今シーズンのセリーグ最終戦。石井弘寿の引退試合ということ以外は、完全な消化試合なのだが、とんでもない試合展開となった。
ヤクルトの先発は赤川、広島は前田健太、赤川は、予想通りCSに向けての調整登板で2イニングを無失点に抑えた。先頭打者にヒットを許したり、四球を与えたりしたが、CSではビシッと抑えてくれることを期待したい。その後ヤクルトは小刻みな継投を見せた。2番手館山、3番手イム、4番手松岡は1イニングを三者凡退で抑える。しかし6回、怪我から復帰し、久々の登板となったバーネットが2本のヒットで1点を失ってしまう。大事な場面での投入は難しそうである。
7回には引退試合となる石井弘が登板。06年以来の登板は引退試合となってしまったが、松本高からストレートで三振を奪った。石井弘寿選手については、以前ブログに書いたので今日は、多くは書かないが、16年間のプロ生活お疲れ様でした。
後を継いだ増渕も7,8回とノーヒットに抑える。CSでは、中継ぎでの登板になりそうだ。9回は押本が三者凡退に抑える。投手陣は皆調整登板だったが、バーネット以外は、まずまずの投球を見せてくれた。CSに繋げてほしい。
さてここまで投手陣のことばかり書いてきたが、打線は、前田健太に完璧に抑えられてしまう。前田健太は、青木とホワイトセルに四球を与えたが、ヒットは1本も許さず、試合は9回に突入する。先頭のホワイトセルは、三振で1アウト、いよいよ記録達成かと思われたが、ここで途中からショートの守備に就いていた藤本がレフト線へ2ベースを放ち、大記録を阻止する。上田も内野安打で続くとすかさず盗塁を決める。田中四球の後、畠山のセカンドゴロの間に同点に追いつく。そして最後は、代打福地が、前回の広島戦に続くサヨナラタイムリー!最終戦の最終盤で物凄い試合展開を見せてもらった。
巨人も長野の代打逆転サヨナラホームランという劇的な結末だったが、ヤクルトも負けじとノーヒットノーランを阻止してからの福地のサヨナラヒットということで勢いを持ってCSに臨むこととなった。前回のサヨナラ勝ちの後の中日戦4連敗と同じ結果にならないようにしてほしい。
今日の試合、今後に向けていくつかのポイントがあったと思う。
①バーネットの不安定感。
②打線の不振。
③ホワイトセル復帰。
④遊撃手争い。
私は、この4つを挙げてみた。
①については、増渕を中継ぎにすることで凌ぎ、ファーストステージのバーネット起用は止めたほうが良いのではないかと感じた。
②については、③と④にも関わってくるのだが、打線があまりに繋がらない。今日は、危うくノーヒットノーランを食らってしまうところだった。個人的には、以前ブログに書いたように1番上田、3番青木を考えてほしいと思っている。
③も②と繋がってくるのだが、右投手の先発が予想される試合は、ホワイトセル先発も再考してもらいたい。確率は低くても長打のある選手は相手に対して威圧感を与えられる。
④については、森岡か荒木だと思われていたのだが、荒木が骨折で離脱してしまった。すると自動的に森岡が有力になる。しかし今日は、藤本がベテランの意地を見せた。普通であればこの2人の内のどちらかが先発と考えられるのだが…上田、ホワイトセルが先発となると、ファースト、ホワイトセル、サード、畠山もしくは上田、レフト、上田もしくは畠山が考えられる。すると宮本がショートに回らざるを得なくなってしまう。宮本の足の状態もあり、基本的には難しいと思うのだが、初戦を落とした場合は一つの策として考えても良いのではないか?と個人的には感じている。この策を使わなくても良いように森岡、藤本には奮起してもらいたい。
今週末からの巨人との短期決戦。絶対に勝ってもらいたい!
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