たかがスポーツされどスポーツ

「新型コロナウイルス」の影響は大きくなるばかりである。国内外の様々なイベントも自粛されており、スポーツ界ももろに影響を受けている。プロ野球は開幕を延期し、Jリーグも再開出来ずにいる。そしてセンバツ高校野球も中止が決定された。異常事態である。阪神淡路大震災の際も東日本大震災の際にも開催されたセンバツ高校野球が中止になったことは個人的には少し驚いた。他の学生スポーツの全国大会が軒並み中止となり、高校野球も非常に難しい判断を強いられたのは間違いないのだが、大相撲が無観客で開催されていることもあり、国民的行事として定着しているセンバツ高校野球に関しても無観客で実施する可能性が高いのかな？と何となく予想していた。しかし3月11日に正式に中止が決定した。至極当然の判断だと思われるが、個人的には予想外の判断だった。高野連はよく中止を決断したと思う。
春、夏の甲子園大会は、国民にとっての一大行事として定着しており、国民の娯楽の一つになっていた。私も甲子園大会をテレビ観戦することは毎年の楽しみになっていたため、今年のセンバツ高校野球が中止になってしまったことに残念な気持ちも持っている。しかしである、「新型コロナウイルス」の特徴を考えると高校野球だけ特例的に無観客試合であったとしても実施するということはあまりにもリスクが大きいと感じる。世界中で感染拡大が続いており、高齢者を中心に死者も出ている。現段階で特効薬もなく、専門家の意見も割れているような状況である。このような状況であれば集団感染のリスクは少しでも減らさなければならないのだと思う。
高校野球もあくまでも高校の部活動の１つである。３月より国の方針により多くの学校が休校状態となっている。その中でセンバツだけ開催するのは無理がある。やはり中止は妥当な判断だと思う。

私は幼い頃からスポーツ観戦が大好きであり、一番の趣味と言っても過言ではない。だからこそ「新型コロナウイルス」でスポーツイベントが次々と中止、延期となってしまっている現状は辛いものがある。人の命ということを考えれば、スポーツイベントなんてやっている場合ではないのだが、こういう状況になったからこそ、スポーツの持っている力というものも再認識させてもらっている。早く平穏な日常が戻ってきてもらいたい。平穏な日常にスポーツは欠かせない。

皆さんもおそらく今回の「新型コロナウイルス」の影響で日常生活にも支障が出ているのではないでしょうか？私自身も仕事や子どものことなどで色々と影響は出てきています。しかし未知のウイルスとの戦いということを考えると冷静な判断が求められることは間違いないと思っています。国の判断などにイライラしてしまいそうになることもあるのですが、早く平穏な日常が戻ってきてほしいと思うばかりにスポーツをはじめとするイベントを見切り発車してしまい、その後で感染が拡大し、悪い意味で次のフェーズに突入してしまうことだけは避けなければならないと思っています。私自身神宮での開幕シリーズも観戦したいと思っていたし、プロ野球がいつ開幕できるか分からない状況に気持ちが落ち込むこともあるのですが、今は耐える時期だと思っています。７月には東京オリンピックが予定されており、日本国内の対応には世界の目が注がれていることも忘れてはならない。曖昧なことをせずにセンバツ高校野球を中止した高野連の対応は間違いではないと思う。


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