本日初めての試みとなる「現役ドラフト」が開催された。現役ドラフトの特性上、どのような経過を辿って、どの球団がどの選手を指名したのか?という部分はオープンにならない。その辺りを推測することは控えたいと思う。12球団の獲得選手、放出選手が発表されての印象は、ほぼ想定されたような選手が選ばれているな。というものだった。この制度が今後も続いていくかどうかは分からないが、とりあえず実施してみることは大切なことだと感じている。目的である「出場機会に恵まれない選手の救済」というものがどの程度叶うのか来シーズン以降注目していきたい。おそらく今のレギュレーションのまま継続していく可能性はそう高くはないのではないだろうか?今後少しずつ修正を加えて、選手にも球団にも有益なものを作り上げていってもらいたい。
過去記事はこちらから→「現役ドラフト」
それでは簡単に各球団の獲得選手について触れていきたい。
オリックス 渡邊 大樹(ヤクルト)
・オリックスの外野陣は層が薄い印象は全くないのだが、渡邊はオリックスへ移籍することとなった。ここ数年、代走と守備固めでの出場が主だったのだが、走塁も守備もクオリティを高める必要がある。スペシャリストととして生きる術を見出したい。
ソフトバンク 古川 侑利(日本ハム)
・左の先発タイプ大竹を放出して、右のリリーフタイプ古川を獲得した。パワータイプのリリーフは1枚でも増やしておきたいという気持ちが働いただろうか?
西武 陽川 尚将(阪神)
・左キラーとして、DH制度があるパリーグで出場機会を増やす可能性はあるだろうか?
楽天 正隨 優弥(広島)
・陽川同様DH制度があるパリーグでそのパンチ力を活かせるだろうか?正隨にとって勝負の年となりそうである。
ロッテ 大下 誠一郎(オリックス)
・個人的には大下はオリックスというチームに非常に馴染んでいる印象だったのだが、ロッテに移籍となった。ベンチでの声と元気いっぱいのプレーでロッテのムードメーカーになれるだろうか?
日本ハム 松岡 洸希(西武)
・今ドラフトで最も伸びしろを感じさせてくれる若手投手である。西武はよくこの投手をリストに入れたな。という印象である。日本ハムがどこまで育てることが出来るだろうか?
ヤクルト 成田 翔(ロッテ)
・秋田商時代に甲子園で活躍したスターなのだが、ここ数年フォームを固めることが出来ず、苦しんでいる。リリーフ左腕が少ないヤクルトで心機一転勝負してもらいたい。
DeNA 笠原 祥太郎(中日)
・今回の現役ドラフトでも1,2を争う実績のある投手である。怪我の違和感がなくなっていれば、復活する可能性のある投手だと思う。中日笠原⇔DeNA細川のトレードのような形となった。
阪神 大竹 耕太郎(ソフトバンク)
・阪神は投手陣が充実しているため、野手を獲得するのかな?と思っていたのだが、実績のあるサウスポー大竹を指名してきた。今回の指名選手の中であれば私もチームが野手の獲得を考えていたとしても大竹に向かったと思う。理解は出来る指名である。
巨人 オコエ 瑠偉(楽天)
・今現役ドラフトで最もネームバリューがある選手である。地元東京でもう一勝負してもらいたいものである。もう一度身体能力抜群の疾走感のあるプレーを見てみたい。
広島 戸根 千明(巨人)
・左のリリーバーは広島の補強ポイントの1つになっているはずである。その課題を埋める指名となっただろうか?
中日 細川 成也(DeNA)
・ラミレス監督時代に注目されたスラッガーも中々芽が出ないまま中日に移籍となった。中日の若手スラッガー候補と競争である。
ある程度想定された結果ではあるのだが、投手の人数が6名ということに少し驚いた。もう少し野手中心のドラフトになると思っていたため意外だった。そしてやはり捕手の指名はなかった。おそらくリストに入っている捕手自体少なかったと思われる。
後は西武が高卒4年目となる松岡を放出したことには驚いた。
ヤクルト関連の記事は改めて書きます。
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コメント
噂のあったオコエが本当に選ばれていたことと受け入れ先が巨人なのが味がある結果だったと思います。問題のあった中田が復活したのと同様に、心を入れ替えて奮起することが出来るのかが注目です。
見ている側としては面白い試みとしてイベントの1つとして楽しみにしていたのですが、編成を考えると球団にとっては毎年行われるのは負担なのではと思ったりしました。次回以降どうなっていくのやら。
超匿名さんへ
選手にとっても球団にとっても有益なものになれば良いのですが、まだまだ修正の余地はありそうですよね。