前回の記事はこちらから→「2022年戦力外選手2」
寺島、中山、吉田大成に続いて近藤、山野が戦力外となっていたのだが、28日には、鈴木、宮台、内山太も来季の契約を結ばないとのニュースが飛び込んで来た。近藤、山野同様、鈴木に関しては育成契約が打診されるようだが、ドラフトでの獲得人数もそれ程多かった訳ではないので、このタイミングで3選手が戦力外になるのは少し意外な印象である。
鈴木裕太
・日本文理高校時代は、北信越を代表するパワー型本格派右腕だった。がっちりした体型から投げ込まれるストレートは力強さを感じさせてくれた。プロ入り後は、2軍でしっかり鍛えてきた印象であり、今シーズンは僅かではあるが、1軍に登録されたこともあった。同期の市川は、1軍での登板を重ねることが出来たのだが、鈴木には出番は回ってこなかった。今回の育成契約を打診という判断がどのような理由からなされたのか分からないのだが、少しずつではあるが、プロの世界で生きていくための術を身に付け始めていると感じている。コンディション不良などがないのであれば、育成契約となってもまだチャンスは与えられるはずである。もう一度支配下契約を勝ち取り、1軍のマウンドを目指してもらいたい。
宮台康平
・今シーズンは1軍のマウンドも経験したのだが、そこで結果を残すことが出来なかった。私が野球を見始めてから34年ほどが経過するのだが、その間ということで言えば、この宮台が「東大№1投手」である。過去記事はこちらから→「宮台康平を支配下で獲得へ」
もしかしたらヤクルトでその才能が開花する可能性もあるかな?と思っていたのだが、結果を残せずにこのまま引退する方向とのことである。しかし東大在学中から六大学を代表する投手として活躍し、プロの世界で勝負出来たこと自体が、次世代の進学校で野球に取り組む学生の道しるべになっているはずである。
内山太嗣
・育成ドラフトにかかり入団し、4年間プレーしてきたのだが、支配下契約には至らなかった。捕手というポジションで2軍ではしっかり出場機会を増やし、結果も出し始めていたのだが、支配下契約に至るためには、何か突き抜けたものを見せる必要があったということなのだろう。育成契約とは言え、4年間プレーできたということは、おそらく首脳陣からも評価されていた部分もあったのだと思う。私自身は、内山太のプレーを見ることは出来なかったのだが、4年間のプロ野球人生を次のステージでも活かしていってもらいたい。
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コメント
鈴木裕太はスピードボールの使い手として出てきて欲しかった。オリックスは言うに及ばずセの各球団にも剛球リリーフ投手がいますからね。育成打診なので完全な退団という形ではないならば、這い上がってくることを期待しています。
宮台は球団から来季の戦力構想に入っていたが本人の望みで引退という形みたいですね
内山太嗣はどうでしょう。捕手はブルペン捕手やスコアラーとして残る場合も多いですよね
左投手が少なくなってしまいましたね。下もいいですけど先発として育てているように見えたのでどうなるのかな
超匿名さんへ
鈴木は身体作りはしっかり行えているように感じます。来年もう一度支配下登録されるために頑張ってもらいたいですよね。
saboさんへ
宮台に関しては、そのような報道もなされていますよね。左投手の補強がありますかね?