ヤクルト3-8巨人
さてすでに今日の試合が始まっているのだが、12日の試合を振り返りたい。まあ簡単に言ってしまえば力負けである。実力差を感じた一戦だった。
ヤクルトは今日からバレンティンが復帰し、即3番ライトで先発出場となった。そして1番にはミレッジを起用し、2番に川島、5番に岩村、6番に田中浩、7番に雄平と大幅に打順を入れ替えてきた。
すると初回ミレッジがいきなり先頭打者ホームランを放ち、チームに勢いを与える。巨人に勝つとしたら先行逃げ切りしかないと思っているので最高の滑り出しとなった。しかし2回に雄平の3ベースを活かせず、追加点を逃すとその裏、ロマンがボウカーに逆転2ランを浴びてしまう。
その後ヤクルト打線はホールトン相手に塁上にランナーを賑わすものの得点を奪うことは出来ない。それでもロマンが3回~5回までを三者凡退で切り抜けると6回に雄平の逆転2ランホームランが飛び出す。先発起用に応えるように3安打と打つ方では結果を残した。
打つ方ではと書いたのは、次の回に守備で大きなミスをしてしまい、チームの勢いを止めてしまったからだ。3回から好投を続けるロマンはこの回も1アウトを取り、続く坂本もセンターフライに打ち取ったと思ったのだが、雄平が目測を誤り、2ベースヒットにしてしまう。このミスで流れは巨人に傾く。阿部に同点タイムリーを浴びると、村田ヒットの後、代わった久古がボウカーに3ランを浴びてしまう。おまけにロペスにも一発を浴びてしまい、一気に試合を決められてしまった。
今年のボウカーは怖いと感じていたのだが、やはり良いバッターである。2本のホームランともそんなに甘いコースのボールではなかったのではないだろうか。それでも6回裏は左のワンポイントが期待されている久古だけに痛い失点となった。先日もDeNAの石川にホームランを浴びた久古。その時も今回もコース的には甘いコースには感じなかったのだが軽々とボールを飛ばされてしまった。テレビで見ている限りでは昨シーズンよりはいいボールを投げているように見えるのだが、球威がイマイチなのだろうか?それともリリースポイントが思った以上に見やすいのだろうか?いずれにしてもこれでは苦しい。
打線はバレンティンが戻ってきたが、本調子にはまだまだといった印象が残った。それでもチームの現状を考えると試合に出ながら調子を戻してもらうしかないだろう。1番にミレッジ、バレンティン、畠山の3,4番、宮本でなく岩村の起用、センター雄平の起用は、巨人戦の戦い方として間違っていないと思う。この3連戦一つでも勝ちを拾ってほしい。ファンとして声援を送り続けたいと思う。
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