ヤクルト1-6広島
どんなスポーツもメンタルの部分が影響するものだと思う。もちろん野球もその一つである。昨日のゲームの1つの敗戦が今日のゲームに与えた影響はそれなりにあったのではないだろうか?昨日結果を残した鈴木、坂倉、菊池涼に今日もいいように打ち込まれてしまった。ここまで阪神、巨人以外の下位チームに取りこぼさずに上手く戦っていたのだが、ここでの広島相手の連敗は非常に痛い。
先発の田口はここの所結果を残せていない。のらりくらりと自分のペースに持ち込んでしまえばある程度試合を作れる印象があるのだが、相手チームから怖がられるタイプの投手ではないため、試合の流れを一旦失ってしまうと相手チームに気持ちよくスイングされてしまう印象である。今日は初回を上手く滑り出し、このまま流れに乗ってもらいたかったのだが、2回に鈴木に先制ホームランを浴びてからペースが崩れてしまった。結局この回は菊池涼にもタイムリーを浴び、2点を失ってしまうと、その後立ち直ることが出来ず、3回0/3を被安打5(被本塁打1)の4失点で降板となってしまった。4回に関しては、鈴木、坂倉に連打を浴びたところでの降板ということで高津監督の早めの継投に驚いたのだが、田口の調子自体がそれ程良くないと捉えられていたのかもしれない。ベンチに原を入れていたことから、首脳陣はこういった展開も事前に想定していたということなのだろう。
原はボール自体は悪くなかったと思うのだが、4回のピンチを無失点で切り抜けることは出来ず、2点を失ってしまうと6回には菊池涼にタイムリーを浴び、試合の大勢は決まってしまった。
昨日のゲームの敗戦がヤクルトにとって悪循環を生み、広島にとって好循環を生んだようなゲームになってしまった。広島側から見れば、鈴木、坂倉、菊池涼が気持ちよく打席に入っている姿があり、この3人で得点を稼いだ印象がある。ヤクルト側から見ると、これまでの対広島戦の好循環が昨日の敗北でストップし、投打ともに勝利への焦りのようなものを感じさせた。
打線は昨日とは変わって通常のオーダーに戻して臨んだのだが、広島先発床田の前に初回以外はチャンスらしいチャンスを作ることが出来ず、沈黙してしまった。昨日のゲームもそうだったのだが、初回のチャンスを活かせなかったことにより試合の流れを掴むことに失敗してしまった印象である。オリンピック中断前に一度は調子が大きく上向いていたオスナ、サンタナの助っ人外国人選手の状態が下降気味である。オリンピックを戦った山田、村上の疲れも心配されるところである。特に村上はここのところ打球に角度が付かなくなっていることが気になる。体勢を崩されて引っかけるような打球が多くなっている。今のヤクルト打線の核は間違いなく山田ではなく村上である。山田が不調でも村上の活躍でカバーしてきたのが、昨シーズンであり、今シーズンだったと思う。それくらい山田のコンディションの面には不安があるし、そんな状況下で結果を残してきた村上の凄さも感じるのだが、ここに来て村上がブレーキ気味なのは気になる所である。
今日の敗戦によって本当に崖っぷちに追い込まれた。来週の阪神との甲子園での3連戦は絶対に勝ち越さなければならない状況に追い込まれている。直近2シーズン最下位だったチームだけにここまでよく粘っているという言い方は出来るのだが、ここまで来たら我武者羅に優勝を狙わなければならない。内容はどうでもいい。とにかく白星を重ねるしかないのである。心身ともに厳しい状況にあることは理解できるのだが、最後まで強い気持ちを持って全力で戦い抜いてもらいたい。
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コメント
普通に力負けしてしまった
負けたから言うわけですが前日に打順総入れ替えで10安打できたのになぜ打順を戻してしまったのか
オスナ2番で結果を出したのに5番に戻してしまった事。今の青木なら5番でも良かったはず
絶不調の塩見に変わって前日全打席出塁の西浦をトップバッターにしても面白かった
もちろん、今日の床田の調子とストライクゾーンの広さでいえば例え打順を変えようが川端や宮本丈をスタメン起用しようが打てなかった可能性は高いわけですし勝てば固定パターンでも何でもいいんですけど実際には負け越してしまったわけで
ある程度野手も動かしたほうが良いのではないかなと感じます
saboさんへ
私はオーダーに関しては、この日のオーダーの方が好きですね。もちろん思い切った仕掛けも必要だとは思いますが…