相川、飯原、バレンティンの3発で打ち勝つ。阿部は10年ぶりの勝利。

ヤクルト8-6DeNA

先日書いたように今週は連勝のチャンスがあると感じていたのだが、昨日今日とDeNAに勝利し、約1か月半ぶりとなる連勝を飾った。昨日の快勝からは一転投手陣が掴まり苦しい展開となったが、好調な打線が試合をひっくり返した。内容にケチを付けるよりも久々の連勝を素直に喜びたいと思う。

プロ入り初先発となった古野は、3回を被安打4与四球3の3失点という内容の投球となってしまった。まあ想定の範囲内の投球ではあるが、欲を言えば5回までは持ってほしかった。内容も簡単に四球を与えてしまうなど誉められるような投球ではなかった。4月に巡ってきたリリーフでのチャンス、今回の先発でのチャンスと今年の古野は2軍ではそれなりの結果を出して1軍での登板のチャンスを勝ち取っている。しかし1軍の壁に跳ね返されている状態だ。もう一歩半と言ったところだろうか?今日のような無駄な四球が無くなればもう少しやれそうな雰囲気はあるのだが…先発かリリーフかどちらが合っているのだろう?それとも松井光のような便利屋的な投手になっていくのだろうか?早く自分のポジションを確立してもらいたい。今年はチーム事情的にはチャンスの年である。

序盤に3点のリードを奪われた中、打線は、4回まで毎回ランナーを出すものの高崎を捉えられない。しかし5回に打線が繋がる。1アウトから上田が四球で出ると、2アウトからバレンティンが2ベースを放ち、チャンスを広げる。すると5番相川がレフトスタンドに飛び込む3ランホームランを放ち、試合を振り出しに戻す。これで勢いが出たのか、続く宮本がヒットで出ると、代打飯原の勝ち越し2ランホームランで2点を勝ち越す。
2アウトからの5得点と言うことで打線が繋がった。それにしても相川のホームランには驚いた。バレンティンの後を打つことになる5番は非常に重要な打順なのだが、まさか相川がここまで5番にハマるとは思ってもみなかった。もちろん一時的なものだとは思うのだが、この相川の打撃面での好調さは嬉しい誤算である。そして宮本がヒットの後の飯原の勝ち越しホームランも個人的には非常に嬉しかった。ここ2年間、今年も含めれば3年間期待を裏切り続けてきた飯原だが、潜在能力は高い選手である。選手として一番脂がのる時期の歳に差し掛かっていると思うのだが、長いスランプが続いている。最近ようやくヒットが出始めているが今までに比べてチャンスが与えられる回数は減っていると感じている。ここ2年間の不振を思うと仕方ないことなのだが、結果を出すことによってチャンスを掴み取ってもらいたい。今日は「ナイスバッティング!」

続く6回にはバレンティンに2試合連続となる2ランホームランが飛び出し、リードを4点に広げる。このまますんなり逃げ切れれば良かったのだが、7回に村中がモーガンに3ランホームランを浴びてしまい、点差を1点に縮められてしまう。村中の調整法に関してはどうすれば良いのだろうか?昨シーズンは「とても口では言えないような特訓」をして復調したのだが…今シーズンはどうするのだろう。もしかすると今日は7~9回までを投げ、しっかり抑えることが出来れば来週からは先発復帰と言うプランもあったのではないだろうか?(もちろん私の憶測でしかないが…)しかし村中は期待に応えるどころか1回3失点と結果を残せなかった。首脳陣はどういった決断をするのだろうか?

それでも8回石山、9回山本哲のオールスターコンビが無失点で抑え、打線も9回に田中浩の2ベースをきっかけに岩村の内野ゴロの間に1点を追加し8-6で勝利した。

ヤクルトにとって1か月半ぶりの久々の連勝となったのだが、それ以上に久々だったのが、2番手で登板し勝利投手となった阿部だった。何と今日の試合での勝利が10年ぶりの勝利だったということだ。そんなに勝っていなかったことに驚いた。ルーキーだった近鉄時代に2勝を上げた時は、岩隈にそっくりな投球フォームでかなり注目されたはずなのだが…その後1勝もできていなかったとは…
松山商業時代甲子園で快投した時の記憶もあり、ヤクルトに入団した時は密かに期待していた。昨シーズンもオープン戦では結果を残していたのだが、1軍定着とは行かなかった。しかしこの1勝を期にかつての輝きを取り戻してもらいたい。まだ28歳である。これからである。

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