ヤクルトは3日、前米大リーグ、インディアンスのドミンゴ・サンタナ外野手(28)と正式に入団合意に至ったことを発表した。背番号は「25」で、年俸100万ドル(約1億400万円)プラス出来高の1年契約となった。
ドミニカ共和国出身で195センチ、104キロの右打ち外野手。主に右翼手を守り、ブルワーズ時代の17年には30本塁打。マリナーズでの昨季は21本塁打と、28歳の若さで通算77本塁打をマークしている。今季はインディアンスに所属したが、24試合の出場で打率・157、2本塁打、12打点で10月30日にFAとなっていた。
(サンケイスポーツ引用)
昨年のエスコバー獲得にも驚いたのだが、今回のドミンゴ・サンタナ獲得にも驚いた。ここ数年はメジャーに関してはすっかり疎くなってしまい、全く試合も追っていないのだが、17年シーズンにはメジャーで30本塁打を記録している28歳の外野手が入団するというだけでワクワクしてしまう。パッと見の印象としては来日した当初の西武メヒアのイメージである。大柄で外角のボールを右方向に運べるパワーがあり、低めのボールにもツボを持っていそうな印象である。これだけ大柄な日本人打者はほとんどいないため、希少価値もあり、打線にエッセンスを加える存在になってくれそうである。日本野球でよく言われるボールになる変化球への我慢と対応、外角のストレートをどのくらいの確率で仕留めることが出来るか?という部分がポイントになりそうである。
先日獲得が発表されたオスナも打撃がウリの選手ではあるのだが、コンパクトなスイングでボールを捉えるオスナとダイナミックな動きで豪快にボールを捉えるサンタナは打者としてのタイプは違いそうである。そういった部分も相手チームから見て攻め辛い打線が組める可能性があるのではないだろうか?
昨年の補強に関しては、センターラインを強化して守備からチームを整えようとしているように感じたのだが、今年の補強は攻撃力を重視している印象である。今のヤクルトのメンバーやヒッターズパーク神宮球場を本拠地にしていることを考えれば、豪快に打ち勝つ野球に舵を切ることは悪いことではないと思う。
一連の補強を見ていると高津監督にとっての監督2シーズン目はチームを整えるシーズンではないということが言えそうである。「結果が出なければ3年目はない。」そんなシーズンになりそうである。
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コメント
MLBウォッチャーのツイート曰く、オスナは速球に強いハイボールヒッターでサンタナは変化球に強いローボールヒッターらしいです。二人を並ぶことでコンスタントに得点できそうです
サンタナの不安要素は19年に右ひじをケガしていることと20年は成績が低迷したことでしょうね
とはいえ20年の打撃動画を見る限り全く問題ないほど良いスイングに見えます
コロナ禍の影響でビッグネームが日本に来やすくなる可能性があると噂はありましたがヤクルトに来るとは。
今年はイノーア、クックの低調で奥村海外スカウトに批判もありましたがサンタナ獲得にかなり早くから動いてくれたようですし今のところ挽回以上の出来です
saboさんへ
オスナ、サンタナともにどこかしらパリーグっぽさを感じる部分もあるのですが、打撃で結果を残してくれると良いですよね。