ヤクルト9-2DeNA
試合をリアルタイムで観戦していた訳ではないのだが、それでも野手陣を中心に話題が豊富なゲームとなった。
①6番ファースト川端
・現在のヤクルト打線には多くの課題があるのだが、その一つがファースト問題である。オスナの状態が上がらない中で日替わり起用もあり得る状態になっている。しかしここまで代打で結果を残していない川端をスタメンで起用してくるとは思わなかった。もちろん川端は元々は1試合トータル4,5打席の中で結果を出すタイプの選手だとは思っている。しかし腰の状態や足の状態が思わしくないと思われるため、「走れるのか?打てるのか?」という部分で不安がある。かなりリスキーな起用だと思うのだが、そんな中でも第1打席でヒットを放ち、内山壮のタイムリーを呼び込んでみせた。身体の状態がどの程度の状態にあるか分かりづらいのだが、交流戦でのDH起用が現実味を帯びてきたかもしれない。
②塩見の先頭打者ホームラン
・塩見も一旦はコンディション不良でスタメンから外れていたのだが、復帰してからはしっかりプレー出来ており、徐々に状態を上げている。個人的には現メンバーであれば5番で起用したいという気持ちも持っているのだが、塩見自身のことを考えれば1番が適任なのかもしれない。今日は試合開始直後の第1打席でいきなり先頭打者ホームランを放ってみせた。チーム全体が苦手としている上茶谷相手のホームランということで1点以上に価値のあるホームランとなった。塩見は本当に右中間方向への打球が良く伸びる。見事な一発だった。
③「野球の天才」内山壮真
・ヤクルトの中で「天才」という形容詞が似合うのは、現役ではおそらく川端慎吾ということになると思うのだが、高卒2年目の捕手内山壮真も「天才」と呼びたくなる。昨日のゲームで2試合続けて中村がスタメン起用されたため、ここから捕手は中村中心でいくのかな?とも思っていたのだが、今日のゲームでスタメンマスクを被ったのは内山壮だった。第1打席で貴重な追加点となるタイムリー2ベースを放つと、3安打猛打賞と打撃で結果を残してみせた。星稜高校時代から飛びぬけて野球が上手い選手である。期待せずにはいられない若者である。
④やはりホームラン
・昨日のゲームの記事で書いたのだが、ここまでNPB全体を通して「投高打低」のシーズンとなっている。そんなシーズンは、ホームランと四球に注目してみたいと書かせてもらったのだが、今日のゲームでは3本のホームランで6得点を上げてみせた。やはりホームランの価値は高まっていると感じる。初回の塩見の右中間スタンドへの先頭打者ホームラン、次打者が投手と言うことで一発が欲しい場面でライトスタンドに弾丸ライナーで突き刺した長岡の2ラン、9回にダメを押した村上の特大3ランとどのホームランも見事な一発となった。
⑤投手陣の粘り
・序盤で4点のリードを奪ったことにより、先発の原は攻めの投球が出来たのではないだろうか?佐野が復帰し、一段と強力になったDeNA打線相手にストライク先行の投球でアウトを重ねていった。ヒットは7本打たれているのだが、無四球で5回を投げ切ってくれた。原に期待したいのはこういった最低限の投球である。
・リリーフ陣も2点差という痺れる展開の中で、一発のあるDeNA打線相手によく粘ってくれた。清水が戻ってきたこと、今野が復帰後絶好調を維持していることで、ゲーム終盤を計算できるようになっていることは心強い。
明日も勝って交流戦に突入したいところである。
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コメント
見応えのある試合でしたね
技とパワー
若手とベテラン
采配も打線のスタメンと6回の投手起用が面白かった
川端はどうかな。これまでも今年は惜しい打球が多かったから心配ないと思ってたら交流戦目前になってしまったけど。
去年の打球と比べると強さが無い打球が多い気もするんですよね
守れる走れるならもうしばらく3-4打席与えたいですよね
今のオスナの状態なら川端スタメンを見たい
内山壮は試合の度にオーラが増しているように見えます
遂に猛打賞。7回の打席も完全にボールを見切っていたし、山田や村上がゾーンに入ってるような集中力を感じました
交流戦のDHですが、私は断然内山壮にすべきと思います
中村スタメンマスクの時はDH内山壮
内山壮スタメンマスクの時はDH中村
これを推します
そういえば根尾が投げましたね。
投手の方が上手くいったかもなんて思いました
saboさんへ
ヤクルトファンとするといい意味で見応えのあるゲームになりましたよね。
捕手のDH起用はリスクも伴いますが、もしかするとあり得るかもしれませんね。
saboさんへ
根尾は、素晴らしい運動神経の持ち主ですからね。今回のような起用であれば、今後もあり得るかもしれませんね。