2021年ドラフト即戦力予想

今年も年越し前にドラフト即戦力予想の記事を書いておきたい。
昨年の記事はこちらから→「2020年ドラフト即戦力予想

投手(セリーグ)

広島1位 栗林 良吏 右投右打 トヨタ自動車

広島3位 大道 温貴 右投右打 八戸学院大

中日2位 森 博人  右投右打 日体大

広島2位 森浦 大輔 左投左打 天理大


流石に同一球団の投手が3人即戦力になることはないと感じるのだが、それでも名前を挙げたくなるくらい広島の上位3投手が気になっている。そして森に関しては、ここ数年好投手を輩出し続けている日体大出身の好投手ということでリリーフであれば即戦力になり得ると感じ、名前を挙げさせてもらった。
ヤクルトファンとしては、木澤、山野の名前も挙げたかったのだが、木澤は実績不足、山野は最上級生時の投球内容から名前を挙げることは控えることにした。

栗林は、投球スタイルは昨年のドラ1森下に似ている。威力のあるストレートに縦のカーブ、カットボール、フォークとある程度の球種を持ち合わせており、コントロールもまずまずである。森下に比べるとサイズの小ささが気になると言えば気になるのだが、実績も申し分なく、先発でもリリーフでもある程度の数字は残してくれそうである。

大道は、私の中では3位まで残っていたことが意外だと感じた投手である。ストレート、スライダーのキレとコントロールはすでに1軍レベルにあると踏んでいる。ここにフォークも交えて三振を奪うスタイルは魅力的である。個人的には先発で見てみたい投手である。プロで生き残るためのポイントはインコースへのコントロールということになるだろうか?

は大学の先輩である松本(西武)、東妻(ロッテ)、吉田大喜(ヤクルト)と比べると大学時代の投球は多少インパクトに欠ける気がしないでもないのだが、コントロールがまとまっており、球威もあるためリリーフであればある程度の数字を残せる投手だと感じる。右打者にも左打者にもカットボールが生命線となりそうである。

森浦は、私が大好きなタイプのサウスポーである。綺麗な投球フォームからキレの良いストレート、スライダー、チェンジアップを両コーナーに投げ分けることが出来る。線の細さは気になるが、先発でもリリーフでも使えそうである。2年前にヤクルトの久保を名前を即戦力予想で挙げさせてもらったのだが、スライダーのキレとチェンジアップの実践度は森浦の方が上だと感じる。

野手(セリーグ)

DeNA2位 牧 秀悟 右投右打 中大

野手に関しては佐藤輝(阪神)の名前も挙げたかったのだが、プロのボールになれるまでに時間がかかるタイプの選手と見て、今回は名前を挙げるのは控えさせてもらった。しかし持っている能力はピカ1である。大山が成長し、強打の外国人選手も補強した阪神で無理に即戦力を求める必要性はないと考える。2年目、3年目に一気に数字を残すタイプの選手ではなかろうか?

そうなると打席でしっかりボールを見ることが出来るが即戦力候補として名前が挙がってくる。
もちろん1年目から大爆発を求めるだけの力はまだないと思うのだが、ある程度出場機会を与えられれば、打撃に関してはそこそこの数字は残せるのではないだろうか?同じチームの伊藤も打撃に特徴のある内野手だったのだが、確実性では牧の方が上と見る。守備力に関しては、まだまだの印象ではあるのだが、こちらも伊藤よりは上と見ている。そうなると出場機会を増やせる可能性もあると見る。

投手(パリーグ)

楽天1位 早川 隆久 左投左打 早大

日本ハム1位 伊藤 大海 右投左打 苫小牧駒大

オリックス4位 中川 楓 右投左打 立大


パリーグの3投手に関しては、全く迷うことなく名前を挙げることが出来た。その中でも早川の力が抜けていると思うのだが、伊藤、中川もルーキーイヤーから結果を残せるだけの力を有していると見る。

早川については、新人王最有力候補だと感じている。高校時代より何倍もパワーアップした印象で、先発としても三振の山を築くことが出来る。これだけのサウスポーは和田(ソフトバンク)、藤岡(元巨人)くらいしか思い付かない。藤岡はプロでは、思うように戦力にならなかったのだが、大学時代の実績と投球内容という意味では紛れもなく10年に1人の逸材だと感じる。いきなり楽天の左のエースに君臨する可能性も低くはないと見ている。

