今日も事前に挙げたポイントに沿って振り返り記事を書いてみたい。
過去記事はこちらから→「2020年キャンプ・オープン戦①」
①新戦力チェック
・エスコバーに関しては、やはり守備は一級品である。若い頃に比べると身体のキレという部分では重くなっているようにも感じるが、ある程度ショートでも計算出来そうである。サードの方が本人の負担は減るのかもしれないが、ヤクルトに確実に守れるショートがいないため、出来ることならばエスコバーにはショートを守ってもらいたい。捕球、送球という基本動作がしっかり出来ているため、見ていて安心感を感じる。
打撃に関しては、中軸を担うのは少し難しいかな?という印象である。首脳陣も早めにエスコバーの打線での役割を提示してもらいたい。1,2番に組み込むのか?6番以下に入るのかどちらかではないだろうか?
・投手ではイノーアがストレート、変化球ともにキレ、コントロールがあり、もしかするとエース的な役割を担ってくれるかな?という期待感がある。ムービング系のファストボールとスライダーを中心に外の出し入れで勝負するタイプの投手だろうか?まだ引き出しはありそうである。楽しみな投手である。
・大卒ルーキー3投手は、4日のソフトバンク戦でそれぞれプロの壁を感じたのではないだろうか?しかしオープン戦でしっかりプロの厳しさを感じることが出来たのはプラスに捉えて良いと思う。吉田大喜、大西に関しては、ある程度自分の投球スタイルを確立しているように感じるため、壁にぶち当たりながら工夫して投げることが出来るタイプなのではないだろうか?杉山は「未完の大器」の域を出ていないと思うのだが、この時期に156キロを計測するストレートはそれだけで魅力的である。
高津監督がルーキーイヤーだった年のオープン戦で岡林、小坂、高津の大卒ルーキー3人で完封勝利を挙げたゲームがあったと記憶しているのだが、今年の大卒ルーキーも三者三様に魅力があり、楽しみである。
・長谷川、今野に関してもリリーフであればある程度戦力になりそうである。特に長谷川のポテンシャルの高さは噂通りであり、見ていて楽しみになる。
②投手編成
・石川が開幕投手を務めることになった。石川の出来の良さを感じるとともに選手層の薄さを感じる出来事でもある。石川が開幕投手を務めるということはやはり開幕から6人の先発ローテでシンプルに回していくことはないと考えて良いのではないだろうか?昨シーズンは80球~100球の間を目途にマウンドを降りることが多かった石川が開幕から中6日のローテを守ることは難しいと思われる。やはり石川、小川、イノーア、スアレス(状況によってクック)に高橋、高梨、吉田大喜辺りが絡む形となりそうである。先発、リリーフともに専門職の投手は数人いるのが、若手を中心に先発、リリーフを掛け持ちすることになる投手も出てきそうである。
・リリーフ陣に関しては、今シーズンは数多くの投手が1軍のマウンドを経験するシーズンになるのではないだろうか?常識的に考えると1軍で投げる投手が増えれば増えるほど、チーム成績は低迷する可能性が高いと思う。それだけ絶対的な存在の投手が不足しているということである。しかし高津監督、斎藤コーチにはそこを逆手にとって選手のモチベーションを引き出してもらいたい。梅野が投げれていないことを考えるとリリーフ専門で実績があるのは、石山、マクガフ、近藤、五十嵐、中尾くらいである。そこに大卒ルーキー3人や長谷川、今野といった新戦力、清水、星、大下といったドラフト上位組、金久保、市川といった若手に久保、蔵本、坂本などが絡んで、何とかやりくりしていってもらいたいものである。決して質の高くないメンバーをどうやってやり繰りしていくのだろうか?
