さて日本シリーズ、アジアシリーズも終わり長かったシーズンも終了したと思いきや今日はWBCに向けたキューバとの親善試合が行われた。正直この時期のキューバ戦には特に興味がないのでほとんど見ていない。しかしこの時期に親善試合と言えどもプロ野球選手が参加する国際試合が組まれていることを考えると改めて時代が移り変わっていることを感じている。 野球太郎No.001 2012ドラフト直前大特集号 (廣済堂ベストムック) 新品価格
今日は幼い頃(小学校~中学校辺り)のプロ野球シーズン終了後のスポーツ観戦の思い出をざっと書いてみたい。プロ野球も日本シリーズ後に日米野球や日韓野球が行われていたことを記憶している。幼いころの私は真剣勝負だと思って見ていたため日米野球に関しては非常に楽しめた思い出がある。日本を代表する選手達がメジャーのオールスターチームに挑む姿は、正に夢の世界だった。メジャーリーグのチームのカラフルなユニフォームにも強く惹かれたし、個性的な選手の多さにはさらに惹きつけられるものがあった。
そんなに覚えていないのだが、全盛期のハーシュハイザーや若き日のランディー・ジョンソン(ダイヤモンドバックス時代にも参加している)などの伝説に残るような投手は印象に残っているし、ディブル(レッズ)などの160キロに迫る剛腕投手も強く印象に残っている。
野手でもケングリフィー親子などが参加し非常に面白かった。しかし年数を重ねるごとにお祭り色が強くなったこと(メジャーはずっとお祭り気分だったと思われるが…)野茂がメジャーに渡って、メジャーリーグが身近になったことにより少しずつ自分の中では興味が薄れてしまった。何よりアナウンサーが毎回お決まりのように「今回のメジャーは今までになく本気で試合に臨んできます。」というフレーズにうんざりしてしまった。それでも小学生の私にとっては大きな行事だった。
さて野球以外の競技のことも書いてみたい。小学生、中学生頃の私は、様々なスポーツをテレビにかぶりつくように観戦していた。
秋、冬のスポーツでまず挙がってくるのは、マラソン、駅伝である。男子マラソンでは、福岡、東京、別府、びわ湖。女子マラソンでは東京、大阪、名古屋。いくつもの名勝負が行われてきた。私が小学生の頃は男子マラソンも強かった。破天荒な走りを見せてくれた中山竹通、その中山に3度のレースで全て先着し、バルセロナ五輪の銀メダリスト森下広一、東京世界陸上金メダリスト「こけちゃいました。」の谷口浩美、一匹狼の天才早田俊幸など魅力的なランナーが多かった。
女子マラソンもまだまだ歴史の浅い競技だったようだが、オリンピック2大会連続メダリスト有森裕子、力を振り絞って走る松野明美、勝負強い浅利純子などなど多彩な顔触れだった。
駅伝も師走の実業団女子駅伝、全国高校駅伝、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝などは毎年見ていた記憶がある。実業団駅伝では、すでにスターとなっている選手の力走と若手、外国人の走りが楽しみだった。特にニューイヤー駅伝での旭化成を負かそうと様々な個性的なチームが挑んでいった姿が心に残っている。
全国高校駅伝では、西脇工、大牟田の戦いが印象に残っている。外国人留学生を起用した仙台育英は私の中では完全な悪役だったが、インパクトは抜群だった。ジェンガ、ギタヒは特に印象に残っている。西脇工、大牟田の選手達はそのまま大学、実業団に進んでスター選手となっていった選手も数多かった。当時は、実業団に進む選手も多かったと記憶している。
高校スポーツと言えば、年末年始に行われる高校サッカー、高校ラグビー、春まで行くと春高バレーがテレビ中継されていた。今では春高バレーも年始に行われるようになった。
高校サッカーでは、テクニックのあるサッカー王国の静岡代表のチーム、憎いほど強かった国見高校、隣県のライバル鹿児島実業などが印象に残っている。Jリーグが始まるまでは、この高校サッカー、元日の天皇杯が数少ないサッカーをテレビ観戦できる機会だった。
ラグビーは当時は人気スポーツだった。大学では早稲田、明治、大東文化大、法政大などが印象に残っている。特に早明戦、大学選手権は熱かった。個人的には明治の吉田義人の物凄いスピードと細かいステップワークに魅了された。その後に出てきたスクラムハーフの永友洋司もボールハンドリングの上手さと正確なプレースキックで強く印象に残っている。早稲田の堀越や今泉、大東文化のラトウ、オト、法政大の野性味溢れるナンバー8伊藤剛臣なども印象に残っている。
社会人では、日本選手権7連覇を達成した神戸製鋼に挑む三洋電機、東芝府中、サントリーなどが毎年激戦を繰り広げていた。ここ10年ほどのラグビー界はこの頃に比べると少し寂しく感じる。
その他にもウインタースポーツであればジャンプが好きだった。葛西紀明の驚異的な大ジャンプ、スケールの大きな西方仁也が特に好きだった。
このようにプロ野球のシーズンが終わっても楽しめるスポーツが数多く存在していたことを改めて感じる。このスポーツ熱は最近はなくなってしまったのだが、スポーツ観戦は私の唯一の趣味だった。ここら辺の時代90年代前半~中盤のスポーツ事情をいつか書いてみたいと思っています。
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