八木完封！ミレ２発！バレダメ押し！

ヤクルト５－０DeNA

久々の快勝である。それにしても八木は素晴らしい出来だった。（今日も観戦は出来ていませんが…）これでようやく白星が増えた。

八木ー三嶋というフレッシュな先発２人による投げ合いとなったこの試合。八木を援護したのはミレッジ、バレンティンの助っ人コンビだった。
５－０という大差がついたゲームではあったのだが、ヤクルト打線は三嶋の前に８回でヒット６本、三振１０個と抑え込まれてしまっている。それでもそのヒットの内３本がホームランと言うことで合計５点を取ることに成功した。打ち崩したとは言えないが、今シーズンのヤクルトを象徴するような点の取り方である。

まずは３回に２アウトランナーなしの場面でミレッジに場外ホームランが飛び出しまず１点。５回には四球の山田を２塁に置いた場面でまたもやミレッジに２ランホームランが飛び出し、リードを３点に広げる。その後６回７回と三者凡退に抑え込まれてしまうが、８回には内野安打の上田を１塁に置いた場面でバレンティンのバースデーホームランとなる２ランが飛び出し、点差を５点に広げる。今シーズンここまでほとんど八木を援護できなかった打線が、今日はミレッジ、バレンティンのホームランで５点を八木にプレゼントする。

今日の八木には十分過ぎるほどの援護点だった。前回の広島戦も５回まではほぼ完璧な出来だったのだが、今日も序盤からストレートが走り、変化球のキレもコントロールもほぼ完璧だったのではないだろうか？初回に先頭の石川にヒットを打たれる立ち上がりだったが、この回を無失点で凌ぐと後は、スイスイと９回まで投げ切ってしまった。９回１３０球を投げ、被安打３奪三振８の無四球完封という数字は「お見事！」の一言である。相手のDeNA中畑監督も八木に対して「脱帽です。」というコメントを残している。どうやら八木はプロ入りしてから２軍でも最長で７回までしか投げたことがなかったようだが、今日は６回以降一人のランナーも許さない物凄いピッチングを見せてくれた。今日の投球で一皮剥けたと見ても良さそうな気がする。
元々潜在能力は高く、投げるボールの質はチームでも上位と思っていたが、ここまでコントロールが安定するとは思ってもみなかった。今日の無四球での完封という結果には正直驚いている。これは今後に期待が出来るのではないだろうか？０８年ドラフト組は、赤川、日高、中村、新田とそれぞれ結果を残し始めているのだが、高卒組の中では怪我もあり最も出遅れていた八木が一気にトップに立とうとしている。赤川、日高も八木に触発される感じで調子を取り戻してもらいたい。
今日の八木の投球は大いに褒めていい内容だ。それだけに次回の登板が気になる。次回も素晴らしい投球を披露することが出来るのならば、今後のヤクルトの巻き返しにも光が差し込み始めそうである。

明日は前回の登板が雨で流れてしまったプロ入り初先発となる古野が登板する。前回の登板が流れてしまい、下手をするとそのまま登板なしと言う状況も考えられなくはなかったと思うのだが、首脳陣は明日の先発に古野を指名した。この期待に応えるようなピッチングに期待したい。プロ入り２年目と言っても２７歳である。結果が求められる立場である。
相手の先発は、前回の登板で打線が捉えられなかった高崎である。調子の良い時は手の付けられないようなピッチングを披露するイメージがあるので、簡単には勝てないと思うが、そろそろ連勝が見たい！今日は助っ人に助けられたが、明日は日本人野手の活躍にも期待したい。


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