伊藤はただの剛球投手ではない。空振りを奪えるスライダーなどの変化球も持ち合わせており、クレバーさも感じさせてくれる。制球面に多少課題はあるのかな?と感じる部分もあるのだが、リリーフとして起用すれば1年目から数字を残しそうである。私はリリーフで全力で腕を振る伊藤の姿を見てみたい。

中川に関しては、完全に高橋礼(ソフトバンク)に似た印象である。長身のアンダーハンドで、大学時代の実績も下級生時に活躍し、上級生時に苦戦したところも似ていると感じる。高橋礼に関しては、ルーキーイヤーはシーズン最終盤から結果を残した印象なのだが、中川に関してもフォームが固まりさえすれば1年目から活躍する可能性はあると見ている。気になる部分があるとすれば高橋礼と同じパリーグのチームに入団することになったことである。変則投手にはルーキーイヤーは打者が球筋に慣れるまでに時間がかかるというアドバンテージがあるのだが、高橋礼に似ている分早めに慣れられる危険性はありそうである。


野手(パリーグ)

日本ハム2位 五十幡 亮汰 右投左打 中大

日本ハム3位 古川 裕大 右投左打 上武大


野手陣は日本ハムに入団した2人が面白いと見ている。はっきりとしたストロングポイントがある2選手である。

五十幡に関しては、おそらく栗山監督はすでに1軍の戦力として考えているはずである。選手の長所を活かすチーム作りは栗山監督の十八番であり、五十幡のスピードは今の日本ハムに求められる部分の1つである。西川の去就によって状況が変わってくることは間違いないのだが、レギュラーを獲得できなかったとしても常に1軍に帯同する選手になるのではないだろうか?それ程までに飛びぬけた脚を持った選手である。

古川に関しては捕手としての能力が疑問視されることも少なくないのだが、そのバッティングは魅力的である。捕手争いが混沌としている日本ハムで「打てる捕手」としてアピールすることが出来れば、チャンスも与えられるのではないだろうか?個人的には昨年ロッテに指名された佐藤よりも身体のキレを感じる古川の方が好きである。まずは似たタイプである宇佐美がライバルになるだろうか?

今年も好き勝手に名前を挙げさせてもらいました。一応新人王予想も行っておくと、セリーグは2年目の奥川(ヤクルト)、パリーグは早川としておきます。奥川は高校時代の投球が出来れるだけでもある程度の数字を残せる実力があると見ています。早川に関してはコンディションさえ整えられれば崩れる想像が出来ない投手である。
皆さんはどんなルーキーが活躍すると予想しますか?

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コメント

  1. パイン より:

    森下のようにズバ抜けていなければ、特に先発は額面通りの結果は残せないように思いますね。来年は早川、伊藤、栗林かなと見ています。平内はリリーフの方がハマるように思いますがどうでしょう。元山同期の野手陣は攻守にそれぞれ持ち味がありますが、抜けた存在がいないので、誰が実戦向きなのか興味がありますね。ヤクルトに関しては、過度に期待せず見守りたいレベルかなと感じています。

  2. FIYS より:

    パインさんへ

    やはり早川、伊藤、栗林の力は新人の中では抜けていそうですよね。

    野手は誰が飛び出してくるか楽しみですね。特に大学生の遊撃手ですかね。

  3. sabo より:

    新人王本命はやはり投手、早川栗林でしょうね
    野手なら佐藤より完成度(三振率)のよい牧、
    そして日ハム西川がメジャー挑戦なら出番の多そうな五十幡ですね

    奥川は高校時代の投球ができれば二桁勝利と新人王とるチャンスありですね(広島小園も可能性あると思ったらすでに資格失ってるんですね)

    新人王争いは別としてチームが求める即戦力という意味では我がスワローズとしては木澤山野である程度は通用してほしいというのがありますね。あとは久保大西もファームでは実績を残している。

    ……やっぱり奥川が一番期待できるかな(笑)
    エンジンが違いますよね。

  4. FIYS より:

    saboさんへ

    早川はアクシデントがない限りは相当やるのではないか?と見ています。

    木澤、山野にも期待したいですよね。

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