R.マルティネスを撃破!オスナの大仕事!

ヤクルト4xー3中日

山田の2ランホームランで先制した試合だったのだが、そのリードを高梨が守り切れず、8回にはここまで抜群の安定感を誇っていたマクガフが京田に勝ち越しのホームランを許してしまい、悪くないゲームだったが、一歩及ばずかな?などと考えていたのだが、9回に山田、村上がチャンスメイクすると、最後は昨日1軍に昇格したばかりの新外国人選手オスナが逆転サヨナラ2点タイムリーヒットを放ってみせた。R.マルティネスを打ち崩してのサヨナラ勝ちに私自身興奮を隠しきれない。

2-3という最少得点差で迎えた9回裏の攻撃は、3番山田、4番村上、5番青木と続く、ヤクルトにとってはこれ以上ない打順の巡りとなっていた。しかし9回裏のマウンドに上がった中日のクローザーR.マルティネスは「難攻不落」の相手であり、1点差とは言え、かなり厳しい状況にはあると感じていた。しかし今シーズンもここまで相手チームに全く隙を与えていなかったR.マルティネスが山田、村上に連続四球を与えたことでにわかにゲームが動きそうな気配が漂い始めた。この場面でしっかりプレッシャーを掛け、ボールを見極めることが出来た山田と村上にまずは拍手である。その後青木はピッチャーゴロに倒れ、1アウト1,3塁で7回にサンタナに代わって代走から出場していた塩見に打席が回ってきた。ここで何とか同点に追い付いておきたい場面だったのだが、塩見はR.マルティネスの力のあるストレートに押され、三振に倒れてしまった。これで2アウトということでヤクルトは追い込まれ、新外国人のオスナのバットに期待する他ない場面となった。オスナはメジャー実績のある選手だけにR.マルティネスの速球にも対応できるのではないか?という期待感もあったが、コロナ禍による実戦不足もあり、力でねじ伏せられてしまう可能性の方が高いかな?というのが私の見立てだった。そんな私の気持ちを裏切るようにオスナはR.マルティネスの初球のストレートを右中間深くへ弾き返してみせた。高めの甘めのボールとは言え、R.マルティネスの大きな武器である高めのストレートを一発で仕留めたところにオスナのスキルの高さを感じた。1軍に合流して2試合目での大仕事に興奮しないヤクルトファンはいないのではないだろうか?R.マルティネスのストレートはNPBでは屈指の威力を持ったボールである。このボールをしっかり捉えられるのだからストレートへの対応という部分は、問題ないはずである。それだけに今後は他球団のバッテリーが変化球を多く交えながら、オスナの情報を集め始めることが予想される。この辺りの日本球界の特性にアジャストすることが出来れば、オスナはヤクルトにとって欠かせない存在になるはずである。
オスナ、サンタナが加わったことで急にヤクルト打線に厚みが出始めた印象である。4番に村上がどっしり座り、3番山田が復調傾向にあり、課題の5番にベテラン青木を据えながら、その後ろにサンタナ、オスナが控える打線は、重厚である。今日は1番山崎、2番中村の並びは崩さなかったのだが、今後はどんなオーダーに落ち着いていくのだろうか?どんな打線が出来上がるのか非常に楽しみである。
山田に関しては、私が知っている絶好調の山田の姿とはやはり乖離している部分があるのだが、それでも結果を残している所に昨シーズンとの違いを感じることが出来る。山田の状態がこのまま上向けば…どんな攻撃が見られるのだろうか?

投手陣は、高梨が6回持たずに降板となってしまい、同点の0アウト1,2塁という難しい場面で近藤がマウンドに上がることとなった。しかしこのピンチでまたしても近藤が素晴らしい投球を披露してくれた。阿部は外のカットボールでダブルプレー、井領はシュートでサードゴロに打ち取り、ピンチを脱してみせた。高速シュートが明らかに打者にとって邪魔なボールになっている。今日の表のヒーローがオスナならば裏のヒーローは近藤である。9回に登板した坂本にプロ初勝利が転がり込んだのだが、この近藤の存在の大きさを忘れてはならない。
私はストーブリーグも楽しみにしているヤクルトファンであるため、戦力外の選手を獲得するときも翌シーズンの戦力になることを楽しみにする部分はあるのだが、近藤に関してはいくら何でも出来過ぎである。自分の投球スタイルをすでに確立しており、戦力外を通告された選手だと言うことが信じられない活躍ぶりである。

野手陣もリリーフ陣もいつの間にか戦力が整い始めている。先日の記事でも書いた通り楽観視は出来ないのだが、こういった派手な勝利の後には冷静でいられなくなる自分がいる。楽観視は出来ないのだが、今シーズンのヤクルトスワローズを信頼したくなっていることは確かである。ワクワクし始めた!

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コメント

  1. JEF九郎 より:

    まさかの逆転勝ちでしたね。オスナ、昨日も奥川くんのファーストゴロのフォローが遅れた折に、かなり厳し目に指導入れてたので、真面目なナイスガイっぽいなぁとは思ってましたが、連日の活躍見事の一言です。

    また、サンタナも結果こそ出てませんが、当たりは悪くないので、期待持てそうに感じてます。また、ベンチで必死に応援する姿も好印象です。

    総じて見ると、中々層が厚くなってきましたし、何より最近勝ち方が良いですよね。接戦をものに出来てますし、雰囲気も良さそうです。

    無観客試合は残念ですが、今のハードプレイを続けて行って欲しいものです。

  2. FIYS より:

    JEF九郎さんへ

    R.マルティネス相手の逆転サヨナラ勝ちは中々難易度が高いですよね。それだけに喜びも大きかったです。オスナ、サンタナにかかる期待は大きいですよね。

  3. sabo より:

    オスナのサヨナラ鳥肌たちました!
    一撃必殺って感じでこれぞメジャー経験者という集中力ですね
    それと塩見とは身長差があるのも良い結果につながったでしょうか(笑
    逆転サヨナラですからね。最高の結末でした

    坂本光士郎の初勝利もおめでたいですね。坂本は近藤今野と比べてもちょっとノーコンなのでハラハラしますが球威は素晴らしいですね。左殺しというタイプでもないですが(むしろ左の被打率の方が高い)貴重なサウスポーなのでこのまま頑張ってほしいですね

  4. FIYS より:

    saboさんへ

    オスナのサヨナラ打は興奮しましたよね。

    坂本は左の方が被打率が悪いんですね。意外です。

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