試合は見れなかったのだが、ここのところ西岡、粟生と帝拳が誇るチャンピオンが敗れている中でもう一人のチャンピオン山中が見事なKO勝利を収めて見せた。
相手はトマス・ロハス(メキシコ)。前回のダルチニアンのようなビッグネームではないが、名城、河野といった日本人ボクサーを倒した難敵である。テレビで見ていないのでどんな試合内容だったのかははっきりとは分からないのだが、7回のKOシーンは見事だった。左右の連打を当て、最後は得意の左ストレートが見事にロハスの顔面にヒットした。先輩の西岡のストレートを彷彿とさせるような素晴らしいパンチだった。
以前にもこの山中選手のことをブログに書いたのだが、私が想像していた以上に素晴らしいボクサーのようである。岩佐選手との日本タイトルマッチの激闘以降ファンになり、その後の試合は出来る限り見てきているのだが、試合の中で上手く自分の距離に持ち込んでいる。劣勢に見えるような展開でもいつの間にか山中のペースになっている試合が多いように感じる。今回の試合もそのような展開だったようだ。
西岡、粟生が陥落した今、この山中にかかる期待は大きい。
それにしても本当にここ数年は日本人ボクサーの黄金期のように感じるのだが、マスコミの扱いが少なく不満を感じている。今回の派手なKO勝利をきっかけに山中にもう少しスポットライトを当ててほしい。
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