ヤクルト3-2DeNA
コロナ禍でのシーズンは、3シーズン目となるのだが、どのチームもコロナウイルスには苦しんでいる。セリーグで今最も苦しい立場にあるのは、DeNAである。10人以上の選手を入れ替えた中で、1軍のゲームを継続している。心配ではあるのだが、どの球団も明日は我が身の状態である。ヤクルトも離脱者が目立ち始め、チーム状態は良くないのだが、ベストメンバーを組めないDeNAにはしっかり勝っておきたい所である。勝てるゲームは1つでも多く勝っていかなければならない。
そんなゲームで先発を任されたのは金久保だった。奥川、石川、小川が登録抹消となり、スアレスにもアクシデントが起きたと思われる中で、今シーズン初登板のチャンスが巡ってきた。昨シーズンは先発で結果を残し、今シーズンも2軍ではある程度長いイニングを投げていたため、今のDeNA打線であれば、勝負出来る状態にはあるのかな?と想像していたのだが、その想像通りの投球内容となった。金久保と言えばキレのいいストレートとスライダーのコンビネーションが代名詞である。特に右打者に対しては外角のスライダーを有効活用し、抑え込んでいくイメージがある。しかしそんなことは相手チームも分かっていることである。DeNAは、金久保対策で上位打線で左打者を並べてきた。しかし金久保は臆することなく自分の投球に終始してくれた。やはりスライダーは金久保の武器であることを再認識できる投球内容となった。6回にソトに2ランホームランを浴びたものの、この一発以外は無失点で凌ぎ、試合を作るとともに勝ち投手にもなってみせた。金久保なりの投球スタイルを確立しつつある。
リリーフ陣は、7回から石山ー清水ーマクガフと勝ちパターン継投でしっかり繋いでみせた。DeNA打線がベストメンバーではないとは言え、1点差の緊迫した場面でしっかり結果を残した辺りは流石である。
打線は3回に塩見に先制ソロホームランが飛び出し、4回には長岡のタイムリーと古賀の犠牲フライで2点を追加してみせた。先制点を奪えたこと、チャンスで一本飛び出して試合の主導権を握れたことは良かったのだが、やはり打線に元気は感じないし、繋がりも今一つである。オーダーに関しては、昨日の記事でも書いたのだが、再考する必要があるのでは?というのが私の意見である。ポイントはやはり「1番塩見」を続けるか否か?という部分になると思う。「1番塩見」は先発投手が不安な立ち上がりにいきなりプレッシャーを掛けられる利点はあるし、塩見のスピードを活かしやすいという利点もある。しかし今のチーム構成を考えるとやはり5番の適任者がいないと感じる。それであれば、今日のホームランでも感じたように長打のある塩見を村上の後ろの5番に配置するのは「あり」だと感じる。もしくは、今日5番で2本のヒットを放った長打力のある濱田を5番で起用するという手もあるのだが、グッと伸びてこないとまだ村上の後ろの5番というのは荷が重いように感じる。
明日以降、高津監督をはじめとする首脳陣はどんなオーダーを組むだろか?
決して内容の良い試合ではなかったが、カード初戦を獲れたことは大きい。出来れば3タテを狙ってもらいたい。
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