遠い遠い1勝

ヤクルト3-8DeNA

これで6連敗である。チームにとっても石川にとっても1勝が遠い。

石川は初回にソトに2ランホームランを浴び先制を許すとチームが同点に追いついた直後にソトに勝ち越しタイムリーを許し、4回には大和の犠牲フライで追加点を奪われてしまった。結局4回4失点で降板となり、今シーズン初勝利はまたもお預けとなった。石川自身は0勝4敗という数字になってしまった。
石川に関しては、現状小川のように連敗を止めるような快投に期待するのは酷である。怪我で離脱して戻ってきて以降は、球数も90球に達することがない。これが40歳石川の現在地である。特に調子が悪いという状態にも見えず、実力を出し切った中での数字のように思える。強いて言えばストレートのキレがどこまで戻るか?という部分がポイントになるだろうか?チーム状態も悪く、すでに消化試合ムードとなっている中で石川に勝ちを付けるのは想像以上に難しいのかもしれない。

野手陣では雄平と塩見が登録抹消となり、6番ライト中山、7番センター濱田がスタメンとなった。濱田をセンターで起用しなければならない地点でチーム状態はかなり厳しいと感じるし、やはり消化試合感があることは否めない。手首を痛めて3試合欠場した以降の青木が孤軍奮闘を続けているが、それでもチームの士気は上がってこない。「実力不足」という言葉を使うほかない状況である。守備でも村上、近藤のエラーがそのまま失点に繋がるなどいい所なく、6連敗となってしまった。

今シーズンはCSがないため、首位と20ゲーム差近く放されてしまったヤクルトは例年以上に目標が見出しづらくなっている。残りゲームはまだ47試合も残っているのだが、今後どのように戦っていけば良いのだろうか?青木の姿勢を見ていれば、あくまでも勝利を目指すということを大前提で戦ってもらいたいのだが、その一方で来シーズン以降ということも頭に入れながら戦っていく必要もあると感じる。高津監督にとっての苦難の1年は続いていきそうである。

16日のヤクルトの予告先発は歳内ですね。神宮でのDeNA戦ということで決して簡単なシチュエーションではないのですが、チーム状態的には変にプレッシャーが掛かる状態でもないため、とにかく自分の力を出し切ってもらいたい。ヤクルトファンの数少ない楽しみの一つである。

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コメント

  1. sabo より:

    気になったのは山崎のスイングですね。内野安打にはなりましたがあまりに崩れていて疲労ならまだ良いのですが、ケガを疑ってしまうような力のないスイングでした。塩見もケガでとにかく厳しい状況ですね

    歳内は楽しみですね。ある程度の失点は覚悟するのでなんとか6イニングは投げてほしい。

    あと今年はFA豊作の年でウチは山田小川の引き留めに全力を出さないといけないわけですが、守りだけでなく攻めにも転じてほしい。具体的には楽天塩見辛島のどちらか獲得を狙ってほしい。Cランク故に争奪戦になる可能性高いですが、辛島は先発希望らしいのでウチなら先発確約できる。

  2. 超匿名 より:

     相手が新人だったので、石川に勝ちを付けるならここだと試合前は思っていました。外野手2人の抹消により図らずも半育成モードになり、敗戦も想定内とは言え、ルーキーにあっさりと勝ちを与えてしまうところにチームの悲しさが出ています。
     塩見については2度目の抹消の時は、こちらに感情が伝わってくる書き方をされていたのに、今回は事実を触れたのみですね。シーズンに3度も故障するのはいくらなんでもモロ過ぎます。もはや彼を戦力として計算するのはリスキーな行為であり、故障しやすい体質が改善できないのなれば、今後は育成の優先順位を下げるべきかと思います。少なくとも私は彼に期待するのは止めました。
     昨年は村上の成績という楽しみがありました。今年は楽しみが少なくて困っています。濱田の起用が続くなら初ホームランが見たいと思います。

  3. FIYS より:

    saboさんへ

    山崎のスイングはそんな状態なのですね?ちょっと心配ですね。

  4. FIYS より:

    超匿名さんへ

    新人の坂本にあっさり2勝目を献上してしまった部分は寂しさを感じましたよね。

    塩見については登録抹消の理由がつかめていなかったためあっさり触れる程度にしました。こういったところでチャンスを逃してしまう姿を見るととても歯痒いです。

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