ヤクルト1-6DeNA
開幕カードを3連勝した時点で、直後に4連敗を喫してしまうとは思ってもみなかった。ホーム神宮でヤクルトの選手達が躍動するものだと思っていたのだが…ホーム神宮でのゲームになって以降、打線が湿りがちで4連敗となってしまった。どんな形でも一旦連敗を止めなければならない。2017年も2020年もあれよあれよという間に負けが込んでしまったことを忘れてはならない。
先発の小川は、開幕戦での乱調を引きずるように、初回にDeNA打線に掴まってしまった。先頭の桑原にヒットを許すと1アウト後に佐野に先制点となる2ランホームランを浴びてしまった。高めのストレートを完璧に捉えられてしまったことにショックを受けた。小川は器用な投手であり、球種も多彩であり、投球の引き出しも数多く持っているのだが、やはり本来の姿はストレートを軸とした投球が基本の投手だと思っている。特に高めのストレートは、調子の良い時には相手打者に嫌がられるボールである。その高めのストレートを完璧に捉えられてしまったということは、小川の状態が良くないことを示しているのだと思う。2アウト後には宮崎にもソロホームランを浴びてしまい、立ち上がりにいきなり3点を失ってしまった。
チームが3連敗中というシチュエーションの中で初回に3点を失ってしまったという事実が重くのしかかることになってしまった。小川は、その後は何とか粘り、6回3失点でまとめたのだが、「エース」という意味では合格点を与えることは出来ない。それ程までに初回の3失点が響くゲームとなってしまった。
打線に関しては、巨人に3連敗したものの個人的には、そこまで心配しなくてもよいかな?と感じていたのだが、今日のDeNA投手陣の前に2安打で抑え込まれてしまったことにより多少不安を感じ始めた。ハイライト映像でしか見ていないため、何とも言えない部分はあるのだが、DeNA先発の上茶谷はルーキーイヤー以降結果を残せていない投手である。ストレートとフォークのイメージが強かったのだが、現在の上茶谷は横変化のボールも混ぜながら、打者と対峙するスタイルにモデルチェンジを図った印象である。その投球の前に2回に飛び出した村上のホームラン以降は、ほぼ完璧に抑え込まれてしまった。
上記に記した通り、小川が初回に3点を失ってしまったことは痛かったのだが、その後投手陣が粘っていたため、打線が本調子であれば相手チームにプレッシャーを掛けながら、逆転のチャンスを伺えたはずである。その空気感を漂わせることが出来なかったことに不安を感じる。開幕3連戦では打線が「線」として上手く機能している印象があったし、巨人との3連戦でも巨人バッテリーが、ヤクルト打線を必要以上に警戒している姿が見て取れた。ということは、そこまで不振に陥ってしまっているということではないと思うのだが、連敗が続く中で精神的に崩れてしまうことが心配である。私自身は、明日、明後日は打線が繋がってくれるのではないか?という予感めいたものは感じているのだが、勝ちに繋がらなければ泥沼にはまってしまう危険性がある。
村上にホームランが飛び出したことは間違いなくプラス材料である。明日のゲームでは打線の奮起に期待したい。
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コメント
この日の小川の役割は連敗を止めることだったと思うので、QSでも合格点とは言えませんね。直球が高く威力も不十分では打たれたのも無理ありません。結果的に零封が必要だったので、過度には責められませんが、奥川の離脱で、小川にかかる比重は増している中でのこの結果では、前回感じた失望程ではなくてもガッカリしました。
これで四連敗とはいえ、目立った連敗の無かった昨シーズンが特異なだけで、一度くらいは大型連敗があるのが普通ですから、それがたまたま最初に来たかなと思うことにします。
4連敗の中でも内容が段々と悪くなってきているように感じます
どちらかと言えば練習時間の取りやすいホームゲームなのですから打者は感覚の狂いを修正したいところです
早打ちも悪くは無いですけど、去年のヤクルト打線の強みは四球の多さでもあったわけで、そういった粘り強さの比重を増やせたら良いと思いますね
超匿名さんへ
小川への期待値は高いですからね。合格点は与えられませんよね。
saboさんへ
ホーム神宮でこれ程打線が苦しむとは思ってもいませんでした。修正してもらいたいですよね。