巨人が2位DeNAとの直接対決を制し、5年ぶり37度目のセリーグ制覇を果たした。
名将原監督が復帰し、開幕前から下馬評も高かったのだが、それはスーパーエース菅野の存在があるからこそという感じもしていた。実際には今シーズンの菅野はコンディショニングに苦しみ、本調子とはかけ離れた投球内容となってしまった。そうなると他5球団との明確なアドバンテージはなくなったように感じたのだが、原監督の人材登用術と思い切った采配、坂本、丸、岡本という主軸の活躍が他球団を上回る形となった。
原監督に関しては、やはり2000年以降を代表する監督の1人であることを改めて感じさせてくれた。丸の加入など積極的な補強はあったものの、巨人と言うチーム自体が原監督の第一政権時と比べれば特別感が無くなっており、「巨人」というだけで選手が集まる時代ではなくなっている。単純な選手の能力値という意味で行くと決して巨人が他球団を上回っていたとは言えないと思う。そんなチームを輝かせたのは、やはり原監督の存在だったのではないだろうか?積極的に選手を動かしながら、勝利を掴み獲っていく様は、原監督ならではである。優勝決定試合で決勝打を放った増田大の起用法など適材適所でしっかり選手を活かすという部分はこれまでの原采配同様であり、その起用に選手が見事に応えていた印象である。監督力の高さはセリーグの中では頭一つ抜けていたのではないだろうか?
選手の中ではキャリアハイと言っても良いような数字を残した坂本勇、広島からFA移籍で加入し、大きなプレッシャーの中で数字を残した丸、2年続けて30本塁打を達成した岡本と主軸がしっかり結果を残したのが大きかったのではないだろうか?
投手陣では菅野が本調子ではない中で山口がここまで15勝を上げ、菅野の不調の穴を埋めて見せた。
付け入る隙がなかったわけではないが、終わってみれば一番強いチームが優勝したという印象である。
ヤクルト絡みでいくと「7-0→9-10x」←このゲームが巨人の優勝を大きくアシストする結果になってしまった。
何はともあれ、優勝おめでとうございます。
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コメント
終わってみたら、
大型連敗しなかった。
菅野不調でも山口俊いて、先発2本柱という強みと、
打線は、
坂本2番にして、丸、岡本と打順を固めて打線の強みとして、
坂本、丸とセンターラインに強打者いて、脇役に亀井、陽、阿部、ゲレーロなどで使えたのが大きい。
戦力として。
正直リリーフ陣が壊滅的ですし、
よく勝てたなっていう印象。
菅野が調子悪く、CS勝ち抜くのがしんどいかな?って思うし、
80勝60敗で優勝できたわけで、
今年のシーズンすごく勿体ないなという印象です。
巨人は戦力的にはリーグ1番だと思いますが、采配面で勝利をものにした数も多く前高橋由伸に比べたら明らかにチームが変わったと感じましたね(勝ち方を知ってますね)。
それと村田・長野・阿部など世代交代が進んでここにきて結果が出たのかなと。
ただ投手に関しては菅野が不調でも優勝したのは、投手交代や捕手3人体制などやりくり上手だなと感じましたからヤクルトも見習う点はあるのでは?と思いましたね。
この優勝で来年はバレンティンが巨人移籍が現実的になってきましたかね、原監督は抜け目ないのでゲレーロを見切って後釜の補強は必ずしてくるはずですしね。
そして課題のセカンドがご提案できていないですから再来年の山田哲人のFA移籍の青写真も描いていると思うとヤクルト的には不安が消えないですね。
> タラちゃんさんへ
物凄い強い。と言う感じではなかっただけにもったいない気持ちにはなってしまいますよね。
> kさんへ
原監督の采配は時々奇策もあるのですが、しっかり考えた中で采配を行なっている印象はありますよね。選手に対してドライな部分を持ち合わせているというのが名監督の条件でしょうかね。