オープン戦 ヤクルト2-1日本ハム
オープン戦も残りわずかということでどのチームも公式戦を睨んでの実戦モードに入ってきている。そういう意味では今日の2-1での勝利というものはヤクルトらしくて良かったのではないだろうか。
先発の石川は、6回を被安打6与四球1の1失点。ランナーを溜めてしまうイニングもあり、6回で104球を費やしてしまったのは課題だが、昨シーズンに比べてキャンプ、オープン戦を順調にこなせたのではないだろうか。開幕投手は館山に譲ることになりそうだが、シーズン通してアベレージの高い投球を期待したい。今シーズンはやってくれそうな予感がする。
7,8,9回は松岡、山本哲、バーネットが1イニングずつを無失点で抑え、1点のリードを守りきった。今シーズンもおそらくこういうロースコアの展開が増えてくるだろう。それだけに今日のような勝ち方は大事である。
首脳陣の構想としては勝っているゲームの基本線は7回松岡、8回山本哲、9回バーネットということなのだろうか。イムが去り押本の調子が上がらない中でこの3人には大きな重圧がのしかかることになりそうだ。ファンからしたらまだまだ頼りない布陣に感じるかもしれないが、シーズン終盤にはこの3人が勝利の方程式と呼ばれていることを願いたい。いずれにしても今日に関してはナイスピッチングである。
野手陣は、WBCから帰ってきた相川が好調を維持している。今日は2打数2安打1四球と結果を残した。WBCの壮行試合からよくボールが見えているようだ。中村が簡単にレギュラーを奪取することはなさそうである。すでにベテランの域に入っている相川だが、WBCを経てまた一つ成長して帰ってきたのかもしれない。このままいけば開幕マスクは相川だろうか。
その他では田中浩とミレッジが打ってほしい場面でタイムリーを打ってくれた。主力組の調整は順調のようだ。
また2番センターで起用された上田も1ヒット1盗塁と最悪の状況は脱したようだ。バレンティンの怪我の状態にもよるが上田は何とかレギュラーを勝ち取ったのではないだろうか。開幕に間に合ったと考えて良さそうだ。
不安要素はバレンティンと川端だろう。2人とも開幕に間に合わないことも想定しておかなければならない。そうなるとまた先発オーダーが難しくなる。先発オーダーについてはまた開幕直前に書きたいと思う。
2人がいなければ得点力が落ちてしまうのは間違いないだろう。今日のようなロースコアの展開に持ち込んで勝ちを拾いたいのだが…昨シーズン交流戦の10連敗が頭をよぎる。不安は尽きない。
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