③捕手争いが面白い
・高津監督が「正捕手は中村。」とコメントしたとのことで、軸は中村で行くことになりそうである。やはり総合力では中村が頭1つ抜けていると感じる。しかしプロの投手のボールに徐々にアジャストしてきた古賀やベテランの嶋、パンチ力のある西田とチーム内で自分の居場所を確保しつつある選手も複数存在するのがヤクルト捕手陣のプラスポイントではないだろうか?投手のやり繰り同様、捕手のやり繰りもどのように行っていくのか楽しみである。
④奥川のコンディション
・肘の炎症で出遅れてしまったのだが、その後は順調にメニューをこなせているようで一安心である。ブルペンにも何度か入り、実力の片鱗を見せてくれている。このまま大きなトラブルなくメニューをこなすことが出来れば、4月中には実戦登板という流れになりそうである。
変則ローテーションの一端を奥川が担うということもあり得そうである。やはり並みの高卒ルーキーではないことは間違いないと思われる。
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コメント
エスコバーね。
哲人の国内FA移籍に備えての獲得かと思うので打撃次第かと思われますが、
早打ちなのがね。
打順は1,2番は試されておらず、5,6番を予定しているのでしょうね。
村上は間に合えば4番は確定でしょうから、そうなると同じ早打ちの雄平と打順並ぶことになるので、そこをどうするかでしょう。
先発ローテ。
小川をマツダの初戦に持ってくる裏ローテにするのか?神宮での2戦目か3戦目に持ってくるか気になります。
前者ですと、石川は表ローテの初戦。後者だと暫くは登板→抹消→中10日みたいな感じにするのかな?と。
個人的には、後者でGW前までは間隔を開けて回す方法もしくは、開幕先発ローテを7枚とかにして、開幕投手をずっと相手のエース投手との対決避ける方法を取りますが、果たして?
リリーフ。
梅野の穴を清水が埋める公算が強いとして、近藤(五十嵐)→マクガフ→石山っていう方程式を取るのかと。
問題はハフの穴で、長谷川が良さそうで、中尾もってことになるとありがたいですが、どうなるのか?
何気に、
今野も良さそうですし、ただ体力ないので時々リフレッシュ休暇必須。
大下や風張などビハインド時でもイニング食ってくれる投手がカギ握るでしょうね。
それにしても、
昨年の投手コーチに監督、ヘッドには梅野の酷使に関しては腹が立ってきますね。順位も順位でしたし、こうなることって想定できない無能なのか?来年いないからってことなのか、あきれ果てます。
捕手争いね。
中村は確定として、嶋も入団の経緯で1軍に入るでしょうし、捕手3人にするのか?西田を内野手扱いで4人置くのか注目です。
嶋の肩次第では古賀か松本直は入れておくべきかと。
最後に奥川ね。
GWに9連戦あってそこで先発不足になるタイミングでの初登板あるのかな?とか思いますけど、どうなりますかね?
今年は高橋の出始めみたく、100球制限で登板→抹消、中10日みたいな感じで先発でやるのかな?と想像。
厳しい言い方しますが、1600万円っていう1軍最低年俸をもらっている選手なんである程度はやってもらわないと困るね。故障は禁物だけど。
オープン戦始まる前はピッチャーは思ったより良くて、村上出遅れて打撃力に不安があるなぁと感じてましたが、塩見と吉田大成がかなり良いので面白くなってきました
吉田大成の打撃開花は本物かと思えてきてます
あとは村上が復帰するまでは塩見がクリーンアップでもいいかな
エスコバーは今の走力で右打ちだから1.2番はきついかと。
投手は梅野高橋が想定外なことになってるので……どこかで取り戻してくれると思いますが開幕には無理そう
新人大卒3投手は贔屓目ですが後半戦までには3人とも1軍でやってくれそうという期待です
長谷川と今野は想像以上でしたね。特に長谷川君はすでにスター感ありますw
> タラちゃんさんへ
投手起用に関しても野手起用に関しても高津監督をはじめとする首脳陣がどのような起用をし、そのような作戦で挑むのか注目ですよね。
選手の質、量とも厳しいことは分かっているつもりですが、それでもやはり勝つ姿を見たいですからね。
> saboさんへ
吉田大成は思った以上に打撃で結果を残してくれていますね。それだけに元々評価の高かった守備できっちり仕事をしてもらいたいですね。塩見は公式戦に入ってからですね。
梅野は想定外ですが高橋はある意味想定内です。ボール自体は素晴らしいんですけどね。