ヤクルト1-1阪神(延長10回)
スアレスが上手く阪神打線を抑え込んでいただけに、打線の拙攻と5回の宮本のエラーが痛かった。こういったゲームをものに出来ないところが最下位に沈むチームらしい。
先発のスアレスは、今日も「らしい」投球を披露してくれた。ムービング系のボールで打者の芯を外し、打たせて取ったり、緩急でタイミングをずらしたりと、常に主導権を握りながら阪神打線を抑え込んでいった。5回に宮本のエラーからピンチを招き、糸原にタイムリーを許してしまったのだが、6回を被安打3、与四死球3の1失点(自責点0)としっかり試合を作ってみせた。流石の安定感である。昨シーズンも今シーズンも怪我での長期離脱があったのだが、コンディションさえ整えば、本当に安定した投球を披露してくれている。小川の調子が落ちる中でエース格としてチームを支えてくれている。
今日は阪神に在籍するスアレス弟も登板機会があり、兄弟投手が同一ゲームで登板するという珍しい場面があった。160キロを超える速球で力でねじ伏せる弟とボールを動かしながら相手打者と対峙する兄ということで投手としてのタイプが全く異なっている所が面白い所である。
リリーフ陣は7回からマクガフー清水ー石山ー梅野と繋ぎ、阪神打線を無失点で封じてみせた。阪神のリリーフ陣も強力であるため、甲子園でこのような展開になると多少分が悪い部分もあるのだが、今日はヤクルトのリリーフ陣もよく粘ってみせた。
打線は阪神先発のガンケルからチャンスは作ったのだが、崩しきれなかった。特に4回は山田哲、村上、坂口の3連打で先制し、その後も1アウト満塁のチャンスを作ったのだが、西浦がダブルプレーで流れを切ってしまった。山崎のバント失敗含め、まずい攻撃になってしまった。5回、6回もダブルプレーでチャンスを潰してしまうと、そこからはチャンスらしいチャンスは最後まで作ることが出来なかった。崩せるところで崩しておかないと今の打線の状態では中々得点につなげることが出来ない。
今日は1番サードで宮本を起用してきたのだが、5タコに失点に繋がるエラーを喫するなど散々な結果となってしまった。守備に関しては、奈良学園大時代は、ショートの守備が評価されていたのだが、今現在は足の運びが固く、腰高のように感じることが多い。大学時に腰痛を発症していたと思うのだが、その影響が残っているのだろうか?今シーズンは打撃で成長を感じさせてくれているのだが、宮本タイプの選手には守備、走塁でも結果を残してもらう必要がある。まだまだ課題は多い。
P.S 坂口は今日のタイムリーでプロ通算1500安打を達成しました。山あり谷ありのプロ野球人生だと思うのですが、この積み重ねは素晴らしいと感じます。オリックス時代には最多安打のタイトルも獲得しているのですが、怪我に苦しみ、ヤクルトに入団した時には崖っぷちの状態だったと思うのですが、そこからよく息を吹き返したと思います。ファーストにも挑戦するなどベテランになってもチャレンジし続ける姿に多くのファンが魅了されているのではないでしょうか?
にほんブログ村
コメント
坂口はセイバー的にはWARマイナス指標なんでいろいろあるが、
1塁挑戦しながら、外野全ポジションこなし、よくやっていると思う。
宮本。
厳しいがあの守備ではレギュラー取れない。
セカンド哲人、サード村上いるのでショートもう1度挑戦しない限り、今の代打か便利屋稼業のまま。
シーズン終わったら、打撃は計算できるのでとにかく守備練習にいそしんでほしい。
スアレスはとにかくスペらない。ケガしないことできれば結果はでてくるので、体調管理をしっかりとしてほしい。
タラちゃんさんへ
宮本は打撃で成長した姿を見せてくれていますよね。守備に関しては出来れば堅実に守れる内野手になってもらいたいのですが、ちょっと厳しいですかね?