ロンドンオリンピックが近付いてきた。これから徐々にオリンピックに向けてのブログも書いていけたらと思っている。
今日は、「やり投げ」について書いてみたい。ここに来て、新旧ライバル争いが勃発し、面白くなってきている。
これまで日本の「やり投げ」第一人者は、日本選手権で昨年まで12連覇を達成し、09年のベルリン世界陸上で銅メダルを獲得した村上だった。年齢も32歳ということで、まだまだ老け込む歳ではない。それどころか投てき系の種目の選手が最も脂がのると言われる年齢に差し掛かり、日本では敵なしの状態だった。
しかしここに来て、その村上の座を脅かすライバルが現れた。
その名は、「ディーン元気」高校時代からインターハイなどで活躍し、そのインパクトのある名前もあって、陸上ファンの間では知名度の高かった選手だ。それでも今年ここまで記録を伸ばすと予想した人はどれくらいいただろうか?
4月にいきなり84m台の記録を出し、村上の記録をあっさり破ると、先日の日本選手権でも自己記録を更新した村上の記録を上回り、再び84m台の投てきを披露した。4月の織田記念での投てきがまぐれではないことを示すとともに、村上の日本選手権13連覇を阻んで見せた。
世界陸上で銅メダルを獲得した選手が自己記録を更新したのにも関わらず、その上をいったディーン元気は、ロンドンオリンピックでは一気にメダル候補として出場することになるだろう。
そして村上もディーンに触発され記録を伸ばしている。まだ体調が完全には戻っていないとの報道もあるだけにオリンピックにピーキングを合わせることが出来れば、こちらも充分にメダルが狙えるだろう。
世界の壁は高いと思われるが、2人で切磋琢磨し、ロンドンでも高いレベルでのメダル争いに期待したい。
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