9連敗

ヤクルト1-7楽天

昨日高卒ルーキーの釜田に抑え込まれた打線は、重症である。今日は、ついにバレンティンを先発メンバーから外してきた。個人的には、今日までチャンスを与えても良いかな?と思っていたが、ここまで打てなければ仕方ないだろう。今日のヤクルトの打順は、1番ミレッジ、2番田中、3番ユウイチ、4番畠山、5番飯原、6番宮本、7番森岡、8番相川、9番増渕というメンバーで臨んだ。完全に忘れていたが、1番ミレッジという策は「あり」だと思う。しかし今日も厳しい結果が待っていた。

楽天の先発は2年目の美馬。打ち崩すチャンスは充分にあると思ったのだが、今の打線にはその力も残されていなかったようだ。
試合は、今シーズン初先発となった増渕が初回から飛ばしに飛ばした。手の平を返すようだが、昨日まで全く期待していなかった増渕が今日は、気持ちの入ったピッチングを見せてくれた。球威のあるストレートが戻って来ていた。しかし…何せ打線の援護がない。4回までノーヒットに抑えていたのだが、5回に球が浮き始める。先頭のガルシアにヒットを打たれると、1アウトからデレーロに四球を与えてしまう。続く桝田にタイムリー2ベースを浴びると、続く小山にも2点タイムリーを浴びてしまう。結局増渕は、この回で降板、5回を被安打3、与四球2の3失点という結果だったが、気持ちを感じる投球だった。個人的には、今日の投球は評価したい。
しかし残念ながら、試合はこの3点で決まりである。
5回には、2番手久古が、聖沢に足で掻き回され、高須には四球を与え、ランナーを溜めて降板となってしまう。代わった小野寺は、ガルシアにタイムリーヒット、中村に3ランホームランを浴びてしまう。小野寺は、現状1軍では使えなそうである。
打線は、今日も美馬の前に抑え込まれてしまうが、8回2アウトからミレッジがソロホームランを放ち、何とか一矢報いる。しかし今日はここまで。1-7で大敗し、9連敗となった。

悲しくなるくらい弱いチームになってしまった。つい1週間ほど前までは、優勝のためにはどう闘えば良いのか?首位とのゲーム差はどれくらいか?そんなことを気にしながらブログを書いていたのだが…残念ながらそんなことを考える余裕はなくなってしまった。19日に落ちてしまった落とし穴は暗くて深いものだった。未だに底が見えない穴である。正直相手チームの先発投手との巡りも良く、エース級との対決は少なかったはずだ。それでも1勝9敗という成績である。信じられないくらい点が取れず、信じられないくらい点を取られてしまっている。
打線は、バレンティンをどう回復させるかにかかっている。打てない選手を起用し続ける訳にはいかないのだが、この選手が復調しない限り、ヤクルトの浮上はないだろう。扱いの難しい選手である。その他の選手では、ミレッジに一発が飛び出し、畠山には2本ヒットが出た。飯原にもヒットが出始めているので、川端が復帰すればどん底の状態は抜け出せるはずだ。もう少し、もう少し我慢して見守りたい。

投手陣は、中継ぎの入れ替えをお願いしたい。小野寺、松井光は、現状厳しいのではないだろうか?阿部、平井を戻すなり、バレンティンの状況によっては、イムを上げるなどして対応してもらいたい。先発投手陣は、今日の増渕のように飛ばしてもらいたい。ノルマは5回無失点である。ロースコアのゲームに持ち込むしか今のヤクルトにはチャンスがないだろう。
明後日からは、日本ハムとの2連戦である。オリックス、ロッテ、西武、楽天に比べて戦い難い相手だと思うが、ここまで勝てなければ相手がどこだろうと一緒のような気がしてきた。まずは、連敗ストップである。頑張れスワローズ!

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