ヤクルト3-3中日(延長12回)
バンテリンドームでの中日戦らしいゲームとなった。こういうゲームはどちらかというと中日ペースのゲーム展開と言えるのかもしれないが、今日は1度もリードされることなく試合を進めることが出来ていたため、悪いゲームではなかったと思う。12回表の攻撃も2アウトランナーなしとなっていたため、「1-1でもOK。」と思っていたのだが、そこから村上の2ベースを起点にチャンスを作ると、代打川端に2点タイムリーが飛び出し、3-1とリードを奪ってみせた。後はマクガフで逃げ切るだけという形を作ったのだが、そのマクガフが阿部と木下にタイムリーを許し、最終的には、3-3というスコアで引き分けに終わってしまった。3-1とリードして勝利まであと1アウトという所まで行っていただけに、心理的には負けゲームのような脱力感もあるのだが、それでも負けずに引き分けで終えられたということで「OK」と考えて良いのではないだろうか?
バンテリンドームナゴヤらしからぬ12回の攻防となった。
最近のヤクルトは先発投手陣が試合を壊してしまうゲームが目立っていたのだが、今日はサイスニードがしっかり仕事をしてくれた。6回の失点はピッチャーの小笠原にヒットを許し、2アウトからの失点だったことを考えるともったいなかったのだが、6回も7回もその後のピンチをしっかり凌げたことを評価したい。今シーズンは、本当によく先発ローテを守ってくれているのだが、今日の投球は調子が良い時のサイスニードの投球内容だった。しっかりストライクゾーンで勝負することが出来ていたのではないだろうか?
リリーフ陣は、8回から石山ー清水ー田口ー木澤ー久保と小刻みに繋いでみせた。イニング途中での登板となりそのまま回跨ぎとなった木澤、2アウトでカウント0-2から登板となった久保は難しいシチュエーションでの登板だったと思うのだが、しっかり役割をこなしてくれた。
勝っても負けても後は、マクガフに託すのみの状況を作ったのだが、今日はそのマクガフが試合をきっちり締めることが出来なかった。2つの与四死球も絡む中でピンチを作ってしまうと阿部、木下にタイムリーを浴び、同点に追い付かれてしまった。尚も2アウト満塁のピンチが続いたのだが、最後は平田を三振に斬って取り、何とか敗戦は免れることが出来た。もったいない投球内容になってしまい、自分の仕事も出来なかったため、褒めることは出来ないのだが、それでも負けなかったという事実は、今のヤクルトにとっては小さくない意味を持つ出来事となった。最低限中の最低限中の最低限くらいのゲームは出来たのではないだろうか?
打線は、中日先発の小笠原相手に初回、2回とチャンスを作ったのだが、先制点を奪うことが出来ず、中々自分たちのペースに持ち込むことが出来なかったのだが、4回にようやくサンタナの犠牲フライで先制点を奪ってみせた。今日はチャンスがなかった訳ではないため、何とか早いうちに2点目を奪いたかったのだが、その2点目が遠かった。8回、10回、11回は得点圏にランナーを進めたのだが、一本が出ず、12回も2アウトランナーなしという状況になってしまったのだが、ここから村上の2ベースを皮切りに満塁までチャンスを広げると、ここで昨日代打で久々にヒットを放った川端が、今日も代打で登場するとサウスポー福の初球のストレートをきれいにセンターへ弾き返す、勝ち越し2点タイムリーを放ってみせた。最終的にはヒーローにはなり損ねてしまったのだが、初球からストライクゾーンのボールにしっかり反応することが出来ていた。シーズン最終盤になって、ヤクルトの武器が1つ増えたことは心強いことである。
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コメント
気持ちとしては悔しさの残る引き分けでしたので明日も中日と対決したいのですが阪神戦なんですね
とにかく自分たちで勝ちたいですね
サイスニードはナイスピッチでしたし、川端は間に合ったって感じですね
相手のクローザーが1イニングを完璧に抑えているのを見ていますので、マクガフに対しては本来打力が強力ではない相手に、せっかく川端が打った流れでリードを守れなかったことには不満がありますね。
ヤクルトと戦う姿以外はほとんど見ていないため、中日にしろ巨人にしろ強さを見せられているので、まるで三つ巴の争いをしている様な感覚になります。
saboさんへ
ファン心理的には、悔しさは残りますよね。
サイスニード、川端はいい仕事をしてくれましたよね。
超匿名さんへ
中日と巨人には苦しんでいますよね。中日に関しては、勝てそうで勝てないゲームが多いですよね。