今日は、楽しみにしていたヤクルトー広島戦が雨でノーゲームとなってしまった。ということでスポーツ観戦好きの私が楽しみにしているイベント、ロンドンオリンピックの個人的な楽しみ方を書いてみたい。もちろんテレビ観戦なのだが…
今回のオリンピック、日本選手団の主役となりそうなのは、ほぼ間違いなく男子体操の内村航平だろう。
日本だけでなく世界が注目している選手の一人だ。高難度の技を美しく決める演技は、素人目にも実力が抜きんでていることが分かる。これから内村の体操を超えてくる選手は出てくると思うのだが、現時点では、歴代№1の体操選手と言ってしまっても良いくらいの存在である。万全な体調でオリンピックに臨めさえすれば個人総合での金メダルは固いだろう。圧勝劇が見られるかもしれない。種目別でも昨年の世界選手権でメダルを獲得した床、鉄棒などは、スペシャリストに負けない完成度を誇る。勝負として面白そうなのは、団体戦である。04年のアテネの金メダルの際は非常に興奮したのを覚えている。「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ。」の名実況とともに着地をピタリと決めた冨田選手は見事だった。
団体戦の金メダルの確率は40%ほどだと思っている。是非あの興奮をもう一度味わってみたい。そして日本の体操は、内村だけではないということを世界に見せつけてほしい。
陸上競技では、メダル候補というと筆頭はハンマー投げの室伏広治だろう。年齢的な衰えや体調面での不安は拭いきれないが、安定感のある投てきは、現在でも世界トップクラスである。
投てき種目では、もう一つ、やり投げにもメダルの期待がかかる。以前このブログにも書いたのだが、新鋭ディーン元気と世界陸上銅メダリスト村上幸史の対決は世界レベルである。切磋琢磨した結果2人共にメダルが手に届きそうな位置に来ている。現状では、ディーンの勢いが一歩上回るか。
その他では、女子マラソンもまだまだメダルを射程圏に捉えていると思う。世界との差が広がりつつあるのだが、男子に比べ女子は、まだ戦える状態にある。私の一押しは、大阪国際マラソンで快走した重友梨佐である。高校時代は、超高校級ランナー新谷仁美(5000、10000m代表)、天満屋入社後は、中村友梨香の陰に隠れている感じもあったが、ポテンシャルの高さは、今回のマラソン代表3人の中でも№1と見ている。注目したい選手の一人だ。
その他では、メダル争いは厳しいが、男子400m障害の岸本鷹幸、男子200mの高平慎士、飯塚 翔太、高瀬 慧辺りがどこまでファイナリストに近付けるか注目して見たい。女子では、何と言っても100m、200mの福島千里である。日本記録の更新とセミファイナル進出を狙ってもらいたい。
ほとんど見たことがなく、個人的にはあまり注目していないのだが、メダルという意味では男女の競歩にもチャンスはありそうである。
競泳では、平泳ぎの北島、背泳ぎの入江という日本選手団のダブルエースにメダル獲得の期待がかかる。二人ともに100m、200m、メドレーリレーに出場することになるだろう。金メダルの可能性で言うと最も高いのは北島だと思うのだが、ライバルのダーレオーエン選手の死去が心理面にどう影響してくるのだろうか?
その他でも北島を超えて行ってほしい、平泳ぎの立石諒、200mバタフライの松田丈志、個人メドレーの萩野公介辺りもメダル候補として注目して見てみたい。
女子は、メダルと言う意味では厳しい戦いになるのではないだろうか?あえて挙げるとすればバタフライの星奈津美、背泳ぎの寺川綾あたりだろうか。
日本人なら忘れてはならないのが、柔道である。今回最も注目したいのは、女子52㎏級の中村美里である。前回北京の銅メダリストなのだが、試合後の悔しさが溢れ出た受け答えが印象に強く残っている。西田とのライバル争いに勝って決めたロンドンオリンピックでは是非金メダルを取る姿を見てみたい。女子は、福見、松本、上野、杉本などメダルラッシュが期待される。
男子は、苦戦が予想されるが、平岡、海老沼の切れ味鋭い技を楽しみたい。またエース穴井の復活も期待したいところだ。
個人的には、ルールもいまいち分からず、注目競技とまでは言えないのだが、女子レスリングは、どの階級も世界トップクラスの選手が揃っている。北京の金メダリスト吉田沙保里、伊調馨は健在である。小原、浜口も金メダルは難しいかもしれないが、メダルは充分に狙えそうである。
男子も湯元兄弟を始め、組み合わせによってはメダルが1つ2つ期待できそうである。
組み合わせと言う面から言うとボクシングにもチャンスがありそうである。アマチュアボクシングで日本人選手が活躍する絵は中々描き辛いのだが、ミドル級の村田諒太は必見である。ミドル級と言う世界的にも層が厚い階級でメダル候補にも挙げられる村田は、日本人の中では、化け物と言っても良いような稀にみる選手である。テレビ中継があるかどうか分からないのだが、メダルがかかる試合まで勝ち進めばテレビ中継もあるだろう。プロでの戦いも見てみたい魅力たっぷりのボクサーである。
他にも卓球女子チームの福原、石川、平野にはメダルの期待がかかる。個人的にはここ数年の中では最強の3人だと思っている。特に天才と呼ばれる福原、石川の陰に隠れながらも実績十分な平野の活躍を見てみたい。
男子では、水谷が中国勢にどう挑むか注目したい。大金星の瞬間は訪れるのだろうか?
卓球とともに見てみたいのがバドミントンである。この競技もあまりテレビで見る機会はないのだが、マツコ有吉の怒り新党で紹介されていた田児 賢一の試合を是非見てみたい。
メダルと言うことでいえば、トランポリンやフェンシング、女子トライアスロンもチャンスがありそうだ。
また忘れてはならないのが、男女サッカー、女子バレーボール、女子ホッケーの球技である。予選で苦戦し、この4種目しか出場権を得られなかったが、やはり球技は見ていて面白い。個人的には、男子サッカーに注目して見たい。
日本選手のことだけでこんなに長い文になってしまった。オリンピック関連についてもちょくちょく書いていければと思う。
最後に一応日本のメダル数予想をしてみたいと思う。メダル総数29個、金メダル11個と予想して見る。さてどうなるでしょう?
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