①今日も投手陣崩壊②鶴岡一成に注目

ヤクルト４－１１DeNA

昨日のブログに６，７点の援護が欲しいと書いたが、６，７点では全然足りなかった。４－３とリードした７回に２アウトランナーなしから８点を失い、試合は決まってしまった。バーネット、石山も打ち込まれてしまい、最悪の形で前半戦が終了した。
オールスター前に悪い部分が出て良かったと考えるようにしたい。オールスター期間にどこまで投手陣を修正できるだろうか？チーム全体で何とかしたいところだ。
そしてもう一つ、この３連戦で非常に目立っていたDeNAの鶴岡についても少し取り上げてみたいと思う。

投手陣に関しては誉めるところがほぼ無いと言った内容のゲームとなってしまった。先発の赤川は、今日も球のキレ、コントロール共に不十分でこのままでは先発ローテを任せられる状況ではないことがはっきり分かった。３回を投げて被安打３与四死球６の２失点。昨日の村中に続いて開幕からの不調が今も続いている状況である。赤川も深刻な状況と見て間違いなさそうだ。
２番手の木谷も２イニング目となった５回に簡単に２アウトを取りながらも、井出、多村に連続２ベースを許し、同点に追いつかれてしまう。
そして３番手のバーネットは、前回の登板に引き続き、６回は三者連続三振と完璧な投球を見せたものの、２イニング目となる７回は木谷同様簡単に２アウトを取りながら、そこからヒット３本与四死球２つを与えてしまい、逆転を許すと、ピンチで登板した石山もDeNA打線の勢いを止められず、ブランコに３ランを許すなど、結局この回は、バーネット、石山で８点を失ってしまう。これからも勝ちゲームを任せたい投手なだけに先日の広島戦、昨日のDeNA戦以上にダメージが残る投手陣崩壊となってしまった。
もしかすると今日のゲームは継投失敗という捉え方をする方もいるかもしれないが、私は、今日の継投に関しては特に問題ないかと思っている。結果としては、バーネットに２イニング目を任せたことが大量失点につながってしまったのだが、前回の登板から球威も戻り、今日のゲームも６回を完璧に抑えていたバーネットをもう１イニング続投させるという起用法は当然の采配だと思う。ましてや前半戦最後のゲームで次の試合まで間隔が空くので、バーネットには少しは無理してもらう必要があった。しかしバーネットはその期待に応えきれなかった。それでも１イニング目は完璧な投球を見せているのでバーネット自身の状態は上がってきていると考えられる。オールスター明けはクローザー起用も考えられるところまで来ていると思う。
オールスター休み期間中にもう一度戦力分析ができればと思っているが、とにかく早急に投手陣を整備し直したい。ファンとしては劇的な変化に期待したい。

そして今日はもう一つ、DeNAの鶴岡選手を取り上げてみたい。相手チームの選手を取り上げることは少ないのだが、取り上げたいと思うほどにこの３連戦はいいようにやられてしまった。
第１戦目は、好投の八木から２点タイムリー２ベースを放ち、第２戦目は、４－３で１打点、そして今日の第３戦は、３－３で２打点と物凄い活躍ぶりである。
テレビ観戦できていないし、普段からこの鶴岡を注目することはなかったので、細かいことは分からないが、プロ１８年目にして開花しかけていると考えても良いのではないだろうか？
これまでこの鶴岡に怖さを感じたことはなく、私だったら若手の成長株高城にマスクを被らせたいと考えるところなのだが、その高城を退けてこの鶴岡が正捕手に座っている。正直この中畑監督の起用はどうなのだろう？と思っていたが、結果を見るとこの起用が当たっている。
この鶴岡、神港学園時代に甲子園にも出場しており、高校時代から注目されていた捕手だった。元々打撃力を買われていた部分もあったと思うのだが、プロでは全くと言って良いほど通用していなかった。出場機会も少なく、巨人に移籍した際に、阿部の代わりにマスクを被っている印象が少しある程度の選手だった。
それでも少しずつ出場機会を増やし、昨シーズンからDeNAに復帰し、レギュラーを獲得しようとしている。捕手と言うのは非常に特殊なポジションであり、打撃成績だけが評価されるポジションではない。そして基本的には、しっかりしたレギュラー捕手がいるほうがチームにとっては良いことが多いため、１人の捕手が長年チームを支えることも少なくない。しかし稀に鶴岡のように長い年月出場機会に恵まれなくても突如としてレギュラーを獲得する選手が出現するポジションでもある。
そのチャンスを鶴岡が掴もうとしている。打撃面で何かを掴もうとしているのではないだろうか？またバレンティンに対してはっきり勝負を避けるなど思い切ったリードをしている印象もある。（バレンティンの攻めに関してはベンチの考えもあると思うが…）この３連戦まで全くノーマークでいた選手だけに専門家がこの鶴岡をどう評価しているのか、またDeNAファンがどう評価しているのか気になる所である。DeNAを影から支える存在になっているのなら後半戦のDeNAも大崩れはしないのではないだろうか？

今日は他球団の選手の話題が多くなってしまいました。ヤクルトファンの皆様申し訳ありません。

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