渥美万奈と池山隆寛

選手

東京オリンピック、女子ソフトボール決勝での渥美の守備が話題になっている。日本が2点リードで迎えた6回裏、1アウト1,2塁の場面でアメリカ代表チデスターのサードライナーを山本優が弾いてしまうのだが、その打球をショート渥美がバックアップし、ダイレクトでキャッチし、ダブルプレーを完成させたシーンである。もちろん運もあるのだが、渥美の状況判断の良さ、素早い動き、細やかな足捌き、グラブ捌きの良さ、が伝わる好プレーだった。
このプレーを見て、92年の池山隆寛のファインプレーを思い出したアラフォー世代以上のヤクルトファンも数多くいたのではないだろうか?サードへのハーフライナーに三塁手の桜井はジャンピングキャッチを試みるのだが、グラブに当てるのが精一杯で捕球できずに弾いてしまう。しかし桜井の後ろに回り込んだショート池山がその打球をダイレクトでキャッチし、アウトを奪ったプレーである。当時私は小学校4年生だったのだが、このプレーには大興奮したことを覚えている。元々池山は大好きな選手であり、豪快なバッティングもさることながらショートでのダイナミックな守備も非常に魅力的だった。そんな池山の守備での魅力が凝縮されたようなファインプレーだった。身体能力の高さだけでなく、しっかり打球を予測して動くことが出来るプレーヤーであることを感じさせてくれるプレーだった。
オリンピックの決勝、一打同点というシチュエーションで生まれた渥美のプレーは、間違いなく大ファインプレーなのだが、池山のダイナミックな守備も是非改めて見てもらいたいと感じる。特に若い世代のヤクルトファンの方には見てもらいたいプレーですね。

P.S 女子ソフトボールの遊撃手と言えば安藤の印象が強い。当時古田敦也は、遊撃手の名手として宮本慎也と安藤美佐子を並べて称賛していたことを思い出しました。今回の渥美は西武の源田と並べて称えられていますね。

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