交流戦をどう戦う？

さて今日１６日から交流戦が始まる。昨日のブログにも書いた通り今年は勝ち越しを狙ってほしいと考えている。
さあどう戦う？

まずは投手陣、先発は石川、赤川、ロマン、館山の４人を中心に回し、谷間に七條もしくは村中を投入することになるだろうか？まずまずの布陣だとは思うのだが…確実に白星を重ねられる投手はいない。交流戦２４試合の中で先発投手がいくつ白星を積み重ねることができるだろうか？先陣を切るのは、公式戦の開幕投手を務めた石川である。館山の現状から考えると現時点でのエースは石川だと私は考える。ソフトバンクの強力打線が相手だが、開幕戦の再現をお願いしたい。そして村中がいつ頃、どのような形で復帰するかにも注目したい。ヤクルトの先発投手陣の中では数少ない力で抑え込める投手である。しっかり状態を整えて、復帰戦からの大活躍を期待したい。
ブルペン陣は、リードしている展開では、８回押本、９回バーネットという形は出来上がっている。ベストな形は７回まで先発投手が投げ、リードしたまま８，９回を押本、バーネットで締める展開だろう。もちろんそんな展開はそうそうないだろう。そうなると日高、増渕、久古、平井、阿部総動員で戦う必要がある。この中では、増渕が開幕からずっと不安定な投球が続いているのと、平井が少々壁にぶつかり始めているのが気になる。増渕は実績もあるのでもう少し様子を見ても良いのかもしれないが、平井に関しては接戦の勝ちゲームに投げさせるのは少し怖い気がする。個人的には、阿部との配置転換があっても良い気がする。
２軍から上がって来れるような投手もいないため今いるメンバーでやりくりするしかない。それでも日高、久古の左２枚が並び立ちそうなのはプラスポイントと捉えたい。勝てるゲームはきっちり拾って行きたい。

野手陣はどうだろうか？パリーグのエース級の投手のレベルは、ここ１，２年に比べれば落ちていると考えられる。しかし今のヤクルト打線に大量得点は期待できない。ここまでの３５試合で何とか貯金を作れたのはバレンティンの爆発があったからである。しかし直近の５試合では完全に当たりが止まってしまっている。元々波が激しい選手だけに多くは期待できない。
と言うことは、バレンティンの一発以外で点を取る必要がある。そうなってくると上田と川端の怪我での離脱が大きく響いてくる。しかしいない選手のことをあーだこーだ言っても仕方ない。早く戻って来てくれることを祈るのみだ。
ではどうやって点を取って行けば良いのだろうか？まず思いつくのは、畠山とミレッジの長打である。統一球になってからホームランの数は激減しているのだが、それだけにホームランの価値は高まっている。ここまでミレッジはホームラン３本、畠山は１本である。ミレッジは長距離砲と言うタイプではないのでこれくらいの数字でも仕方ないのだが、畠山の３５試合でホームラン１本という数字には大いに不満がある。開幕４番の名が泣いている。一時のどん底の状態は抜けたと思うのだが、とにかく打球が上がって来ない。正直GW中にはもう１本出るのではないかと考えていたのだが…　それでもバレンティンが打てないのなら畠山に期待したい。ソフトバンクとオリックスとの神宮４試合のうちに１本打っておきたいところだろう。私が畠山に期待するものは、極端に言えばホームランだけである。ホームランを打てない畠山に魅力は感じない。
まずは、ホームランについて書いてみたのだが、次に打線としてどのように繋げるかということを考えてみたい。スタメンで盗塁できる選手も少ないため、犠打の精度を高める必要がある。得点圏にランナーを置いて単打で１点を狙う野球をする必要があるだろう。
打順もとても悩むのだが、１番田中浩、２番森岡、３番ミレッジ、４番バレンティン、５番畠山、６番宮本、７番飯原、８番中村、９番石川なんてのはどうだろうか？１，２番がどうしても地味に映ってしまうのだが、飯原を入れることで少し打線に厚みが増すように感じる。特に今日のソフトバンクの先発はサウスポーの山田なので飯原先発起用は充分に考えられるだろう。上田が戻って来るまではセンターのポジションは日替わりになりそうだ。
そして交流戦ならでは悩みはDHである。飯原、雄平辺りが候補になるのだろうか？開幕前には雄平のDHは面白いのではないかと思っていたが、現状では厳しいかなと感じる。そうなるとやはり飯原が候補に上がってくる。
１番福地、２番森岡、３番ミレッジ、４番バレンティン、５番畠山、６番宮本、７番飯原、８番中村、９番田中浩こんな並びはどうだろう？個人的には悪くない並びに見える。福地の足を使いたいので２番に左バッターの森岡を置いてみた。９番に田中浩というのも繋がりを考えたときに中々良いアイディアではないかと思う。
そして最後に捕手について触れておきたい。個人的にはやはり中村をスタメンで使ってほしい。館山の時は、相川を起用する可能性が高そうだが、中村もしっかり結果を出している。小川監督がどういう決断をするのだろうか？まずは今日のスターティングメンバーに注目したい。

今年の交流戦は、セリーグも勝ち星を増やすことが考えられる。それだけにヤクルトも取り残されるわけには行かない。５割で満足できる交流戦ではない。きっちり貯金を増やしてほしい。


にほんブログ村