり確認できる訳ではなく、最終的には、自分好みの選手を優先的に指名していく形となってしまいました。また事前に、各球団のポイント資料も準備し、そのポイントに沿って指名をしていく形を取っているのですが、昨年も今年も結果的には、どの球団もバランス型の指名になってしまい、思い切った指名が出来ませんでした(投手4、野手2もしくは投手3、野手3の球団がほとんどとなってしまいました。)。この辺りにドラフト会議に難しさを感じることが出来ます。
・1位入札に関しては、宗山に6球団、金丸に3球団、石塚に2球団、中村優に1球団という形になりました。宗山、金丸への入札が増えるようであれば、中村優以外にも石塚、西川、渡部、麦谷、佐藤柳辺りを一本釣り出来る可能性があることを感じることが出来ました。そういった戦略を取るチームも出てくる可能性がありそうです。
・実際にモックドラフトを行う中で、どういった指名を行うか悩んだのは、オリックス、ソフトバンク、巨人の3球団です。オリックスは連覇が途切れて、監督が交代になること、ソフトバンクは、パリーグを制覇したこと、巨人はセリーグを制覇したことと昨年社会人中心の極端なドラフトを展開したことから、今年はどうするべきか悩みました。
オリックスは上位3人を投手、ソフトバンクは、一昨年までの指名傾向である素材型中心の指名、巨人は、高校生中心の指名になりましたが、実際のドラフトではどんな結果が出ますかね?
FIYS的1人モックドラフトにおけるサプライズ指名
・ソフトバンク1位斎藤(金沢)
・日本ハム2位石田(北星大付)
・ソフトバンク2位高橋(北照)
・DeNA3位山口(仙台育英)
・ロッテ3位加藤(徳島IS)
FIYS的1人モックドラフトにおける指名漏れ選手(指名するつもりだったが、流れにより指名できなかった選手)
投手
・徳山(環太平洋大)、澁谷(帯広農)、井上(鹿児島実)、浅利(明大)、長島(富士大)、中島悠(茨城トヨペット)、白川(徳島IS)、羽野(愛媛MP)
捕手
・龍山(エナジックスポーツ)、町田(埼玉武蔵HB)
内野手
・柳舘(国学院大)、中津(法大)、庄子(神大)、佐々木(富士大)、相羽(ヤマハ)
外野手
・竹内(立命大)、寺本(広島経大)、井上(金沢学院大)、中尾(東京ガス)、知念(オイシックス)
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コメント
中村単独なら上手いと思っちゃいますね。
高校野球が飛ばないバットになった影響をスカウト陣はどう判断するのか、また二軍の新チームに対する評価。それとドラフト指名漏れの選手を静岡新潟が指名できる(細かいルール把握できていないのですが)はずなのでその選択も見所かな。
saboさんへ
中村を単独で獲得できれば、そのチームは万々歳でしょうね。
確かに2軍の新チームの選手の評価は気になりますよね。
下位に低迷したシーズンで野球太郎が実施したモックドラフトのように二回もクジに外れたら目も当てられないですが、こちらでは初回入札に成功しましたか。
監督の1位に野手を匂わせた発言が報道されています。実際に野手指名に踏み切ったら英断だと思います。石塚指名もあり得そうですね。ワクワクドキドキしながら明日を待ちたいと思います。
超匿名さんへ
くじ引きは運ですからね(古田監督のようにくじ引きの戦略まで考えて佐藤由規を獲得した例もありますが…)。
1位入札が誰になるのか、発表までドキドキ出来るのは、私にとっては嬉しいことです。