ミレッジが4番の仕事

ヤクルト6-2中日

試合前に松井淳の登録抹消が発表された。またしても長距離砲の離脱である。そんなチームで活躍してくれたのは、代役で4番に座るミレッジだった。

先発は、ヤクルト館山、中日岩田。1週間前と同じ先発カードだ。スタメンは、2軍と見間違えるような苦しいオーダーが続く。1,2番は、比屋根、田中浩、そして3番にファースト藤本、7番は昇格即スタメンとなった雄平、キャッチャーは川本。

苦し紛れのオーダーのヤクルトだが、初回から岩田に襲い掛かる。比屋根がヒットで出ると、田中浩がきっちりバントを決める。藤本四球でランナーを溜めると、4番ミレッジが先制3ランホームランを放つ。大きな大きな3点だった。3点をもらった館山は、まずまずの投球を続けるが、2回と6回に1点ずつ失い、点差を1点に縮められてしまう。追い上げられる嫌な展開になるがこういう時に仕事をするのが4番の仕事である。7回ヒットと2つの四球で作った2アウト満塁のチャンスでまたもやミレッジが走者一掃となる2ベースヒットを放ち、点差を4点に広げる。館山は8回に大島の打球が直撃し、降板となるが、その後を山本哲、バーネットが無失点で抑え、6-2で勝利した。

苦しい中エースと4番が仕事をしてくれた。前回完封勝利をあげた館山は、今日もまずまずの投球を見せる。雨で中断した後の6回に1点差に詰め寄られてしまうが、味方の援護を活かし、一度もリードを許さない投球を見せてくれた。「勝てる投手館山」が帰ってきた。8回に打球が直撃して降板となったのが心配なのだが、こうなったらフル回転してもらうしかない。

野手陣は、本当に苦しいオーダーが続きそうだが、4番ミレッジが代役とは思えない活躍を見せ、チームの全得点の6点を一人で叩き出した。畠山、バレンティン、松井淳がいない中、4番に座れるのはミレッジしかいない。2軍ではバレンティンが実戦復帰したようだが、1軍に戻ってくるまではミレッジに引っ張って行ってもらうしかない。本当に頼りになる助っ人だ。
その他では比屋根が昨日の猛打賞に続いて、2安打1盗塁と気を吐いた。比屋根にとっては今がチャンスである。ルーキーと言っても25歳、レギュラー獲得のチャンスは意外に少ないはずだ。バレンティンが戻ってきてももう一枠を確保するつもりで我武者羅に行ってほしい。2アウトから出塁してからのスチールは見事だった。

厳しい戦いが続くが、今いるメンバーでやっていくしかない。明日の試合もまずは先発の村中に期待し、ロースコアの接戦に持ち込みたい。4番ミレッジは徹底マークに合うだろう。となると5番川端がポイントになりそうだ。流れを引き寄せてほしい。

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