アルシデス・エスコバー内野手を獲得

ヤクルトは30日、米大リーグ通算1437試合に出場した大物遊撃手、アルシデス・エスコバー内野手(32)=前ホワイトソックス傘下3A=と来季契約を締結したと発表した。背番号は2。1年契約で年俸80万ドル(約8720万円)プラス出来高払い。
(サンケイスポーツ引用)

この補強にはかなり驚いた。2010年シーズンから2018年シーズンまでメジャーのレギュラー遊撃手としてバリバリ活躍していた選手をこのタイミングで獲得するなんてことは全く想像していなかったし、ディフェンス型の遊撃手を補強するということも「面白い考え方だな。」という想像はしたことはあったが、完全に想定外だった。こういったピンポイントの補強を行なうのであれば、来シーズンは絶対に優勝を狙わなければならない。

エスコバーに関しては、青木がロイヤルズに在籍していた頃の同僚ということで名前くらいは聞いた事があった。動画を探せば様々な動画を見る事が出来る。かなりの大物助っ人外国人選手である。この12月に33歳を迎えるということ、今年はメジャーでプレーしていないことを考えるとおそらく年齢的に衰えてきている選手だと想像する事が出来るのだが、メジャーの舞台で披露していた華麗な守備に関しては、文句の付けようがない素晴らしい守備である。2015年にはゴールドグラブ賞も獲得している。当時の映像を見ると身体能力の高さをそのまま守備に活かしている印象である。逆に言えば、身体的な衰えがそのまま守備能力の衰えに直結してしまうタイプの選手にも映った。
入団のタイミングや年齢、年俸などを勘案するとヤクルトを選ばざるを得なかった何かしらの事情があるのでは?と勘ぐってしまう自分もいるのだが、これだけのメジャー実績を残している遊撃手が日本球界でプレーするということは滅多にないことだけに単純にワクワクしている。広島、阪神で活躍したシーツがメジャーで遊撃手を努め、そのまま広島でも遊撃手として活躍した記憶は残っているのだが、エスコバーもシーツのように活躍する事が出来るだろうか?
宮本慎也が遊撃手を退いてからヤクルトは長年正遊撃手の存在に悩まされている。その悩みをエスコバーの存在で解決することは出来るだろうか?もしエスコバーが遊撃手でプレー出来るだけの身体の状態にあるのであれば、非常に大きな補強になりそうである。

P.S メジャー実績という意味ではオーレンドルフのこともあるので、このエスコバーもメジャー実績に見合った活躍をしてくれるかどうかは分からないのですが、楽しみなことは間違いありません。何度も言うようですが助っ人外国人選手としてディフェンス型の遊撃手を獲得するという発想は非常に面白いですね。ヤクルトではウィルソン以来ですかね(ウィルソンは活躍出来ませんでしたが…)?

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コメント

  1. 久保田 より:

    この実績にしては、あまりにも格安でびっくり!よく獲得できましたね。
    ヤクルトスワローズとしては、これで「バレンティン選手、出ていくならどうぞ!」という姿勢ができたようにも思います。
    仮にバレンティン選手に5億円を出すのなら、もっと安くて、より守備力のある外人外野手も獲れるでしょう。
    ショートにエスコバー選手が入り、サードは廣岡選手、ファーストは村上選手、セカンドはもちろん山田選手!これなら内野手だけで I 0 0本塁打も夢ではないメンツが揃いますね!

