ショート川島

オープン戦　ヤクルト２－４オリックス

神宮でのオープン戦が始まった。先発の館山は、６回を被安打６奪三振５与四球１の２失点。投げるイニングも少しずつ増えてきている。調子はまだまだのようだが、開幕にきっちりと合わせてきそうである。調子が悪くてもそれなりに試合を作れる館山のような投手は貴重である。
２番手では先日打ち込まれた日高が登板した。１回を奪三振１の無失点。今日の起用法を見ると、もう先発での起用ということはありえなそうである。個人的には先発日高を見てみたいのだが、現状では厳しそうである。昨シーズン同様中継ぎできっちり結果を残してほしい。今日は右打者３人をしっかり抑えてアピールした。
悪い意味でちょっと気になり始めているのは押本である。中々結果を残せないでいる。今日も１回を被安打２与四死球２の２失点と結果を残せなかった。もちろん押本クラスの投手となればオープン戦の成績はそんなに重要なものではないのだが、そろそろビシッと抑え込むような投球が見たいものである。

野手陣では２番ショートで川島が起用された。ここ数年怪我で悩まされている川島がようやく１軍の舞台に帰ってきた。私はこの川島を非常に高く評価している。否評価していた。以前のブログにも書いたのだが、イメージとしては松井稼頭央のような華のあるショートストップになれる逸材だと感じていた。日本ハムからトレードでヤクルトに来たときは非常に喜んだことを覚えている。身体能力の高さを活かした野球はダイナミックであり、サイズの小ささを全く感じさせない。そんな川島が度重なる怪我からようやく帰ってきた。レギュラーを手中にしていた時期の状態にどこまで戻せているかがポイントとなりそうなのだが、ショートをきっちり守れているということは完全復調も近いのではないだろうか。
しかし打撃面では２軍でもそんなに打っていた訳ではなく、今日も４打数ノーヒットに終わってしまった。試合勘というものに関しては戻るまでにまだまだ時間が掛かりそうである。
川端の怪我もありヤクルトの遊撃手は誰が務めるのか全く分からない状態だが、私はこの川島を強く推す。しかしオープン戦でしっかり結果を出さないことには話しにならない。チャンスはまだまだあるはずだ。見守りたい。

その他ではここのところ少し当たりが止まっていた雄平が２本のタイムリー２ベースを放ってアピールした。何度も言うように雄平はとにかく打撃でアピールしていくしかない。守備、走塁は他の選手に比べて劣っている部分もあると思うのでそれを補って余りあるほどのバッティングに期待したい。レギュラー争いはまだまだ決着しなさそうである。
今日のオリックスの先発は若きエース西だっただけに中々打てないのは仕方ない。こういうゲームをどう勝ちゲームに繋げていくかが今シーズンのポイントの１つとなりそうである。


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