阪神を警戒せざるを得ない

ヤクルト0-6阪神

開幕で躓いた阪神がオールスター前に借金を返済し、今日のゲームでもチームのバランスの良さを見せてくれた。私自身開幕前にセリーグの本命は阪神とのブログ記事を書いており、現在6球団の中で最も力のあるチームが阪神だと感じている。
過去記事はこちらから→「2022年シーズン、セリーグ各球団のポイントは?
まだゲーム差は10あるのだが、ヤクルトにとっては怖い存在になりそうである。しかしその阪神相手に開幕シリーズで3タテをくらわし、阪神のリズムを乱したからこそ、ヤクルトがセリーグを引っ張れているという見方も出来ると思う。もちろん後半戦開幕となる3連戦での3連敗は避けたいし、出来れば明日、明後日と勝利を手にしてもらいたいのだが、ゲーム差があることも頭に入れて、あまり追い込まれ過ぎないようにしたい所である。

オールスターを挟み、コロナ感染で離脱していた選手もだいぶ戻ってきたのだが、石川、奥川がコロナに感染するなど現在でも一進一退の状況が続いている。このことに関しては、ヤクルトだけでなく、どのチームも苦しんでいるため、言い訳には出来ないのだが、中々上手くいかないものである。
そんなゲームで先発のマウンドに上がったのは、エースの小川だった。高津監督は節目のゲームを大切にするということを公言しており、おそらく後半戦の開幕となる今日のゲームも重要視していたはずである。だからこそ適地甲子園でのカード頭にエース小川をぶつけ、勝利を掴み取りに行ったと思うのだが、その小川が初回に阪神打線に掴まってしまった。中野、島田の1,2番に連打を浴びてしまうと、続く近本にタイムリーを浴び、いきなり先制点を許してしまうと、その後も大山のタイムリー、糸原のピッチャーゴロダブルプレー崩れの間に失点し、いきなり初回に3点を失う苦しい投球となった。先頭からの3連打とダブルスチールで阪神打線を勢い付けてしまったのが痛かった。
大山のタイムリーに関しては、名手山田としては捕球したかった打球だと思うし、糸原のピッチャーゴロに関しても小川が多少フィールディングに手間取ってしまった。余計な失点も重なってしまい、劣勢の展開になってしまった。
4回には新外国人のロドリゲスにも一発を浴びてしまい、結局小川は、4回4失点で降板となってしまった。相手の先発が安定感抜群の西勇だったことを考えると、小川の4回4失点はヤクルトにとっては誤算だったはずである。

こういう展開になってしまうと、今の阪神投手陣から得点を重ねていくことは難しい。特に西勇のようなコントロールの良い投手から大量得点を狙うことは難しく、数少ないチャンスを作った4回、6回も西勇ー梅野のバッテリーの前に余裕を持って対応されてしまったように感じた。もう少しロースコアの展開に持ち込めていたならば、また違った展開もあり得たと思うのだが、今日は初回から常に阪神ペースで試合が進んでしまった。

阪神の状態の良さ、ヤクルトの状態の悪さが目立つゲームとなってしまった。コロナクラスター発生前の阪神戦では、青柳相手に完敗を喫しており、今日も完敗ということで、阪神は警戒せざるを得ないチームとなった。阪神を勢い付かせないためにこの流れを止めたいのだが、今のヤクルトに阪神の勢いを止めるだけの力があるだろうか?

P.S 阪神は立て直しに成功したことで、ファンを味方に出来る雰囲気が出てきましたね。ファンと一体となって相手チームを飲み込む雰囲気が出来上がってくると、阪神は非常に戦いづらいチームに変貌するんですよね。この3連戦で1つでも勝利することが出来れば良いのですが…

※明日は私用によりブログの更新が滞ります。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     球宴前の勢いとチーム状態の差がそのまま結果に表れたような試合ですね。矢野監督の退任発言でチームの士気を乱すようなことがなかったなら、今ごろ首位に立っているのは阪神だったかもしれないと思うことがあります。投手力は抜群ですね。
     奥川のメドが立たない状況では、小川と高橋という柱が登板する試合は出来る限りものにしたいだろうと思いますが、今月は勝ちに恵まれませんね。

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    阪神は安定して勝てるだけのチーム状況になりましたね。今のセリーグで最もバランスの良いチームだと思います。大きなアクシデントがない限りは、ある程度勝ち星を重ねるのではないでしょうか?
    やはり簡単にペナントを獲ることは出来ませんね。

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