これと言った山場もなく…4連敗…

ヤクルト0-2広島

強いて言えば、コロナから回復した先発の高梨が良く投げてくれたことが、ポジティブポイントとなるだろうか?しかし試合結果は、0-2というスコア以上にチーム状態の悪さを感じる敗戦となってしまった。投手陣が頑張っていれば、どこかで山場を作ることが出来ていたのが、7月上旬までのヤクルトだったのだが、今日はいくら森下相手とは言え、淡々とアウトを重ね過ぎてしまった印象である。守備面のミスが失点に繋がるなど、いわゆる「弱いチームの負け方」だった。ここからチームをもう一度立て直すのは中々難しい作業になるかもしれない。

先発の高梨は、コロナウイルスに感染してしまったこともあり、7月8日以来の1軍マウンドとなった。相手先発が森下ということを考えても、試合前から苦戦が予想されていたのだが、そんな中でも高梨は良く投げてくれた。初回からストレートに威力があり、そのストレートを軸に緩急を使って広島打線と対峙してみせた。3回に野間の3ベース後の菊池涼のサードゴロの間に1点を失ってしまったのだが、その後は踏ん張り、6回1失点でまとめてみせた。今日に至るまでに非常に難しい調整を強いられたと思うのだが、今日の投球内容は高梨らしさ満点の出来であり、離脱前と変わらない姿を見せてくれたと感じる。しっかり仕上げて今日の先発マウンドに上がったこと自体、評価できることだと感じる。
リリーフ陣は、7回久保、8回今野、山本という継投になった。今野はサンタナのエラーも絡む中で失点し、1アウトも取れずにマウンドを下りてしまったが、久保、山本はある程度仕事をしてくれた。
ヤクルト移籍後初登板となった山本は牽制で走者を誘い出すなど、牽制のテクニック含め、「らしさ」は出してくれたのではないだろうか?一球速報を追ったのみの印象だと決め球に欠けるかな?と感じ、まだ特徴が見えてこない感じがした。実際に投球を映像で見た方はどんな印象を持っただろうか?

野手陣は守備面でエラーを3つ記録してしまい、記録に残らない細かいミスも含め、投手陣を助けることが出来なかった。サンタナについては、守備はある程度目を瞑らなければならないのだが、ロースコアの負けゲームとなると途端に守備でも不安が目立ってきてしまう。この辺りは打撃に期待して割り切らなければならないのだが、負けが続くと目についてしまうことも事実である。
打線という意味でも4番の村上が、今シーズンは得意としている森下から3安打を放ったものの、それ以外は、6番に入った内山壮と代打で登場した濱田のヒット1本ずつに終わってしまい、打線としての繋がりに欠けてしまった。村上が3安打を放っても山場すら作れなかった所に、今のヤクルトの状態の悪さが集約されているような気がする。
チーム状態が上がってこない限りは贅沢は言えないのだが、とにかくこの広島との3連戦の内に連敗を止めておきたい。阪神、DeNAは潰しあってくれるのだが、両チームにとってはこれまで全く見えなかったヤクルトの背中が視界に入り始めており、明確な目標を抱いた中でゲームに臨める利点が出始めている。7月上旬には、今シーズンのペナントレースは大きな山場もなく逃げ切ることが理想的だと感じていたが、そうも行かなくなってきた。とにかく早めに連敗を止めて落ち着きたい所である。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     前カードで経験の乏しい投手を打てなかったので、エースたる森下を打てる道理が無いという予想はしていました。コロナに関係ない村上が気を吐いただけでした。
     そのコロナからの調子の戻し方は首脳陣含めて誰も知らないので、単なる不振と違いシーズン終了まで戻らないこともあり得ます。守備を考えれば塩見は外せませんが、山田はまた武岡を上げて使ってみるとかしてもよいのではないでしょうか。コロナ+元々体が万全ではないということなんでしょうが、情報がこちら側に伝わってこないので、休んでどうにかなるのかわかりませんけど、攻守に精彩を欠いていますね。このまま漫然とゲームに臨んでも、限られた選手の活躍でなんとかカード1勝するかしないかというペースのままな気がします。
     八回表終了であきらめてしまい山本の投球は見れませんでした。申し訳ないです。

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    投打が噛み合わなくなってしまいましたね。今いるメンバーで戦う他ないのですが、ある程度のメンバーが戻ってきても、打線が繋がらないことに大きな不安を感じています。

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