  2. 中国地方のスワローズファン より:

    メジャーリーグで9年間もショートのレギュラーだった選手が来てくれたのが驚きですね。
    ウィルソンはシーズン途中からの入団だったので、付け焼き刃的な感じがありましたが、エスコバーは青木、斎藤コーチがその力量を把握しているでしょうから、大丈夫だと思います。

    投手陣に取っては非常に心強いと思います。
    山田とエスコバーの二遊間を見る事が出来るのが楽しみです。

    さて、これでバレンティンの残留に影響を与えるかどうかが注目ですね。
    守りの野球を目指すのであれば、この前も書きましたが、バレンティンは放出した方が良いと思います。

  3. 匿名 より:

    今回のエスコバー獲得には賛成です。投手陣にとってもプラスでしょうし、若手のお手本としても期待しています。
    ただ中島の残留表明がありバレの残留も考えられるとはいえ、補強の難しい強打者ではなく守備の選手に外国人枠を使ってしまったか…という引っかかりもあります。(もちろんメジャーのゴールドグラブ級が獲れるまたとない機会でもあったわけですが)
    今オフは珍しく積極的に動いているところもあってか、補強のひとつひとつに色々と考えがいがありますね

  4. k より:

    珍しくヤクルトにしては動きが早かったですよね、シーズン中から調査はしていたんでしょうね。
    守備が良いという評価なんですが今年は3Aですし急激に衰えたいう見方も出来ますのでオープン戦からシーズン序盤を見てみないと分かりませんかね。(こういう守備職人が日本では打撃が良くなって守備が劣化してるパターンかなと個人的には思ってます)
    ただ外国人枠の関係で野手はエスコバーしかいませんから二軍という事は絶対にないのでサード・ショートで西浦・廣岡・太田とのレギュラー争いでしょうね(これで村上はファースト固定ですけど村上は若いので外野をやらしてファーストは別な選手が理想ですけどね)

  5. sabo より:

    助っ人外国人でショートを守っていた選手で思い出せるのは中日のエルナンデスくらいでしょうか?確か落合GMが身体能力に優れた助っ人にショートを守らせるというアイデアを語っていた気がします

    無論エスコバーの方がキャリアは遥かに上。なのにこの年俸とは!!一体どうやって交渉したんだ!?そういえばスカウトはやっぱりロマンだったのでそうか??
    ただ来年はオリンピックがあるので代表で出場する試合分の給与が引かれているのかもしれませんね(バレンティンも契約で代表出場が条件というようなことを言ってたような)

    これだけ大型のショートは日本じゃ珍しいし廣岡にとって学ぶことが多いと良いです
    守備だけでなく足も速いのも良いですね。どちらも今は衰えているかもしれませんが2018年でも8盗塁ということでまだそこそこ早いのではないかと期待します。アメリカの記事でも今でもグローブワークとベースランニングは期待できるというようなことが(グーグル翻訳で)書いてありました

    そして何より早く助っ人野手枠が埋まってよかったです。チーム作りも計算しやすくなりますね

  6. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    ちょっと驚きの補強ですよね!

  7. FIYS より:

    > 中国地方のスワローズファンさんへ

    エスコバーのダイナミックな守備が見られるといいですよね。

  8. FIYS より:

    > ーさんへ

    何となく言いたいことは分かります。宮本慎也級の選手がいれば守備型の選手を助っ人外国人として補強する必要はないですからね。

  9. FIYS より:

    > kさんへ

    そうですね。エスコバーはキャンプ、オープン戦を見るまではどんな状態か分からないですからね。

    村上ファースト固定はちょっともったいない気もしますね。

  10. FIYS より:

    > saboさんへ

    驚きの補強ですよね。私は広島時代のシーツや近鉄のギルバートの印象が強いですね。

  11. タラちゃん より:

    エスコバーの映像見ただけでわくわくしますが、
    再来年哲人FA移籍後にクルーズみたいに年齢的に考えるとセカンドに回ることも想定しているのかとも思えます。
    今年の野手の弱点が、
    サード、ショートだったわけで、とくに攻撃力ね。
    村上のサード起用、ショートはエスコバーでしばらくは行く方針が予想されます。
    期待は、廣岡、奥村、太田、西浦の覚醒に期待したいです。
    とくにのんびり屋っぽい廣岡の高出塁率と長打に期待。村上をファーストに追いやる活躍を!

  12. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    エスコバーが本当にショートをしっかり守れるようであれば大きな補強になりますよね。廣岡は来シーズンは数字を求められるシーズンになることは間違いないですね。

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