ヤクルトが、日本ハムを戦力外となった宮台康平投手(25)と、支配下登録での入団に合意したとみられることが13日、分かった。7日の12球団合同トライアウト以降、獲得調査を進めてきた。
宮台は2017年に東大からドラフト7位で日本ハムに入団し、1軍登板は1年目の1試合のみ。今季限りで日本ハムを自由契約となり育成契約を打診されたが、他球団での支配下登録を目指して12球団合同トライアウトに臨んでいた。3者連続三振を奪い、最速144キロを計測するなどアピールし新たなチャンスをつかんだ。
(サンケイスポーツ引用)
宮台康平、東大出身のサウスポーであり、成績以上にネームバリューのある投手である。宮台が最も輝いていたのは東大時代の2年次、3年次辺りになるだろう。145キロを超えるストレートと打者を翻弄するチェンジアップ、スライダーのコンビネーションで大学屈指の存在となっていった。「東大の投手の中で」という括りがなくても、十分にドラフト候補として通用するサウスポーだった。結局は4年次に数字を落としてしまい、最終的には日本ハムにドラフト7位という評価で指名されたのだが、投手としての総合力はある程度評価されていた投手である。
プロ入り後も故障などがあり、数字は残せていないのだが、今回のトライアウトで抜群の投球を見せたことが、ヤクルトスカウト陣の目に留まったようである。年に1人いるかいないかのトライアウトでのプレーを評価されて獲得が検討された選手ではないだろうか?
1軍での登板はルーキーイヤーの1試合のみであり、イースタンでも決して良い結果を残せている訳ではない。昨年獲得した長谷川のストレートのような目に見えて武器となるボールを持っている訳でもないため、正直言って、大きな期待を掛けられる投手ではないのだが、自分のボールをしっかり投げられるだけのコンディションを作ることがあればワンチャンスあるのではないか?という気がしないでもない。ここ30年~40年の中での東大№1投手は間違いなく宮台だったはずである。野球を続けなくても様々な可能性があるはずである宮台がそれでも野球にしがみつこうとしたということが重要である。その気持ちがヤクルト入団で花開くことを願いたいと思う。
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コメント
トライアウトでのピッチングは完璧でしたね。あれだけコーナーを付けるなら1軍でも通用すると思いますから、課題は精度でしょうか
フォームを変えるべきとは思いませんが制球のつきにくいフォームに見えるし安定感が怪しく見えるし、制球が効かないときにパワーで押し切れる球威はないかなぁ
キレのあるストレートと手元で変化するスライダーチェンジアップのコンビネーションはかなりいいので新しい能力や球種というより今の能力の精度を上げてほしいです
小川GMからは来季から戦力として考えているとのコメントが出ていたのでなんとか開花してもらいたい
私にとっては地元にあるエリート高校出身なので応援したい選手となりました。
トライアウトでは風張が横浜に拾われましたね。こちらも行く末が気になるところです。
saboさんへ
トライアウトでの内容が余程良かったということでしょうかね?どちらかというとリリーフでの獲得でしょうか?
超匿名さんへ
湘南高校→東京大→プロ野球という経歴は異色ですよね。こういった特色のある選手がいるということもプロ野球観戦の楽しみの一つです。
風張は拾われて良かったですよね。
トライアウトの結果で評価が変わるというのはどれほどあり得るのか?OBやスカウトの記事とかだと獲得するかはトライアウト前に決まっていると言いますね。ただヤクルトは人数的に戦力外から何人か取ると決めてたと思うので、トライアウトの結果は決め手になったかもですね
チームとしては山野に先発を期待するなら左のリリーフが足りないですよね
ところでもしかしてヤクルトは六大学全種類制覇ですよね(笑)
saboさんへ
基本的にはトライアウトの結果で獲得することはないと聞きますよね。それでも今回の宮台獲得は、トライアウトの結果も加味されていそうな気がします。
東京六大学全大学制覇ですか。そもそも東大出身プロ野球選手は少ないですからね。ヤクルトでは宮台が初の東大出身投手のようですね。私はやはり立教大との関係性が気になっています。