内川聖一を獲得

ヤクルトが8日、ソフトバンクを自由契約となった内川聖一内野手(38)と入団合意に至り、11日に正式契約を結ぶことを発表した。
(サンケイスポーツ引用)

上記の通り、ソフトバンクを自由契約となっていた内川の獲得が発表された。今シーズン1軍の出場がない38歳のベテラン野手の獲得ということで賛否は分かれそうなのだが、私はこの補強「あり」か「なし」か?と聞かれれば「あり」と答える。
今シーズン1軍での出場がなかったということで1年間1軍の投手と対戦出来なかったことによるブランクは確かに大きなものがあると思うのだが、その打撃技術は確かなものを持っている。いわゆる「打撃職人」系の選手である。ヒットの打ち方を知っている稀代のバットマンであることに疑いはない。また暗黒時代の横浜ベイスターズ、黄金期のソフトバンクホークス、日本代表でWBCを戦うなど、プロ野球選手として数多くの経験をしてきている。2年連続最下位に沈んでしまったチームを浮上させるには必要な人材だと感じる。
昨年の嶋にもチームを浮上させるための役割を担ってもらいたいという気持ちがあったのだが、選手としての実績という部分では内川の方が数段上である。内川自身も「このままでは終われない。」という選手としての強い気持ちを持ってヤクルトでプレーしてくれるはずである。身体的な衰えを強いモチベーションでカバーしてくれる可能性もあるのではないか?と期待してみたくなる。
今オフ、ヤクルトはオスナ、サンタナという強打の外国人選手を補強しており、内川がレギュラーを獲得することは容易ではないと思うのだが、内川はあくまでも出場機会を求めているはずである。代打などと言わずに、レギュラー獲得のためにキャンプ、オープン戦からアピールを続けてもらいたい。最後の最後にもう一花咲かせてもらいたいものである。

P.S 内川の獲得には賛成なのだが、やはりソフトバンク内での競争で敗れた選手を補強してチーム力をアップするという方法は、打倒ソフトバンクを目指すにはあまりにも寂しい気持ちもする。それだけソフトバンクが高いレベルでチーム内競争を行っているということではあるのだが、このままでは「セリーグ」=「セカンドリーグ」という揶揄も冗談には聞こえなくなってきてしまう。今現在のヤクルトが内川を補強することには賛成だが、こういった補強が続いているうちはソフトバンクの背中は遠くなるばかりであることも忘れてはならない。

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コメント

  1. パイン より:

    ソフトバンクの戦力外を重用するのは不甲斐ないとは思いますが、内川自身はこの一年の経験で違う景色が見えているのではないですかね。シーズンが近づいて調子が上がってくれば期待できるでしょう。青木ほどではなくても、高いモチベーションが維持出来ればいいですね。坂口や近藤以前にも小早川、辻のように移籍したベテランが再起した過去がありますからね。復活したヒットマンの姿を見てみたいと思います。

  2. sabo より:

    私も内川獲得は「アリ」だと思います
    ただ内川がレギュラーになるようでは来年も最下位かなと思ってます
    ファーストでops.6~7程度じゃ順位は上がらないからサンタナ、オスナを獲得したわけで

    とはいえこれまでソフトバンクから戦力外や無償トレードで獲得しましたがそれとは違って元四番という実績の選手は初めてですね
    チームに良い反応が起こればいいなと思います

  3. 超匿名 より:

     パリーグの常勝チームから実績のあるベテランが移籍して来るとのことで、現西武監督の辻と重なりますかね。数年活躍してくれてコーチまで務めてくれましたが、内川の場合はどうなるか楽しみにしたいです。
     打倒ソフトバンクですか。同じやり方はヤクルトにはできないので、こんな時こそ野村氏の出番かと思いますが、もういませんからね。氏の最高傑作とも言える古田が現場に関わっていないのが惜しいですね。

  4. FIYS より:

    パインさんへ

    小早川は開幕戦の3連発が印象的ですよね。辻は移籍1年目は想像以上の数字を残しましたからね。内川にも期待しましょう。

  5. FIYS より:

    saboさんへ

    内川には個人成績だけでなく、チーム力の向上という部分でも大いに期待したいですよね。

  6. FIYS より:

    超匿名さんへ

    辻のように活躍してくれると嬉しいですよね。

    打倒ソフトバンクという部分は常に考えなければならない課題だと思っています。

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