またも中村紀、ブランコに…最後は金城…力負けかな…

ヤクルト４－５×DeNA

昨日に続いて先制してリードを奪ったものの村中に続いて赤川も援護点を活かして投げ続けることが出来なかった。中村紀、ブランコにはまたも一発を浴び、せっかくの６連勝の勢いも完全に止まってしまった。

注目していた１，２番は、田中浩、川島の順番で並べてきた。個人的には順番が逆なのだが、田中浩に当たりが戻ってきていること、ミレッジの打席で盗塁、エンドランを仕掛けることが出来ているのでこの並びでもOKかなと思う。その１，２番コンビは初回から動く。田中浩がヒットで出ると川島は送らずにバスター。内野ゴロに倒れてしまうが結果的にランナーを進める。そして２アウトから畠山がタイムリーを放ち、昨日に続いて先制する。
２回には田中雅、田中浩の２ベースでまず１点。すると川島にもタイムリーが飛び出し点差を３点に広げる。

ヤクルトにとっては昨日に続いて願ってもない形の展開となったのだが、今日も先発の赤川が踏ん張りきれない。３回には１アウトからまさかの三者連続四球で満塁のピンチを招いてしまうと内村に犠牲フライを浴びてしまい、１点を返されてしまう。この回は何とかこの１点で止めるのだが、赤川は突如制球を乱すことがある。そこまでコントロールが悪い印象はないのだが、もう一踏ん張りが出来ない。４回には中村紀に日米通算２０００本安打となるホームランを浴びて点差を１点に詰められてしまう。
そして赤川はこの回で降板となってしまう。球数はまだ７３球だったのだが小川監督は非情な決断をした。ブルペン陣の層が薄い中での継投には驚いたが、この小川監督の決断に赤川は何かを感じなければならない。今日の試合だけを考えるとこの継投は失敗に終わってしまう。
５，６回はロマンが無失点で抑えるものの、７回から登板した押本は２アウトから井出にヒットを許すと、続くブランコに３試合連続となる逆転２ランホームランを浴びてしまう。ブランコはもう少し穴の大きな打者というイメージがあったが、今シーズンの爆発ぶりは凄まじいものである。
８回には石山が掴まるものの、ミレッジの好返球などで追加点は許さない。そして９回、代打の森岡がヒットで出ると２アウトから畠山がタイムリーを放ち、土壇場で同点に追いつく。このまま一気に流れはヤクルトに傾くと思ったのだが、昨日に続いてそう簡単にはいかない。

９回から登板した山本哲は、１０回のマウンドにも上がる。赤川が４回でKOされてしまったしわ寄せがここにのしかかってきてしまった。２イニング目となった山本哲は、１アウトから金城にサヨナラホームランを浴びてしまい、連敗となってしまった。

昨日に続いて先行逃げ切りのヤクルトの得意パターンに持ち込んだかと思ったのだが、先発投手が踏ん張りきれなかった。勝てるゲームを落としたという意味ではこの連敗は非常に痛いものとなってしまった。

先程も書いたように今日の試合だけのことを考えるなら４回で赤川を代えたことは失敗だったと思うのだが、赤川はこれで３試合続けて先制点をもらいながらも逃げ切ることが出来なかった。これは反省しなければならない。この継投が長い目で見た時に成功と言われるためにも赤川には奮起を促したい。次回の登板で今シーズン初勝利を挙げてほしい。
それにしても昨シーズンから中村紀に打たれまくっている。他チームとの対戦はどうか分からないのだが、ヤクルトキラーと言っても良いくらい打ちまくっている。これはどうにかならないものだろうか？ブランコ、中村紀の２人のうち少なくともどちらか一人は抑えてもらいたいものである。まあ力負けの印象が強い。DeNA打線は良い打線である。
サヨナラホームランを浴びた山本哲についてはあまり責められない。しかし１０回に代打を出さずに１１回に賭けた采配は少し弱気だったのではないだろうか？結果論と言われてしまうかもしれないがあまり好きではない采配だった。

野手陣は、田中浩、畠山に当たりが戻り、積極的な仕掛けも見られてきた。相手チームに少しは嫌がられる打線になってきたのではないだろうか。金曜日からの阪神、中日との６連戦で勢いを止めないようにしてほしい。


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