普段あまり女子スポーツのことは書かないのだが、このニュースは素晴らしい快挙だと思ったので書き記しておきたい。
女子ソフトボールの世界選手権で日本が42年ぶり2回目の優勝を果たした。世界選手権がどれほどの大会なのかあまりよく分かっていないのだが、アメリカの8連覇を阻んだということで非常に価値があるものなのではないかと感じている。
フワッとした文章になってしまっているのは、この大会のことがあまり大きく取り上げられていないため、私の中でもどれほどの快挙なのかよく分かっていないからである。それでもオリンピックでは今回のロンドンから正式種目ではなくなってしまったため多分この世界選手権が世界一を決める舞台なのだと思われる。
前回の北京オリンピックで金メダルを獲得した時には、多くの国民に関心を持たれたソフトボールだが、オリンピックの正式種目から外されてしまうと人気は一気に下火になってしまったようだ。ロンドンオリンピックでは、女子サッカー「なでしこジャパン」一色である。
ここら辺がマイナースポーツの悲しい所である。4年前に比べてソフトボールのレベルが落ちたということはないだろう。しかしオリンピック種目から外されてしまった途端に注目度は一気に低くなってしまう。これがもしオリンピックの舞台だったとしたら、2連覇達成!などと大きく報道され選手たちも各メディアにひっぱりだこになっていたことだろう。いくらオリンピック種目から外されてしまったとはいえ、報道機関ももう少し取り上げてくれても良いような気がする。もちろん「世界選手権」とは名ばかりの大会で一流どころが参加していないのであれば仕方ないのだが…私もソフトボールに詳しい訳ではないのではっきりとしたことが言えないのがもどかしい。
それでもこの報道の少なさは、オリンピックに向けて大きく取り扱われる選手たちとの間に大きな格差を感じる。4年前には、「ソフトボール」を16年のオリンピックから正式種目に戻そうとする世論もあったはずなのだが…あれだけ騒いだのだからマスコミはもう少し光を当ててやっても良いと思う。
ソフトボールは、サッカーに比べたら非常にマイナーな競技だということは理解しているつもりだ。それでもオリンピック種目だけがスポーツではないのだから…日本では、女子ソフトボールもそれなりに人気のあるスポーツなのだから…
オリンピック種目だった頃には、スター選手がいた。宇津木、斉藤という強打者から始まり、守備の達人安藤、女イチローと呼ばれた山田、女魔神と言われた高山、北京で2日間にわたり413球を投げ切った上野など詳しくなくても数人は名前が出てくる。きっとこの世界選手権のメンバーにも素晴らしい選手はいるのだろう。それが伝わってこないもどかしさはどうしたら良いのだろう?
オリンピックの光と影を感じるニュースだった。そんな中でも世界一に輝いた全日本女子ソフトボール代表の皆さんおめでとうございます。
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