川端3割ならず。来シーズンに期待ですね。

ヤクルト０－１広島

今シーズン最終戦の注目は、ヤクルトファンは川端の3割、広島ファンは野村の10勝だったのではないだろうか？結果は2人ともに惜しくも記録達成とはならなかった。それでもこの両選手にはこれからの球界を長く背負える選手になってほしい。

ヤクルト七條、広島野村の先発で始まったこの試合。試合のほうは０－０のまま迎えた9回に天谷にタイムリーを浴びてしまい、０－１での敗戦となってしまった。シーズン最終戦は勝って終わりたい気持ちもあっただろうが、今日は結果は関係ない。きっちり調整してCSファーストステージを迎えてほしい。

先発の七條は、4回を被安打１の無失点と結果を残した。内外、高低を上手く使った投球ができていたのではないだろうか？増渕が苦しんでいる中なのでロングリリーフ、負けゲームでのリリーフとして十分使えるのではないだろうか？中澤、八木とともにシーズン最終盤に好投を見せてくれた。リリーフ陣にサウスポーが不足しているという現実はあるのだが、八木、中澤ともにリリーフ起用に向いているとは思えないし、左バッターを得意としているイメージもないので、七條の起用が最もしっくりくるような気がする。リリーフ適正はあるだろうか？投球スタイル的には器用にこなしそうな気がするのだが…
5回は、館山が調整で1イニングを任された。こちらは何も言うことはない。中日との初戦できっちりチームを勝利に導いてほしい。
6，7，8回は、日高、松岡、山本哲で1イニングずつ繋いだ。松岡、山本哲は危うく失点するピンチを招いてしまった。それでも松岡のボールも徐々に戻ってきているように感じた。そして山本哲に関してもボール自体は中々良いボールが投げれていたと思う。8回山本哲、9回バーネットという勝ちパターンを持てたということは今シーズンの大きな収穫ではないだろうか。CSでも期待したい。
9回を任された増渕は今日も不安定な出来となってしまった。そして怪我？もあったようで増渕にとっては最後の最後まで苦しい苦しいシーズンとなってしまった。CSは厳しいかな。
急遽登板となった赤川はタイムリーこそ浴びてしまったが、CSではリリーフ起用も考えられるだけに良い経験になったのではないだろうか？個人的には赤川は完全に先発タイプだと感じているので先発として起用してほしい。

野手陣では何といっても川端に注目が集まった。初の3割到達を目指しての試合だったのだが…非常に惜しい結果となってしまった。1打席目でヒットが出れば3割達成だったのだが、ファーストエルドレッドのダイビングキャッチに阻まれてしまう。それでも2打席目にヒットを放ち、3割への望みをつなぐと、3打席目も真芯でボールを捉えるのだがセカンド正面。4打席目もヒットは出ず、3割達成はならなかった。しかし今シーズンの川端は昨シーズンに続いて1軍でしっかり結果を残してくれた。怪我のない身体を作れれば打線の中心となる選手になるだろう？来シーズンは、川端と村中の05年ドラフト組が投打の中心に成長を遂げるシーズンになるはずだ。

CSに向けての課題も多くあるのだが、CSに向けての展望は明日以降に書きたいと思う。

そしてタイトル争いではバレンティンがホームラン王をほぼ確実なものとし、バーネットがセーブ王を獲得した。ヤクルトの外国人選手は本当によく活躍してくれる。スカウトの力だけでなく、チームの雰囲気なども好結果に繋がっているのではないだろうか？

最後に福地、宮出の両選手もシーズンでのゲームは今日で最後となった。しかしまだCSが残っている。現状でもチームの貴重な戦力である2人である。まだ「お疲れ様」の言葉をかけるのは早すぎる。CSでの劇的な活躍があるような気がしてならない。

P.S　何とかシーズン144試合の記事を更新することができました。ほとんどがゲームを見ずに書いた記事ばかりでしっかりとゲームを見ている方からしたら、印象と違う記事になってしまうことも多かったと思いますが、読んでくれてありがとうございました。個人的には好きなことを好きなように書けてとても面白かったです。これからもよろしくお願いします。

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