村上の50号とサイスニードの120球

ヤクルト5-0中日

村上の50号ホームランとサイスニードの今日の球数120球を並列に扱うこと自体はおかしなことなのだが、今日1試合という括りで見た場合は、打のヒーロー村上、投のヒーローサイスニードということは言えるだろう。

中日の先発はエースの大野雄ということで、中日はおそらくロースコアに持ち込むゲームマネジメントを意識していたはずである。だからこそ、2回1アウト1塁の場面で溝脇がセーフティバントを企図したりして、何とかして先制点を奪おうとしていたのではないだろうか?そんな中日ペースの試合にいつの間にか引きずり込まれることが心配だったのだが、そんな不安を吹き飛ばしてくれたのは、いつも通り村上のバットからだった。
3回に青木、山田の連打で1アウト1,3塁のチャンスを作り、打席が村上に回ったのだが、その村上がカウント2-1からの大野のカットボールをしっかり捉えると打球はライトスタンドに飛び込む3ランホームランとなった。ロースコアに持ち込みたい中日の思惑を崩し、非常に効果的な一発となった。この一発が村上にとってシーズン50号という節目の一発となった。この50号という数字は、日本人選手では、2002年の松井秀喜(巨人)氏以来20年ぶりの記録とのことである。今シーズンの村上のホームランの振り返りについては、シーズン後に時間があれば振り返りたいと思っているのだが、今日も含めて非常にいい場面で放ってくれている印象がある。もちろん2013年のバレンティンのシーズン60本塁打という記録も素晴らしい数字なのだが、ホームランを放った場面でのシチュエーションを考えると村上には本数以上に価値の高いホームランが多かったように記憶している。大事な場面での打席での集中力はいつも以上に研ぎ澄まされているのかもしれない。村上は、チームを勝利に導く一打を放ってくれる真の4番打者である。

投手陣では、先発のサイスニードが今日は良い投球を披露してくれた。今日もストレート系のボールを中心にゾーンの中で勝負することが出来ており、今日の中日打線の状態であれば、ある程度抑えられると感じていたのだが、その予感が正しかったことを示すようにスコアボードに「0」を重ねていった。迫力に欠ける中日打線が相手ではあったのだが、危なげない投球を披露してくれた。最終的には7回終了までに120球を投げることとなったのだが、最後までよく投げることが出来ていた。
8回石山、9回今野もしっかり無失点で繋ぎ、完封勝利を演出してみせた。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     過去に多くのホームランバッターが居た中でほんの一握りしか到達していない50本に達し、さらに上積みが期待が持てるということで、しかも優勝争いしている最中なので非常に価値が高いですね。期待に応え続ける男村上、55本や60本
    三冠王そして満票でのシーズンmvpも期待出来ますかね。
     このところ連投が続いていた清水とマクガフの登板なしで勝てたのも良かった点ですね。

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    中々お目にかかれないような選手ですよね。その選手が贔屓チームの選手というのが嬉しい限りですよね。まだ残り試合はありますからね。どこまで数字を伸ばしてくれますかね?楽しみにしましょう。

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