ヤクルト3-1広島
今シーズンのヤクルトは雨天中止のゲームも多く、他球団に比べてゲームの消化が遅れている。そのため今後のスケジュールがかなりタイトになっている。そんな状況下ではあるのだが、先発投手については頭数が揃ってきている。エース級を4枚、5枚という訳には行かないのだが、QSもしくはその一段ハードルを下げた5回3失点くらいで試合をまとめられそうな選手は、7,8枚揃ってきている。今日は久々にスアレスを先発マウンドに送ったのだが、最低限の投球を披露し、勝利投手となった。先発投手同様リリーフ陣に関しても今野、清水、マクガフの負担を減らせる投手の登場を待ちたい。
先発のスアレスは、初回からMAX160キロのストレートを投げるなど、いつも以上に力を入れて投げている印象があったのだが、5回以外は毎回先頭打者に出塁を許すなど、安心して見ていられるような内容ではなかった。球速表示自体は出ており、いつも以上に三振も奪えていたため、調子自体は悪くなかったと思うのだが、それでも苦しい場面の連続ではあった。試合展開的には何とか6回まで投げ切ってもらいたかったのだが、結局6回に1アウトから連打を許したところでマウンドを下りることとなってしまった。5回1/3で123球を投げ、被安打6,与四死球2の無失点という数字をどう読み解けばよいだろうか?よく粘ったとも危なかったともとれる内容ではあったのだが、結果として勝ち投手になったのだからOKということで良いのだろう。6回途中で123球という球数も少し多過ぎるのだが、次回に期待を抱かせるだけのボールは投げ込めていたように思う。
小川が戻り、奥川、高橋が成長し、石川も安定感のある投球を継続し、スアレス、サイスニードの助っ人外国人も結果を残し始め、その他にも原、田口、高梨辺りが控えている。「どんぐりの背比べ状態」と言ってしまえば聞こえは悪いのだが、終盤戦に向けて人数は整って来ている。
リリーフ陣は、6回のピンチを坂本が代打長野、菊池をしっかり打ち取り、無失点で凌ぐと、7回からは今野ー清水ーマクガフという勝ちパターン継投で逃げ切りを図った。前日の巨人戦のこともあり、プレッシャーは感じていたと思うのだが、清水が鈴木に一発を浴びた以外は、きっちり広島打線を抑えて、プラン通りに逃げ切ってみせた。今野、清水、マクガフは本当に良く投げてくれているのだが、終盤戦を見据えるやはり負担が大きくなってしまう可能性がある。この3人を支える投手が複数枚出てきてほしい所である。今日仕事を果たした坂本、実績のある石山に加え、大下、大西、星辺りも結果を残してもらいたい投手である。2軍にいる投手の中でもとにかく1イニング結果を残せる投手を見付けたい所である。
打線は今日も繋がったとは言い切れない部分はあるのだが、初回に塩見が先頭打者ホームランを放ち、3回のチャンスに村上がしっかり2点タイムリー2ベースを放ったことから、序盤で優位な展開に持ち込むことに成功した。ここの所調子が上がってきている印象の大瀬良相手に序盤からリードを奪えたことは大きかった。
メンバー的にはある程度固定できており、打線の形は完成している。後は選手達が結果を残すだけである。今日のブログでは投手の頭数について触れたのだが、投手を助けられる投手自身だけではなく、野手も投手を助けることは出来るのである。打線の奮起に期待したい。
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コメント
ピンチで火消しをした坂本がでかかったです
これをコンスタントに出来れば信頼を得られると思うのですが投げて見ないと分からないのが坂本なんですよね
大下大西がある程度安定を見せてくれているので試合を崩すことがなくなってきたと感じてます
ただ勝ちパターン含めてちょっと失点しやすいかな
今野清水マクガフを休ませられる運用は必要かもですね
スアレスはパワーピッチが光りましたね
気合は十分伝わったし結果も付いてきましたが果たしてこの投球を続けられるのかちょっと不明です
saboさんへ
坂本はいい仕事をしてくれましたね。ここの所ボールは走っているように感じるので、あとはコンスタントにこういった結果を残せるかどうか?という所が今後のポイントになりそうですね。