巨人が勝ち上がってくる可能性もありますからね。

ヤクルト４－５巨人

今日のゲームで巨人に敗れたことにより、今シーズンの対巨人戦の負け越しが決まった。今日のゲームは圧倒されたゲームではなかったのだが、苦手意識は残ったままCSに突入しなくてはならないのは多少引っ掛かりが残る。もちろんまずはリーグ優勝を目指して戦わなければならないのだが、その先を考えた時に今日のゲームは勝っておきたいゲームだった。

先発の原は、自らのセーフティスクイズもあり、2点をリードした状態を作ることに成功したのだが、3回に3連打で1点を返されると、守備のミスも絡んだ中で2点も失い、この回一挙に逆転を許してしまい、結局3回でマウンドを下りることになってしまった。ここ4試合ほど、明らかにボールが走っていない印象があり、相手打者にしっかり対応されてしまっている。チームの先発陣の駒不足もあり、先発ローテを何とか守っている状況なのだが、今日の登板でかなり厳しくなったと思われる。4回の打席で代打を送られたということは、首脳陣も一旦見切りを付けたということなのではないだろうか？コロナクラスターもあり、投手陣の整備が出来ない状況にあるのだが、原をこのまま先発で起用し続けることは、危険なように感じる。ポストシーズンでの復調を目指して、もう一度調整してもらいたい。6回3失点のいわゆるQSよりもハードルが低い、5回3失点で投げられる状況まで戻せば、投げる機会は与えられるはずである。
リリーフ陣を今のメンバーを崩さずに戦うのであれば、ポストシーズンでは、多少は無理をしてもらう場面は出てくるだろう。6回からの継投というのが1つの投手起用のパターンになる可能性もあると見ている（それ程までに先発陣が苦しい状況にあるということなのですが…）。

打線は、結果論になってしまうのだが、巨人先発赤星からもう少し点を取っておきたかった。初回は山田のタイムリー2ベースで先制し、2回は原のセーフティスクイズで追加点を奪ったのだが、初回も2回もその後のチャンスを活かすことが出来なかった。また3回は先頭の山田が2ベースで出塁したものの後続が山田を返すことが出来ず、得点を奪うことが出来なかった。赤星もヤクルトの先発原同様、調子は良くないように見えたため、もう少し何とかしたかったというのがヤクルト側の本音ではないだろうか？
6回に長岡にタイムリー、8回に中村のショートゴロの間に1点ずつを返したのだが、あと1点が遠かった。

今日のゲームに関しては、微妙な判定が巨人側に転ぶことが多く、多少不運な部分もあったのだが、それでも勝たなければならないゲームだったと思う。首位を走っているものの、巨人相手に負け越してしまったのは残念である。

P．S　9回の吉川尚の守備は見事でしたね、川端の一二塁間へのゴロにスライディングキャッチで追い付き、スライディングの勢いで立ち上がり正確で強い送球を送るという完璧な守備を見せてくれました。山田も今日はダイビングキャッチから座ったままの送球でアウトを奪う素晴らしいプレーを見せたのですが、ゴールディングラブ賞争いということを考えると今シーズンは菊池涼よりも吉川尚がライバルになりそうですね。


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