投げてはスアレス、打っては山崎

ヤクルト6-1阪神

私個人の期待値からするとスアレスよりもイノーア、山崎よりも塩見の方が期待値は高い。しかし今日のゲームで躍動したのはスアレス、山崎だった。特にスアレスに関しては、昨シーズンはコンディション不良での離脱から満足に投げることが出来ず、今シーズン開幕前にも体調不良で離脱していたため、個人的な評価は高くなかったのだが、今日の投球内容は素晴らしかった。コンディションをしっかり整えることが出来れば、今後も期待できそうである。

スアレスは6回で85球を投げ、被安打2与四死球2の1失点(自責点0)で勝ち投手となった。ファストボール系の威力、内外角の出し入れ、緩急の使い方、全てにおいて抜群の内容だった。結果的に最終イニングとなった6回もスピードも落ちておらず、もう1イニングくらいは投げられそうな雰囲気がある中での降板となった。打たせて取るスアレスの長所を存分に発揮した試合となった。全に空間を支配しており、常にスアレスのペースで阪神打線と対峙することが出来ていた。これだけの投球が出来るのであれば、今後の投球にも大いに期待したいと思う。
リリーフ陣は清水ー梅野ー近藤と繋いでみせた。開幕戦で掴まり、石川の勝利を消してしまった梅野は6-1とリードした8回という余裕のある状況での登板となったが、しっかり三者凡退に仕留めてみせた。武器であるストレートのボリューム感に欠けるように感じる部分もあるのだが、まずは開幕戦の嫌な印象を振り払うことが出来て良かったのではないだろうか?ここから徐々に上げていきたいところである。

打線では今日もスタメン出場となった山崎が6番センターでタイムリー2本を含む3安打2打点と気を吐いてみせた。左投左打の小柄な外野手、出身大学は日大、背番号は31ということで真中元監督の現役時代と比べられることが多かった。真中元監督はルーキーイヤーからそのパンチ力のある打撃でアピールしていたのだが、山崎はどうしても打撃での非力さが目立っていた。しかし今シーズンはオープン戦、練習試合とスイング、打球に力強さが加わってきており、長打や強い打球が目に見えて増えてきていた。初先発となった昨日のゲームでも2ベースを放っていたのだが、今日のゲームでも初回、5回と1本ほしい場面でしっかり結果を出してくれた。打撃でアピール出来れば、今後間違いなく出場機会は増えるはずである。守備、走塁に関しては真中元監督と遜色はないと思うだけに、今後はバッティング面に注目してみたいと思う。

2連敗で迎えたゲームだったのだが、盗塁を3つ成功させるなど積極的に仕掛けて、自分たちでペースを握ることに成功した。積極的に仕掛けることは簡単なことではなく、ある程度のリスクもあるのだが、今日はよくぞ積極的に仕掛けてくれたと思う。チームが不調に陥った時に積極的に動いてみるというのは1つの戦略としては「あり」だと思う。

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コメント

  1. タラちゃん より:

    カード初戦落としても2戦目をきっちり拾う。良い感じ。
    こうなれば連敗は減るわけで、昨年までの惨状は無くなっては行くでしょう。

    そして投手の運用もスアレスもあと1イニング行けそうでしたが、
    無理をさせずにできているのは良い傾向。
    今のところ、リリーフを連投までで抑えているしね。

    山崎ね。
    打撃は叩けるようになっているね。
    真中元監督っぽくはなっているね。
    ただ、2つの走塁ミスはいただけないね。勝っているからこそ反省してほしい。

  2. sabo より:

    気付けば去年から抜群の安定感のスアレス。もしかして先発ローテで一番安定するかも。このまま投げ続けてくれれば二桁勝利は堅い。
    ただ早めに下ろしたのは怪我の心配が抜けきらないこともあるのかも。まぁ今年は特別ルールなので6回で万事オッケー。むしろ今後は中5日中4日とか詰めざるおえないときに対応する能力が問われそう。

    山崎晃大朗は去年も結構打ってましたが、まぐれじゃないことが分かりましたね。守備も上手くなった気がする。

    山崎晃大朗はじめ若手の成長が見れて楽しいです

  3. FIYS より:

    タラちゃんさんへ

    確かに山崎はタイプ的にも走塁ミスは許されませんよね。このゲームでの走塁はちょっと不安が残る場面もありましたね。

  4. FIYS より:

    saboさんへ

    スアレスは投げれば結果は残してくれていますよね。

    若手の成長は楽しみですよね。

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